「えっと、私の、お父さん?」
「あぁ、そうだよ。
今まで寂しい思いをさせたね、これからはずっと一緒だ」
お父さんの声が聞こえると、私の身体が温もりに包まれた
「おいコラ、おっさんが小学生に手出してんじゃねぇよ」
「ほわっ?!」
突然後ろから手を引かれ、ポスンと何かにぶつかる音がした
「おや、娘との感動の再会を邪魔するとは、五条様もお人が悪い」
「うっせぇ、白髪マッドサイエンスティストが」
「ふふっまぁ、あながち間違いではありませんが」
「まっど、?」
「二人共、あまり巴ちゃんの教育に悪い事を言わないでくれ」
夏油さんの声が隣から聞こえると、
“ あなた ! 平気 ? 怪我 ない ? ”
“ コイツ 危険 ない ? ”
「は、這いばいさん、赤傘さん、?」
片手を握られ、私の手で頬擦りさせられる感覚と
私のお腹にぐりぐりと頭を押しつけられる感覚がした
「おや、君達が巴に取り憑いている怪異かな?」
“ あなた 彼女 傷つける なら 殺す ”
「おやおや、随分私の娘にゾッコンなようだね」
「!お父さん、赤傘さん達の言葉分かるの?」
「あぁもちろん、私は暁月家の当主だからね⭐︎」
「ウザ、」
「五条様、その冷たい眼差しはやめてください、」
「あ、あはは、」
その後、場所を移そうという事で、
私は五条さんに抱っこされた
「なぁんで五条様?私じゃダメかい?」
「お前なんぞに渡したら通報されるぞ」
「どっちもどっちだろう、というかなぜ私じゃないんだ、」
「け、喧嘩しないで下さい、」
“ あなた 困らす 許す ない ! ”
“ あなた ! あなたァァァ !! ”
「うるさ、」
「す、すみません、すみません、!」
這いばいさん達はお父さんが術?を施したらしく、なんかちっさいマスコット人形になっていた
「えっと ” あなた達 好き だから 静か 可能 ? ” 」
私は手のひらにいる二人にそう言うと、
“ あなた 好き ! 静か 可能 ! ”
“ 私 あなた 好き 愛してる ♡ 静か 可能 ! ”
「よ、良かった、」
二人はそう言うと、ちょこんと大人しくなった
「、お前、コイツらと昔から絡んでいるのか?」
「え?いえ、一昨日知り合ったばっかりです、」
「は?じゃあコイツら、知り合ったばっかのお前に抱きついたりしてんの?」
「?はい、」
「、お前、これから俺のそば離れんなよ
そのうち死ぬぞ」
「えっ」
なぜ?
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