第3章〜僕の宿命〜
バイトをしている途中僕は倒れたようだ。
幸い命に別状はなく、すぐ復帰はできるらしい。ただの過労。医者たちにはバイトを減らせと言われるがそんなことは出来ない。何故かって?5年しかない。少し減らすことで月給も減る。過労死してもいいから結菜を救いたい。僕にとって結菜を5年後も生き残らすことが宿命なのかもしれない。ただ、過労という宿敵もいる。宿命を果たす対宿敵の一騎打ち。闇バイトをやれるならやりたいがさすがにそこまでは結菜に怒られる。結菜には私のために尽くしてくれるのは嬉しいけど樹季が倒れて死んだら意味が無いから程々にしてね。と言われた。それは守るべきだと思った。
もっといい所で働けばいい。時給の高いところで働けばいいとよく言われるが、そんな所に雇ってもらうほどの学歴もない。となると少しでも貰えなおかつ掛け持ちできる方がいいと考えた。確かに辛いし毎日しんどいけど、そのたび結菜の笑顔を思い出すとより一層頑張ろうと思えた。
独りだと何も出来ないことも多々あるが、2人いれば1人より心強く、なにより支え合って達成する喜びを分かち合え、ひとりでできなかった事が出来るようになる。だから僕たちは手を取り合うことが必要なんだと思う。
世の中にはひとりで抱えている人が沢山いる。その人たちは
生まれてきたことを後悔したこと。
一人ぼっちだと勘違いしたこと。
自分を受け入れなかったこと。など様々なことを思うこと。ただそう思うのは僕はいいと思う。確かに、ひとりで抱えきれないこともあるが、ひとりで悩む必要は無い。そういう人たちの周りにも必ず家族、友達、身内、話せる人というものはいる。いつだって一人で生きてる訳では無い。
僕はこういうことを発信することも大切だと思う。インフルエンサーとしてお金を稼ぐのもいい収入源になる。ただ結菜は僕の働きすぎに申し訳なさを感じていた。結菜はいつもごめんねというが、ぼくはなぜ謝っているのか分からない。これは僕が結菜の為に身勝手にやってる事。ただそれが救いになるなら僕はそれ以上を求めない。僕らは今後一生一緒にいることを誓った。理不尽な世の中だけどふたりなら理不尽を耐えれる。ほかの人なんて考えれない。僕は僕自身の責務を全うするのみ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!