「やっほ〜叶(かな)〜!久しぶり!!」
「優香(ゆか)!?久しぶり!!…ゴホ!ゴホッ!」
「叶、どうしたの?風邪?体調悪いんだったら電話切ろうか?」
「ううん、大丈夫!ただのインフルエンザだから!」
「え!?インフルエンザなの!?じゃあなおさら電話したらダメじゃん…。あ、そういえば最近、物騒だよね…。叶も気をつけないとダメだよ?」
「そうだね…優香の言う通り、最近本当に物騒だよ。私の家の近所も最近、通り魔事件が多発してるらしいし…。」
「そうなんだ…ってか、この前もなんか別の事件起こってなかった?」
「あ〜!たしか殺人事件があったってニュースで言ってたよ。」
「何でも、突然誰かが部屋に入ってきて後ろからロープで首をギュッ、ってされるらしいよ。怖いよね〜…」
「何それ〜。普通なら絶対気づくじゃん…。まあ、私なら即で返り討ちにしてやるけどね!!」
「即で返り討ち〜?言うね〜、叶。本当にできるの?」
「ちょっと優香〜。私にできないと思ってるの?余裕なんだからっ!!…ゴホッ!ゴホッ!」
「叶!?大丈夫!?」
「………ごめんごめん〜。大丈夫。体調不良が悪化してるみたい。」
「叶、本当に大丈夫?声変わってるよ?電話切ろうか?」
「ううん。本当に大丈夫。あ!そういえば、今度優香の家に遊びに行きたいんだけどね?道忘れちゃったから…教えてくれない?」
「ちょっと叶〜。私の家に何回も来たことあるでしょ〜?」
「ごめ〜ん!本当に忘れちゃって…。住所教えてくれたら行くよ✨️」
「もう…。仕方ないな…。◯◯町の△△番地だよ。覚えた?もう忘れないでよ?」
「わかった。ありがとう!!今度絶対行く✨️」
「じゃあ、来れるように準備しとくから、安静にしときなよ?」
「うん!!早く元気になるね!!」
……なんか最後のほうの叶の声…男性みたいな声だったような…まぁ、気のせいか。
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