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あれからというもの、、1週間経った今でも上手く話せていない、、、それどころか目も合わせる気なし!!
(ム、ムカつく、、、!!!)
どうやら気合いでいくしかないらしい。
それから私は物凄い勢いで彼を呼び止めてみる作戦に出た。
朝
「お〜い!!春川さぁん!!!」
「……………」
▶スッ…秒で逃げていった。
昼
「あのさ!一緒にお昼ご飯食べよう!」
「………結構デスー」
▶なぜかドン引きされたのであった。
放課後
「ぜぇ…はぁぁあ…………………春川さん…一緒に帰らない?ふぅぅ……」
「……………………あ”〜…もう、、分かった分かった…帰ればいいんだろ?」
やった!!!ついにきた!!!!!よくやった!今日の私!!!
▶ミッションコンプリート
シホはレベルアップした。
心の中の達成感に浸っていると、遠い目で春川さんが私のことを見ていた。
春川((こいつヤベェ奴だな))
そんなことを思っているとは知らず、ルンルンで帰り道に着く。
「お前、懲りないな。てか、しつこすぎるだろうが、、、精神力、ゴキ〇リかよ、、、」
「なんとでもいいなさい!ふん!」
「拗ねんなよ。」
はぁぁぁ、、これ何話め?(※7話目)
「メタいから止めろ」
隣を歩く春川さんに気持ちを察せられたのか、注意されたが無視無視。
私、、、こんな数話で話を進展させられるなんて、、、え?天才なのかな!!?
なんて、作者に怒られそうな発言は置いといて、、
「春川さんって、なんで声掛けても無視なの?」
「…話すのめんどくせぇ。 」
「勿体ないな、、顔面偏差値高いのに、、」
「興味ないな。弟さえいれば別にいい。」
「弟さんがいるんだ?」
「まあな。すっげぇ可愛い……………って違くて!今のは、その、忘れろ!」
照れたような口調で話す春川さんはいつもと違う雰囲気をまとっていた。
その横顔が、とても綺麗だった。
目が合いそうになったので、ふいっと急いで横を向く。
そして、誤魔化すようにポツリと言った。
「……弟さんに会ってみたいな」
「…え?」
爆弾発言を受けたかのような、キャラ崩壊寸前のびっくり顔をされて、私までびっくりしたのだ。
(え…?変なこと言ったっけ??)
「弟への面会は拒否だ。ばぁかっ!」
「は、はぁ!?なんでよ!!!」
「お前みたいな、ゴキ〇リに弟を会わせられる訳ないだろーが!舐めとんのか!!!」
「し、失礼な!!そんなんじゃないから!」
(なんでだよ!!!!いいでしょ!別に!)
私そんなにヤバい人だったのだろうか。
みんなはどう思う?全然、普通だったであろう。ね?ね!?
「はぁ、、お前と話すの疲れるわ。俺、道こっちだし、じゃあな。あんま声かけるなよ。めんどくさいから。」
「またね!」
そうして、私の今日の一日が終わった。
あれ?肝心なこと忘れてる気がしないでもないんだが。
あ!!!!お弁当!!!!今日こそ深堀してやろうと思ったのに!
待ってなさい!!春川さん!!!!!!!