今日は山にピクニックに来た
ママとパパと一緒にご飯食べて、遊んだ
けどママ達は用事があるらしい
すぐ戻るといって下山してしまった
待った。何十分、何時間、何十時間も
待ったけどママ達は来なかった
もう太陽が2回も登ったよ
いつになったらここにくるの、?
そう悩んでいると白いワンピースを着た女の子に話しかけられた
事情を話すと悲しそうな顔をしながら
「お母さん達が迎えにくるまで私の家に来ないかと聞いてきた」
「うん」
その日から俺たちは一緒に暮らし始めた
その女の子は
食べれるものと食べられないものを教えてくれたり
狩りの仕方、調理の仕方などを教えてくれた
優しい
俺も本当はお母さんが来ないのは分かっていた
でも、時々これを口にしてしまう「お母さん、まだかな」
そういうたびに彼女は「来るよ、ちょっと用事が長引いてるだけだよ」と「大丈夫、迎えに来るよ」
そう慰めてくれてた
彼女は優しい
そんなところに惹かれたのか、いつからか目で追うようになっていった
一緒にいてくれないと今までとは異常なほど寂しいと思うようになった
それは恋というらしい
俺は少女に恋をした
俺が告白すると付き合ってくれた
それから俺らの距離はどんどん縮まっていった
「好きだよ」
「私も好きだよ」
疑問に思うことがあった彼女は少女のままだった
どうやら彼女は山神の使者らしいだから死なないのだとか、
私は年老いていった
「ゲホッゲホッ」
「はい、水」
「ありがとう」
私はこれで最後のようだ
「今までごめん、そしてありがとう。愛してる」
彼女は泣きながら「こちらこそありがとう、愛してる」
「愛してるよ、ずっと」
少女は泣いていた
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