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甘泉めあʚめめあ・めあちɞ
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羽海汐遠
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#創作
こと-koto
89
コメント
1件
おお、ついにギルド加入の話が動き出しましたね!ルシオが王の推薦状を見た時の反応がまずツボでしたし、「英雄ジャヌスの弟子」として実力を見せろって展開、熱すぎます。ニティアが慌ててるのも可愛いし、フィニスはもう乗り気で笑っちゃう。戦闘シーンがどう描かれるのか、めっちゃ気になります!
「これがギルド加入に必要な推薦状になります。また、図書館の利用許可証についてなんですが……普段そうそう発行するものでもないので、しばらく時間がかかるそうですね……」
城門の前にいる兵士から書類を受け取る2人。
「いや、大丈夫!ありがとな!」
「ちょっ!フィニス!!すみません。お手数おかけします」
ニティアは門兵へ深くお辞儀をし、2人は城を後にした。
「あんた……もう少し礼儀正しくしなさいよ……」
「いいよめんどい……そんなことより、まずはギルドに行ってみようぜ!」
「もう……」
呆れながらため息をついたニティアは、足早に歩くフィニスを追いかけていった。
⸻
チリンチリーン
ドアを開けると同時に鳴り響くベルの音。
中は薄暗く、壁には何枚もの貼り紙が貼られている。いくつものテーブルが置かれており、中には飲食をしている人もいた。
そしてその中に、大きな盾をテーブルに立てかけた見覚えのある男。その男が、入ってきた2人に気付いて声をかける。
「お!フィニスとニティア!」
そう声をかけながらルシオが手を上げる。
「ルシオじゃん!」
手を上げ返すフィニス。ニティアも小さくお辞儀をし、ルシオの元へと歩いていく。
「うちに入る気になったか?」
そう笑うルシオに対して、フィニスが一枚の紙をルシオに差し出した。
「これで入れるのか?」
「ん……推薦状か?だれの……」
差し出された推薦状に目を通すルシオ。推薦状を持つ手がピクピクと震え出した。
「は?!王の推薦状?!」
その発言により、ギルド内の注目が集まる。
「図書館の話を聞いた時から……なんか変だとは思ってたけど、何者なんだ…?」
その言葉に、フィニスはニティアと目を合わせて小さく頷いた。
⸻
「……そうか」
話を聞いていたルシオは目を真っ赤にしていた。
「ジャヌスさんが……」
グラスに入っていた水を一気に流し込むルシオ。立てかけてある盾を手に取り、近くにいた男たちに声をかけた。
「あれを持ってきてくれ」
その発言に驚く男たち。
「え!?ルシオさん??」
「いいからはやく!」
「は、はい!」
キョトンとする2人にルシオは口を開く。
「ちょっと奥に来てくれるか?」
そう言い、大きな盾を軽々と持ち上げたルシオは、建物の奥へと歩いていった。
「なんだなんだ?」
「……」
あっけに取られるフィニスと、ジャヌスの話で涙目になっているニティア。
とりあえず言われた通り、ルシオに続き、奥まで歩いていった。
奥にある扉の先へ行くと……そこには訓練場と思しき広い空間。その部屋の真ん中には、大きな盾を持ったルシオがこちらを見ていた。
「王国の依頼でもない。魔法関係の依頼でもない。そんな依頼はほとんどうちに回ってくる。薬草の採取から、ドラゴン討伐まで」
男2人がかりで持ってきた大きな槍をルシオへ渡す。
「魔女の出現がここ最近無いとはいえ、大変な依頼は山ほどある。そんな依頼を一緒にできるパーティを俺は探していたんだ」
受け取った槍を軽々と振り回し、フィニスたちへ向ける。
「お前たちの話を聞かせてもらった。そんなに辛いことがあったばかりなのに……お前らの精神は本当に強い」
「これは……そういうことか?」
そう言いながら剣を抜くフィニスに、ふっと笑うルシオ。
「その強い精神を持った英雄ジャヌスさんの弟子。その実力が見たいんだ」
「え?どう言うこと??」
慌てふためくニティア。
「力試しをしようってことだろ!」
にやっと笑うフィニス。
「推薦状あるんだから!そんなの必要ないじゃ無い!」
「ニティアは魔法使いだろ?」
「え、そうだけど……」
「ここの設備を壊さない程度ならどんな魔法を使っても構わない。誰かが降参するか、戦闘不能になるまで……」
周りに集まってきたギルドのメンバーたちがわいわいと騒ぎ出す。
「あぁなったルシオさんはもう止まらないからな」
「うぉー!あのマジ装備のルシオさん久しぶりだ!」
わけもわからないまま、慌てて杖を構えるニティア。
「2対1で構わないぜ!城下のギルド。サブマスターのルシオ。いざ参る!」