コメント
4件
壊胎良きよね〜! 三人の掛け合いとても良き!
ここで閉じ込めようとするあたり流石だな〜って思った
※以下の動画、シナリオを見ていない方は観覧注意
前半(1.2.3)
・CoCシナリオ「懐胎」ネタバレ
・めめ茶子懐胎ネタバレ
後半(1.2)
・CoCシナリオ「エイブモズ」ネタバレ
・めめ村エイブモズネタバレ
前半、後半は別の投稿となります
こちらは前半1です
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1.懐胎
「うーん、今日は渋かった…」
そう呟きながらパチンコ屋を出る
「隣のおじいちゃんめっちゃ当たってたなぁ」
羨ましい、そう思いながら帰り道を急ぐ
ふと町の賑やかな空気が消えていることに気がつく 回りを見渡すと、辺りには誰もいない
おかしい
この辺りは人気が無くなる場所ではないはず
不気味だな…そう思いながらも歩を進める
…後ろから肩をぽんぽん、と叩かれる
冷や汗が止まらない
人の気配なんてなかったはずだ
足音なんかも、もちろん
恐る恐る振り返る
危険を察知したころには
__意識が暗転していた
だれかの呻き声で目が覚める
目を開けるとそこには、暗闇
体の感覚が戻ると激しい痛みに襲われる
思わず呻き声が漏れる
微かな吐息が反響している
体になにかが這っているのを感じる
気持ち悪い、早くでたい
そう思いながら体を動かす
…手は動かせるみたいだ
慎重に上に手をのばす
「な、なにこれ!?」
「誰かたすけてー!!」
誰かの声が聞こえる
その声には聞き覚えがあった
「もしかして、茶子さん?」
「え!めめさん!?」
「てことはドッキリかなにか?」
「いやいや、ドッキリなら やりすぎだよ!」
「いやそうだよやりすぎだよ!?」
「だからドッキリじゃないんだって!」
無駄な論争を始める
「じゃあ、家元さんの忍法とかで…」
「そんな忍法あるのかなぁ!?」
「道場の外人達に囲まれてるかも…」
そんな冗談を交わす
「冗談は抜きで!そちらの状況は…?」
「真っ暗でなにも見えません」
「ポケモンのダイパで四天王の部屋で波乗りした先のとこみたいになってる」
「わかんないよ!」
間髪いれずにそう帰ってくる
…上は動くみたい
「力いれたらなんとかなるかも」
そう考え暗闇の中なにかを押す
そうすると小さく軋み、なにかが開いた
暗闇に目が慣れてきて、大きな箱があることに気付く
「あ…これに入ってたのか」
声が聞こえる箱へ向かう
「めめさん 助けてください……」
その弱々しい声にふと加虐心が煽られる
どすっという音を立て、カプセルが閉じられた
「なんかでられないんだけど…」
「どうしたらでられるんでしょう…」
わざとらしく言ってみる
「声が上から聞こえるんだけど!?」
「わたしの入ってる箱が上にあるのかも…」
「ちがう!!めめさん上に乗ってるでしょ!」
そういうと下から強めの振動がくる
「いた!なにするんですか!」
「こっちの台詞だよー!?」
《だれか…いるの?》