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君はさ、この中の1人しか
助けられないとしたら_どうする?
……そう問われた瞬間、目が覚める。
なんだ、夢か。良かった、
そんなことを思いながら重い体を起こし
着替えをする。この中から…親しい人の中から
1人しか助けることが出来なかったら…
私は…、寝愛(ねあ)は、誰を選ぶのだろう。
いつもはふざけてるけど真剣に
話を聞いてくれる同級生?いつも優しいお兄ちゃん?
それとも_大好きな先輩…?
ううん、もうそんなこと考えないでおこう。
所詮は夢なのだから。考えるのをやめ、
リビングへと足を運ぶとすでに家族全員の姿があった。
「あぁ、おはよう寝愛。よく眠れたかい?」
「う、うん。おはようお兄ちゃん。」
兄である神透(かみすけ)にそう返し、私は自分の席へと着く。
そして、朝食を取り身支度を整えた私と兄は
いつもと同じように学校へと向かう。