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少女レイの続き
💙side
俺には好きな人がいる。
💚「あ!せんせー!!」
そう、まちこだ。
まちことは小学生の時からの仲だ。多分俺の片思い。そんなことは分かっているし、このままでもいいと思っていた。
でも、いつからだろうか。この関係に満足出来なくなったのは、
MOB「まちこーこれ教えてよ! 」
💚「全然いいよー!どこがわかんないの?」
💙「……チッ」
俺だけがまちこと仲良くしていればいい。
まちこも、俺がいればいいよな。
そうだよな?
俺は考えた。まちこが俺だけのものになるためにどうするべきか。俺は必死に考えた。
そうだ。
💙「俺だけがまちこの味方になればいい」
そこからは特に何も考えなかった。
最初いじめた時。まちこは絶句していた。もちろん誰も味方をするはずはなく、味方をしたのは俺とニキだけだ。
💛「っおい!!誰だよこんなことした奴!」
💙「まちこ。あんなの気にすんな。」
まちこをいじめ、俺が助ける。他の奴らは俺が主犯だと気づいていたが、俺に気に入られたいがために、いじめに加担したり、まちこの味方に着くやつはいなかった。
ただ、ニキが邪魔だった。ニキも多分まちこのことが好きだ。ニキをどう消すかを考えている時、ニキから呼び出された。
💛「しらばっくれるのも大概にしろよ。」
あ、こいつ気づいてたのか。鈍いやつだと思ったが、頭はそこそこ回るようだ。
💙「……笑あーあ!バレてんのか」
そこから俺はニキに俺の作戦の話をした。
ニキの目は軽蔑という言葉が相応しかった。ニキには言わないことを約束させた。
こいつも誰よりもまちこの事が大切だ。言わないと踏んでいた。
元親友と別れたあと、
💙「俺、いつから変わったんだっけ…っ」
この心の叫びは、誰にも聞こえなかった。
その数日後。まちこは学校に来なくなった。
多分ニキがバラしたのだろう。
クラスメイトもやりすぎたと感じてザワザワしている。
💙「チッ」
イラつきが止まらない。まちこが離れていくのだったら意味がない。
💙「早く堕ちろよ…」
MOB「…っえ?」
💙「あ゛?」
クラスメイトの情けない声が聞こえた。イライラが溜まっていた俺は無意識に声を出していたようだ。
MOB「いや」
震えながら、クラスメイトはこう言った。
MOB「○○市で、緑のウルフカットの学生が線路から飛び出して電車に轢かれて
意識不明の重体で搬送されたって
ニュースがでてきてて…」
💙「…………は?」
○○市とは、まちこちゃん達が住んでるところだと思ってください。
次回、最終回です。