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srhb
ネタ気味
口調キャラ崩壊
ご本人様とは関係ありません
「たらい、女の子になりましょう。」
「は?」
「女の子になりましょう。」
「いや、二回言わなくてもわかるわ。え、なんで⁉何徹したん?」
「私をなんだと思ってるんです!?えーっと、今日で3徹目です。」
「やっぱ徹夜しとるやん‼」
「凪ちゃん説明すくなすぎぃ」
「あ、せらお。」
「アキラは寝てな。僕が説明するから。」
「じゃあ私はたらいに着せる服を考えてます。」
「寝てろって言ってるでしょ。」
「…わかりました。」
テンポが良すぎる会話をしたのち、奏斗がニッコリ笑顔でいった。
「ひば、女装して。」
「なぜ⁉」
「僕の実家の方の関係でパーティーに招待されたんだけど、いろいろ怪しくってさ。僕が行くことは確定してて、セラには護衛をしてもらうつもり。アキラはこっちで後方支援してもらってひばはどうするかってなったときに僕のフィアンセにすればいっかなぁって。」
「よくねぇよ!?てかそれなたアキラの方が適任じゃね?身長的にも。」
「見ての通りアキラは寝不足だからさぁ、休ませたいじゃん?」
「それはそうやけど。」
「え、奏斗、俺それやだ。」
「セラもわがまま言わないで。」
「だって俺が雲雀の彼氏なのに…。」
「えー…。あ、ならさ、僕一人で行くから僕の招待客としてセラとひばが来るってのは?」
「もしもん時奏斗守れんくなるけど…。」
「逆におとりになって怪しいやつをおびき出すの。」
「危険やない?」
「だって、それしかなくない?」
「なんかごめん。」
「いいのいいの。まあ、ひばが女装するのは確定ね。」
「何で⁉」
「そっちの方が怪しまれないから。じゃあ準備するかぁ。」
――――――――――
と、言うことで。…どういうことで?
アキラがいろいろ準備してくれた服に着替えた。
「アキラこれ苦しい。」
「我慢してください。女装に苦労はつきものですよ。」
「へーい。」
コルセット?を付けられくびれを表現してるからかめっちゃ苦しい。
「こいつ、顔がいいな、くそが。」
化粧してるときになぜかアキラに悪態をつかれたが比較的いつものことなのでスルーする。
「…はい、できましたよ。」
「ありがと、アキラ‼」
「いいえ。気をつけていってきたくださいね。」
「おう‼」
部屋を出てセラおと奏斗が待っている外に向かう。
「おまたせ。」
奏斗は白いジャケットを羽織っており、セラおは黒いジャケットを羽織っていた。
普通に似合うなこいつら。
俺もしかして釣り合ってない…⁉
セラおが俺の手を取って微笑む。
「可愛いよ雲雀。似合ってる。」
さらっとやってくるセラおに頬が熱くなった。
「ひゅーひゅー熱いですねーお二人さん。」
奏斗が冷やかすように言ってくる。
なんか目ぇしんでね?
「とりあえず行こうか。」
用意された車に乗りそのパーティー会場に向かった。
――――――――――
「わぁ、」
きらびやかなシャンデリア。
ドレスやらスーツやらを着た人がグラスをもって談笑している。
誰もが一度は想像するようなそんなパーティー会場。
「すっご。」
セラおも驚いているのか目を見開く。
奏斗は見慣れてるとでもいうようにさっさとその中に入っていった。
「ほら、招待状出して。」
奏斗にそう言われバッグの中から招待状を出す。
受付の人はにっこり笑って通してくれた。
「あーいう人たちって何考えてるかわかんないから怖い。」
奏斗が入ったばっかりなのにうんざりしている。
確かにほかの客には不愛想やったな。
風楽の名はだてではないらしい。
「僕はいろんな人に挨拶してくるから二人はここにいて。」
「了解。」
奏斗が立ち去りセラおと二人っきりになる。
ボーイさんがお酒を進めてくるが断って横に並んだ。
「すっごいな。ここ。」
「そうだね。」
「てか、セラおスーツめっちゃかっこいい。それガーネット?」
「そうそう。奏斗がくれた。」
「ええ!?そうとうよさげなやつやぞ…⁉」
「雲雀も可愛い。珍しいね。赤いドレスなんて。」
「そうやろ?アキラが『セラ夫とならぶんだったら赤ですね。』って」
「ちょっとセクシーだね。」
「そういうことさらっというな!」
セラおとそんなやり取りをしていると見知らぬ男がやってくる。
これは挨拶せなあかんパターンか?
「どうも。」
「こんばんは。」
にっこり笑ってやり過ごそうとする。
まじで誰やこの人。
「君たちは風楽の坊ちゃんとどんな関係で?」
それを聞きに来たのか。
周りの人も気になってるのかさりげなく意識をこちらによこしている。
俺らが奏斗に招待された客だって広まってんのか。
さてどうしたものか。
友人じゃ舐められそうだし。
かといって知り合いだと遠すぎるしな…。
「答える必要ありますか?」
「セラ⁉」
「ふむ…。それもそうだな。失礼。君はいい度胸をしているな。」
セラおがきつめの声でそういったが、男の人はそれに感心したのかすぐに去っていった。
「せらお、おま、危ないやろ。」
「だって知らない人だし。」
そんなやり取りをしていると奏斗が戻ってきた。
「さっき絡まれてたけどだいじょぶそ?」
「とりあえず。」
「…。てか俺思ったんやけどさ、もしかして俺まわりから男たらしに見られとらん?」
金髪碧眼のイケメンと高身長イケメンに囲まれとるぞ俺。
「だいじょぶだいじょぶ。ひば可愛いし。そうゆう邪な目で見てくる奴は消すから。」
「どうやって⁉」
「冗談だってぇ。」
怖すぎるやろこいつ。
てか冗談に見えん。
「とりあえず!楽しむぞ‼」
アキラには悪いけど!
――――――――――
「夜も更けてきたし帰るか。」
「せやね。」
いくらかパーティーに参加して帰ることにした。
セラおが珍しくお酒を飲みまくってふにゃふにゃしてる。
「ほら、セラお。帰るぞ。」
「んー。」
チュッと口づけられた。
「はぇ?」
「ひばり可愛い」
ちゅっちゅ、とキスがたくさん振ってくる。
「酔ってるぞこいつ‼」
「ちょ、せら?セラお?一回外出るべ。」
「えぇ。雲雀との愛を見せつけたい。」
「誰に⁉」
「奏斗に。」
「あ、僕⁉」
「うん。奏斗が雲雀をフィアンセにしようとしてたの腹立つから。」
「語弊がない?」
周りがざわざわとし始める。
俺これやっぱり男たらしと思われてね?
「い、一回出るか!」
「雲雀がそういうなら…。」
「てか僕らは君らのイチャイチャ散々見せつけられるけどね。」
逃げるようにそこを出て車に乗る。
「せらお~?放して?」
「やだ。」
「どうするか。」
「もうこのままセラの家いくからいちゃいちゃしてろ。」
「語気強くね?」
「僕の酔いがさめたわ。」
「アキラに付き合ってもらえ。」
「そうするわ。」
車を降りて部屋に入る。
その間もセラおは俺を放してくれなかった。
「ね、雲雀。シよ?」
「急やね。」
「ひばりもそのつもりだったでしょ?」
「そうやけど。」
「まずお風呂行こっか。」
そこからの記憶はあいまいだけどものすごくセラおに愛された気がする。
やだって言ってもやめてもらえなくて。
散々イかされて。
いっぱいキスされて。
目が覚めたら全裸でベッドに寝てて。
セラおが横でうれしそうに寝てて。
幸せだなって思った。
ちなみにランドリーに言ったらアキラと奏斗が酔いつぶれて寝てた。
そんな日があってもよくね?
なんか話が最近雑いか…?
仕事中に思い付いた話。
お盆がもっと長くあってくれ。
早々に凪ちゃんがキャラ崩壊を起こしてた。
…いつも通りか?(俺の中で。)
それではまた!
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たらい、女の子になる(伏線回収)