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不破「ん?常連客の人が今日娘の高校の文化祭言いよってな
高校名聞いたらみゆゆの学校だったから日付聞いて来ちゃった!」
いや,来ちゃったじゃないじゃん!
てか,娘いるのにホストってその人大丈夫な人なのかな…
『その常連の人って……』
気になってふわっちに聞いてみた
不破「気になるん?ええよ〜みゆゆだから特別に教えるわ
見た目は黒髪に水色と黒色のオッドアイ
名前は有栖川怜子って言ってたな
3人の子供がいて,旦那とは昔金の使い道で離婚済み
子供3人のうち長女は養女らしい
親権は俺に貢ぐ金の為にとかほざいてた
正直言って子供達が心配」
有栖川という苗字を聞いて私とリト君は顔を見合わせる
リト「あの,娘さんのお名前って分かります?」
不破「え?娘の名前?」
ふわっちは顔を顰めて懸命に思い出そうとしている
そしてあっと声をあげて手を叩いた
不破「長女がアイちゃん,次女が鏡花ちゃんって名前言ってた気がする
息子君は確か……久作君?」
リト「え,マジっすかそれ」
リト君は目を見開いて云った
不破「もしかして友人?」
リト「友人の幼馴染みっすね」
え,何それ気になる
不破「ほへ〜」
『ねぇ,ふわっち
その怜子さんがホストクラブに来る時子供達どうしてるの?』
不破「なんかうちに来る時は…………こなぎろー?って人に押し付けてるらしい」
こなぎ……こなぎ……?
『どんな字なの?』
不破「分からん
だいぶ昔に名前をチラッと聞いただけやから……」
リト「…………もしかしてですけど,小柳ロウって言いませんでした?」
あれ,知り合いなのかな
不破「それやそれ!知り合い?」
リト「まあ知り合いですね」
歯切れが悪いな。隠し事があるのかな?
そういえば,私あんまりリト君の事知らないや
隠し事があるのは私もだけど
『じゃあ,早く帰った方がいいかも
アイはふわっちの顔を知ってるかもしれない
母親への憎悪をぶちまけられるかも』
アイのあの性格上,そういう可能性の方が高い
もしかしたら,母親をこんなにしたと勘違いしてるかもだし
でも,確実にそうするかなんて私には分からない
あの目は全部偽ってる様な目だから
私はそういう子を孤児院で沢山みて来た