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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「よしっ!みんなで飲みにいこうぜー!」

唐突に発せられるその言葉の主は、自分の1つ歳上であり、少々…いやだいぶめんどくさい木兎光太郎さんだった。

「…!!みん、なで飲みに?!?!」

そんな木兎さんの言葉に続け目を輝かせながら、ふぉぉっ!と嬉しそうにする人物は俺の最愛の相手 日向翔陽。

橙色の瞳を大きく見開き飛び跳ねている想い人を見てつい口元が緩んでしまったが、木兎さんのめんどくさい発言を思い出し、緩んでしまった口元は元に戻った。

そんな俺を気にせず木兎さんは

「おう!日向は俺達と行くの初めてだろ!な!行くだろ!赤葦!黒尾!」

と黒尾さんに問いかける。

木兎さんに問い掛けられた黒尾さんは、ニヤリとしながら「ったりめーだろ、ちょうど飲みたかったんだよな」

とOKの返事を出す。

黒尾さんがOKした事により木兎さんは嬉しそうにして、俺の方を見つめる。

それにつられ日向も俺の方を見つめてくる。

…あぁこれはいいと言わなくちゃダメな流れだ…

成人を迎えた俺達はつい先程まで共にバレーをしていたのだ。

高校の夏の時、生川高校の合宿で第3体育館で練習をし合ってた俺達は高校卒業してからもたまにバレーをする時がある。

月島や灰羽、孤爪を誘う時もあるが、月島と孤爪はほんとうに極たまにしか来ない。灰羽は大体来てくれるのだが、今日は用事があるらしく泣きながら断わっていた。

俺はバレーをするのが嫌いでもないし、日向が居るならと今ここにいる。先輩たちはめんどくさいが…

そしてある程度何時間かバレーをやった後、今に至る。


別に飲むのが嫌な訳では無い。むしろ日向と一緒に飲めるだなんてこれほど幸せなことは無い。

だが、木兎さんがものすごくめんどくさい。黒尾さんは酒に強いらしいが、木兎さんはすぐ酔ってしまう。

そして酔ったあとが問題だ。

「よぉ〜〜赤葦ぃ〜日向と上手くいってるぅぅ〜?なぁ〜聞いてんのかよぉ〜あかーしぃぃ…ねーってばぁぁ返事しないと日向に赤葦の秘密ばらしちゃうぞっと」

とか言いながら俺の腕にしがみついて頭をグリグリ擦りつけてくる。これが日向だったら別に問題はないが…いやむしろして欲しい…が、相手は自分よりもガタイがいい先輩だ。めんどくさいの言葉しか出てこない。

それに日向の前でそんなこと言われたらこっちの身が持たない。

それで嫌われたらどうしてくれるんだ。

というか、すぐ酔うくせになぜ毎度毎度自分から誘う、自分の限界を把握しといてくれ


そんなことを頭の中でグルグルと考え込んでいたら、服の裾を誰かに掴まれた気がして、視線を下に動かしてみると、そこには日向が俺の服の裾を掴んで上目遣いしているではないか、

可愛い行動を起こす想い人に、頭が回らなくなって固まっていると想い人が爆発発言を落とした。


「…あ、あの俺…どうせなら…赤葦さんとも一緒がいいです…だめですか…?」


俺の服の裾を掴みながら上目遣いでこんな爆発発言を落としてくる想い人が可愛すぎて思いっきり押し倒したい衝動に襲われるが、先輩たちがいるのでその感情は無理矢理にでも抑えた。

多分2人っきりならやらかしているだろう。

俺の返答を待っている日向は、頬を少し赤く染めて俺を見つめてくる。

あぁ可愛い。なんて可愛いんだ。どうせ飲むなら2人っきりが良かった。こんな先輩たちがいない所で、そして押し倒して共に一夜を迎えたい。


そんな事を心の中で思いながらも、理性を保ち日向の頭を撫でながら答えを出す

「もちろん、一緒に行くよ。でも気をつけてね、木兎さん酔うとめんどくさいから」

俺の言葉を聞いて、やった!と嬉しそうにする日向が可愛くて、横で「めんどくさいってなんだよぉ!!」とギャーギャー騒いでる木兎さんの声は耳に届かなかった。


そんなこんなで、4人で最寄りの居酒屋へと足を運ぶ。

俺と黒尾さんと木兎さんの3人で来ることはよくあるが(2人に無理やり連れていかれて)日向と一緒に来るのは初めてで、正直すごい楽しみだった。

というか日向は法的に酒を飲めるようにはなっているが、日向自身、酒を飲めるのか。

成人して高校の頃よりかは成長した日向だが、それでも特有の幼さが消えることなく存在している。

そんな日向が酒に強いとは思えないが…どうなんだろうと考えていると、

「…赤葦さん…一応俺酒飲めますからね?!」と頬を膨らましながら俺の隣に座っている日向が声をかけてくる。

気がつくと、店の中に入っていて、みんな席に着いていた。

きっと気が付かないうちに俺が日向をまじまじと見つめ過ぎたのだろう。そして自分が酒を飲めるのか心配になっているのではと察した日向がちょっと怒りながらも俺に喋りかけてきたというところだろうか。

「あはは、ごめんね、つい……日向何頼む?」


頬を膨らます姿が可愛らしいなと思いながら、そう返答する

……というか、なんで俺の隣が日向なんだ??

まさかと思い、向かい側を見ると、木兎さんと黒尾さんが俺をニヤニヤしながら見つめてくる。

あぁ…あんたらの仕業か。

こればっかりは感謝しますと意思表示で会釈する。


「皆さんは何飲むんですか!やっぱ生ビールとか?!」

木兎さん達が満足そうに笑っていると、日向がそう問いかけてくる。

その問いかけに木兎さんが「おう!俺は生ビールだぜ!な!黒尾!赤葦もたまに生飲むよな!!」と黒尾さんと俺に話を振ってくる。

いや、あんたらに生ビールを無理矢理勧められて飲んでるだけですけどね。と言いたい気持ちは抑えて

「…まぁ、はい、そうですね」

と答える。

それに対して黒尾さんが答えながら日向に話を振る

「まぁな、チビちゃんは?何飲むの?」

日向は手を顎に当てながら、うーーんと悩んでいると、

「あっ!じゃあ俺もみんなと同じで生ビールにします!!あんまり強いお酒とか飲まないんですけど、どーせならみんなと同じやつがいい!」

と橙色の目をキラキラさせながら言ってくる。

どうして日向はこんなにも可愛いのだろうか…


またそんなことを考えていると黒尾さんが了解と言い、店員さんを呼び注文をする。

頼んだものが来るまでの間は談笑をしていた。

すると日向があっ!そういえば!と言ってくる。

なんだ?と黒尾さんたちは日向の方を見つめ、俺も日向の話を聞く姿勢に入る。

日向は笑顔でこう言った。


「赤葦さんが木兎さんすぐ酔うから気をつけてねーって言ってたのを聞いて思い出したんですけど、俺、この前何人かと飲んだんですけど、その後俺が酔っちゃったみたいで!!どんなことがあったか?って聞いたら誰も答えてくれなかったんですよ!!もしかして俺なんかやらかしたっ?!って思って…先輩たちの前で恥ずかしいことしたらどーしようって今思っちゃって…」


そう淡々と話す日向を目の前に俺は動揺した。

俺以外の人と飲んだことが…ある…だと…??と。

しかも酔った日向を見ただと?

羨ましすぎる。

羨ましいにも程がある。なんで誘ってくれなかったんだ。俺だって酔った日向見たいし、顔が火照ってちょっとえろくなってる日向を見たい。理性が保つか分からないけど…


そんなふうに悔しがっていると木兎さん達がにやりと笑みを浮かべながら、

「なぁ日向ぁー!ちょぉぉっと強いお酒に挑戦してみる?」

「強いお酒ってのはなぁ、強い代わりに弱いやつよりうめぇんだよなぁ…酔った時は安心しな、赤葦がいるから」

と日向に強い酒を勧める。

俺はその現場を見て思った。

まさかあんたら…酔った日向を見させてくれるんですか?!

……たまには気が利くじゃないですか…

そんなことを思いまた日向に視線を戻すと

素直で純粋な日向は目をキラキラさせて

「飲む!飲みます!!!赤葦さん頼んますね!」と言ってくる。

頼みます…??それは…一体

…まさか、酔った時俺に酔いを覚ませて欲しいってことか?それはもちろん…性行為で…?


俺だって健全な成人男性だ、性的欲求がないといえば嘘になる。もちろん日向のことをそう言う目で見てるし、日向にそんなこと言われたら自分を抑えられない。

「赤葦誤解してねぇか?」

「多分な、まぁいいだろ」

向かい側から聞こえたその声の意味を考えることなく俺は考え込んでいた。









────────────────────────

「……んぅ…ぼくとさぁーん…くろおさん…なんで逃げるんすかぁ…」



……一体何が起きている???

俺がちょっとトイレに行っている間、何があった?


俺がトイレから戻ると、そこには左手で黒尾さんの腕を掴み、右腕を木兎さんの腕に絡めて、木兎さんにべったりくっついてる日向がいた。



事が起きたのはちょっと前の事だった。

黒尾さんと木兎さんに強めの酒を勧められた日向はその酒を飲んでしまい、ぽー…としながら俺を見つめてくる。

その顔は火照っていて想像以上にえろく俺の下半身がやばい事になりそうだったのでトイレに行って頭を冷やしてこようとした。

そして戻ってくるとこんなことになっている。

木兎さんと黒尾さんは俺が戻ってきたのに気付いたのか

「うわぁぁっ違うんだ!違うんだァ赤葦っ!!ひ、日向がくっついてきてるだけで!ちがくて!」

と体を震わせながら慌てふためく。

黒尾さんも顔を青ざめていることから、俺の顔がすごいことになっているのが分かった。

そんな俺を気にせず酔った日向は木兎さんにさらに近づく


「ぼーくーとさーんっ、なんか…めっちゃ震えてますねー、寒いんれすか…?俺あったかいですよーほらぁー」


そう言って日向は、木兎さんに顔を向けながら木兎さんの膝の上に乗る。


………なんだそれ…羨ましい…いやそんなことより、この状況を説明してもらわねば、

木兎さんをじとりと睨みつけると、木兎さんがビクッ!と体を震わせる。

その瞬間…有り得もしないことが起こった。


─ちゅ♡─

聞きたくもないリップ音が木兎さんの方からする。

俺の酔いが完全に覚めた瞬間だった。俺の目の前で日向が木兎さんにキスをしていたのだ。

黒尾さんがそれはやばいと思ったのか日向を引き剥がそうとすると、また ちゅっ♡とリップ音がする。今度は黒尾さんらしい。

日向にキスされた黒尾さんと木兎さんは固まって動かなくなる。

日向は動かないのをいいことに黒尾さんと木兎さんに何度も口付けをする。

想い人が自分の目の前で他の人にチュッチュと何度もキスをするのに耐えられる者がいるか。

俺が日向に近づくと同時に、日向が木兎さんの口の中に舌を入れようとした。

その瞬間俺の理性がブチ切れた。


日向の後頭部を右手で抑え、左手で日向の腰を触り、抱き寄せた。

その瞬間、日向の唇を俺の唇へと触れさせ、食らいつくような口付けをしてやる。


「んぅっ…ふぁ…、はぁ…んっ」

などとヤラシイ吐息を出す日向の口の中へ舌を侵入させ、

わざと音が出るように日向の口内を舌で濃厚に犯していく。

ビクビクっと跳ねる日向の体を左手の人差し指で、つー…と首筋から背中を触れば日向から甘い声が出た。

そんな日向を見て、俺の下半身はどんどん熱をあげていく。

名残惜しいが口を離し、机の上にバンッと叩きつけるように自分と日向の飲んだ分の金を置く。


「…では、お持ち帰りしますね。さようなら。木兎さんたちは、後日覚悟しておいて下さい」

と台詞を吐き捨てて店主に会釈した後、日向を抱えて店を出る。


俺の腕の中にいる日向は状況が把握出来ていないようで、頭にはてなマークを浮かべていた。

そんな日向の唇へと俺は視線を寄越す。

薄桃色でぷるっとした唇は先程、俺以外の男の唇と触れ合ったのだ。

思い出すとまた腹が立ち、日向を自分の方に寄せて触れるだけの口付けをする。

早く帰りたい衝動に俺は早足で自分の家へと足を運んだ。


家に帰っても日向の酔いは覚めていないようだった。

ぽーっとしてる日向を俺のベッドに寝かせた次の瞬間、俺のあと残りわずかの理性が完全にぶち壊れた。

俺が日向をベッドに寝かした瞬間、日向が俺の首に腕を回して、とろんとした顔で

「あ…かあしさ……あかあしさ…んの唇ってやぁらかいっすね…」

と言ってくるのだ。

これはもう誘っているとしか思えない。

日向に理性をぶち壊された俺はベッドに寝っ転がった日向に覆い被さる。

「…あんまり煽らないで」

そう口にすると、日向は俺の唇に自分の唇を触れさせる

「隙ありぃ〜」

とへにゃりと笑う日向にもう俺も我慢できなくなってしまった。

日向の首筋にキスマークをつけ、それと同時に日向の服の下に手を入れる。

キスマークをつけられるのに慣れてない日向は「んひゃあっ?!」

と可愛らしい声を上げる。

その姿に安心と同時にそそられてしまい、日向の胸の突起へと手を運ぶ


「あ、か…あしさっ」

とはぁはぁと息をしながら、俺の名前を呼ぶ。

あぁ…これはもう、日向が悪いよな。

そう考えた俺は気にせず、日向の胸の突起を摘む。

その瞬間、日向は体をびくっと跳ねらせる

その姿があまりにも可愛すぎて、少し意地悪しようと思いついた。

「ねぇ…日向、ここコリコリしてるよ…そんなに興奮してるの?」

プルプル震える日向の耳元でそう囁く

「ひぅっ…やぁ、そこ…やぁっ」

…なるほど、ここ弱いのか……待てよ、もしかして日向…耳も感じるんじゃ…?


「…なに?嫌なの?ほんとは気持ちいいんだろ?」

再び日向の耳元でそう囁いたあと、日向の耳朶をぱくっと噛んでみる。

すると日向は

「ひぁぁっ!んあっ、やぁっ…そ、れ、やだあっ」

と、甘い声を出して、必死にいやいや言っている。

あぁ…可愛い。

やだとか言いながら、日向のスボンはテントを張っている。

俺が日向の下半身を舐めるように見つめている

と、それに気付いたのか日向が自分の手で下半身を隠し

「やぁっ…みな、いでっ……みちゃだめ…だからっ」

と瞳を潤ませながら言う。

「…退かして、気持ちよくしてあげるだけだから」

と自分でもいつもより声が低くなっていることがわかるような声で囁きながら、日向の両手首を左手で掴み日向の頭の上へ持っていき抑える。

「ひぅ…」

と口を小さく開けながら言う日向の唇へと噛み付くようにキスする。

深く深く口内を犯した後、日向の下半身へと目線を向けると、そこにはじっとりと染みが浮かんでいた。

「…ここ、濡れてるよ?そんなに気持ちよかった?…ふふっ日向ってえっちだね?」

俺とのキスで感じてくれたのが嬉しくて可愛くて、また意地悪してしまう。

だって可愛いんだからしょうがないだろ。可愛いのが悪い。

俺の言葉を聞いた日向は

「うぁっ…んっ…も、やだ…あか、しさいじわる…」

と言いながら自分の下半身へと日向は手を伸ばす。

何をするのかと見つめていたら、日向は自分のハーフパンツを脱がし、ぽろんっと出てきた可愛らしいペニスをぎこちなく擦り始める。

「はぁ…は…んぅっ」

先走りでびちょびちょになったそれをぎこちなく扱う日向は甘い声を静かにあげる

…これはなんの冗談だ?

可愛すぎる…

俺の腕の中で一人で自分のを扱っている日向が可愛すぎる。

酒のせいでもあるのか媚薬を使われたように敏感な日向の身体も火照って涙やヨダレで既にぐちょぐちょになってる日向の顔も、全てが全て愛おしくてえろい。

あぁ…もうだめだ。いれたい。

日向の中に入りたい。

日向を感じたい。

日向の全てを暴きたい


「…はぁ…もうむり、日向…とりあえず慣らすね」

いきなりいれたらきっと痛いだろうから、日向の有無を聞かず、そのまま俺は日向のアナルへと手を伸ばす


「……すごい濡れてる。これならすぐ慣れるね…?」

指を1本いれたら余裕でずぶっとはいる。

そのまま2本と増やしてもまだまだ余裕だ。

酒のせいで媚薬みたいになっているのだろうか?

ぐるぐると思考を働かすが、

「んあぁぁっ?!」

と悲鳴に似た甘い声を日向が出したことにより、俺の意識はハッと戻る。

どうやら前立腺に触れていたようだ。

体をビクビクっと震わせている日向をよく見てみたら、日向の胸元には白い液が散っていた。


「……もしかして…中で…イったの?」

「ふ…ふぁ…あ、あぁっ…も、やだ、あかしさ…んの指…きもち……はぁ…も、むり」

中を扱っていただけでイった日向に驚いている

と、日向はまた俺を煽るような言葉を発する。


「…俺ももう無理。いれるから…止めてって言ってもやめないからね?」

また日向の有無を聞かず俺は日向の中から指をずるりと抜き、ガチガチに固まった俺のペニスを日向のアナルに宛てがった。

ずちゅとヤラシイ音がなるような強さで日向の奥へと思いっきり俺は突いた。

「んひゃぁっ?!?!あぁっ…」

思いっきり突いたことに日向は甘い声をこれでもかと出す。

俺が日向の中を突く度に、日向もそれに合わせて甘くやらしいく可愛い声を出す。

あぁかわいい。

あの純粋無垢で元気に空を飛んで、太陽のように明るい笑顔を纏っているあの日向が、今俺の腕の中でこんなにも乱れてる。

こんなにもやらしく乱れている。

日向の反応を見るからに処女は俺が貰ったのだろう。

その嬉しさのあまり、俺自身はどんどん熱を持っていく。

「あぁぁっ、あか、しさんおっき…くしないでぇっ」

更に固く大きくなったそれに日向はいやいやと首を横に振るが、それでも甘い声は止まらない。

ほんとに可愛い。

いっその事…俺だけのものになって


もう他の男とキスなんかするなよ

俺だけのものになってくれ


「ねぇひなた…お願いだから……俺だけをみて」


ぐっと力を込めて今までにないくらい奥を突くと、日向と俺は同時に絶頂を迎えた。


疲れ果てたのか日向は規則正しい寝息を立てて寝ている。

さっきまでの、えろい顔がまるで無かったかのように純粋で可愛い顔で寝ている。

俺は日向の体を綺麗にした後、1人風呂に入りに足を運んだ。




ドゴンッと凄まじい音を立てながら俺は頭を壁に思いっきり叩きつけた。


「やって…しまった……」

酒が抜けたのか知らないが、急に我に戻った俺は先程やった事を後悔する。

いや後悔はしてないが…なんというのだろう……

この後の日向が怖い。

どう接してくるのか

嫌われた?避けられるとか?

むりだ。むりむり。

そんなの耐えられるわけない。

だけどあの白くて柔らかい肌や、バレー選手としては薄い筋肉、火照った顔に、甘い声

普段の日向とのギャップをいざ思い出してみると、どうしてもさっきしたことが間違ったことは思っていても後悔できなかった。

だってみんなそうだろう?

男なら好きな人の1回や2回抱きたくなるだろう?

それにあんな可愛いこという日向が悪い。

まぁ俺も悪いんだけど…


そんなことをぐるぐる考えながら風呂から出て、日向が寝ているところに戻ると

なんとまぁ、日向は起きてるじゃないか


「……え」

「……あか…あしさん?」


驚きのあまり俺は金縛りにあったように固まり、情けない声を出す。

日向はそれに気づいたのか綺麗な瞳を俺に向けながら俺の名前を呼ぶ。


「あ、あと…えと、昨日はごめ「赤葦さん!すきです!!!」


とりあえず謝らなければと口を開くがその言葉を遮るかのように日向は俺の服の裾を掴み、信じられない言葉を発する。

日向の発した言葉に俺は驚きを隠せず、

「……え?…え?ひな…いま…なんて?」

なんて柄にもなく動揺を見せる

そんな俺を気にせず日向は言葉を続ける。

「あの…俺、実は赤葦さんのことすきで…その、昨日はごめ…んなさい。でもやっぱこの気持ちは言わなきゃって思って…」


俺の一番欲していた言葉を日向は耳を真っ赤にしながら俯き発する。

いきなりのことで理解が追いつかなかったが、ゆっくりと思考を巡らせて今の状況を理解する。

その瞬間俺は、膝から崩れ落ち頭を抱える


「……うれし…すぎる。日向と両想いなんて夢にも見てなかった…」

少し涙ぐんだ声でそう返事をすると日向は顔を真っ赤にしながら言う。

「…実は…その、赤葦さんの言ってたこと…俺だけを見てって…あれで俺両想いなんだって知って…すげー嬉しかったです…だからそのっ!」

「まって…俺から言わせて…ずっと好きでした。こんな形になっちゃったけど、俺と付き合ってください。幸せにします」

俺の服の裾を掴んでいた日向の手を取り、抱き寄せてそう言う。

手順は完璧に間違ってしまったが、これでいい。そのおかげで日向にこの想いを伝えれたんだ。

日向は橙色の綺麗な瞳を大きく見開き数回瞬きした後、口を大きく開いて言った。

「嬉しいですっ!!!よろしくお願いします!!」


こんな形になったけど、こうやって幸せを手に入れたんだ。

もう他の男とキスなんかさせない。

日向の酔ったところも、日向のえろいところも、全部全部俺だけに見せてくれればいい。


絶対幸せにする。

この幸せを逃がしたりなんかしない。



────────────────────────

読んでいただきありがとうございました!!

独占欲強めな赤葦さんや、酔うとキス魔になる日向くんをかきたかった。

分かりずらいところも多々あったと思いますので、これから改善していこうかと思います!



葦日末永くお幸せに

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コメント

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ブクマをしないわけがない!文章使いが天才(૭ ᐕ)૭ いつも素敵なお話()ありがとうございます😭

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