コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【 紅狐編 】
「 アンタ なんて … っ 、 しんじゃえばっ … ‼︎ 」
もう 聞き飽きた 。
俺の家 は 、 代々 神社に祀られる 天使族 だ 。
なんでかなんて しらない 。
獣人の天使 なんて 珍しい から じゃない ?
俺を 産んで 、 母が 死んだ 。
俺は 「人殺し」 ならぬ 「神殺し」 になってしまった 。
父も母も 神様 だ 。
俺たち天使は 神様 見習い 。
でも 、 俺は いつまでも 落ちこぼれ だった 。
長女の真冬は 、 俺を 殺そうと した 。
長男の真夏は 、 俺を 刺した 。
次女のうららは 、 俺を 軽蔑した 。
次男のゆいとは 、 俺を 無視し続けた 。
俺は 、 兄弟 に されるがまま だった 。
父 「 … ゆらら 、 大丈夫 か ? 」
唯一の 味方 は 、 ″俺のせいで″ 妻を 失くした 父だけ だった 。
大好きだった 。
父さえいれば 、 ゆららは 生きていける 。
ボコッドガッ
ゆらら 「 げほッ 、 姉様 ッ … ぁ゛ ( ぽろ〃 」
真冬 「 お前 が 産まれるからッッッ ‼︎ ( ボコッ 」
真冬 「 母上が 亡くなった ッッ ‼︎ 神殺し っ ‼︎ ( ドガッボゴッッ 」
ゆらら 「 ぁ゛ぅ ッ … すみませッ゛ 、 ( 〃 」
父上が居なくなって 、
毎日 変わるがわる 誰かに 殴られる 。
たまに 、 まぁその 、 ちょっと えっち な 事 も されたりとか 。
… しにたい 。
父上 が いれば よかったのに 。
父上 も 思っただろうか 、
本当は 、 ゆららじゃなくて 、 母上が いればよかったのに 、 って 。
ゆららは 窓から 飛び出した 。