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朝。
今日も始まった。
ていうか自分が勝手に今日を迎え入れてた。
もうこんなこと考えるのやだな。
って思いながらベッドから起き上がると、
そこには苦しそうにうずくまっている冬弥くんがいた。
「と、冬弥くん!?大丈夫?どうしたの?」
「み、ずき、助けて」
「ど、どこが痛いの!?」
もうちょっとボク、冷静になれ。と思う。
そして、冬弥くんからの返事はなかった。
だんだん力が抜けてく感じ。
怖かった。
でも、気づいたら病院にいた。
「冬弥!大丈夫!」
「冬弥!大丈夫か!」
「青柳くん…」
「…あ、瑞希」
「まだ…目は覚さない」
コンコン
「失礼します」
「あ、お医者さん」
「先生、冬弥くんに何があったんですか」
「疲労ですね、すぐに目を覚まします。それより、何か思い当たることはありませんか?」
思い当たること?冬弥くんは疲れてたってこと?
一番一緒にいたのはボク…
ってことは冬弥くんはボクが負担になってたとか
そんなのやだ
なんで…ボクは…
「勉強しすぎただけです」
「「「「冬弥/冬弥くん/青柳くん!?」」」」
「そうですか…では1週間ほど学校はお休みして…それからもきをつけてくださいね」
「はい、じゃあ帰ります」
「え、大丈夫なの?」
「ああ、大丈夫だ」
もう、ボク、よくわからないや
冬弥くんの心がわからない。
冬弥くんの何もかもわからない。
ボクって…なんでこんなとこにいるんだ?
そうじゃん。ボクがいなくなっても。
何も変わらないじゃん。
そう思ったら、勝手に病院から出ていた。
走って、逃げてた。