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5.5話です!
小話を少し。ttとwnが仲良くなる話しが書きたかったんです。あと嫉妬深いruさん。
⚠️年齢操作があります。
🔞は作品を通して少ないと思います!伏字ございません!
色んなものに注意!!
口調の改変がたっぷり!あります!
それではどーぞ👋
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wn「イッテツ様!おはようございます!」
tt「あ!おはようございます、ウェン様!…てあれ?ロウくんは?」
wn「ロウ様はまだ寝てます!僕イッテツ様とお話したくて今日はロウ様から抜け出してきたんです!!」
tt「えぇ、それ大丈夫なの…?」
wn「多分?それよりご飯食べましょ!僕イッテツ様から東の国のこと教えて欲しいんです!僕生まれは東らしいけどなんにも覚えてなくて…」
tt「ええ!?そうなんですか!?僕でよければ何でも教えますよー!」
wn「やったあ! 」
tt「じゃあ、西との大きな違いについてお話しますね!例えば気候なんですけど……」
rb「…仲良しで何よりですねぇ。殿下もそう思いませんか?」
ru「………」
ウェンとイッテツは偶然にも同い歳だ。加えて同じ側室という身分にいるから親近感も湧くし距離も近くなるだろう。それはおおいに分かる。分かるが。ウェンが寝所から脱出するようになり俺が朝寂しい思いをするなら話が変わってくる。
ru「俺も飯…」
rb「私はちょっと作業がありますので失礼しますね。御用がありましたらお呼びください。」
ru「ん。」
tt「それで、こっそり宮殿の壁の隙間を見つけてそこから抜け出して遊んでたりしてたんだけど!ある日衛兵に見つかっちゃって…」
wn「それでそれで!?なにー!?どうなっちゃうの!!?」
きゃいきゃいと楽しそうに談笑している二人に対面する形で座り、黙々と食事をとる。
tt「それで結局お母様にすっごく怒られてしばらくおやつが抜きにされたんだ、あのときはほんと堪えたよ……お母さまがお元気だった頃はすごく幸せだったなぁ。」
wn「今イッテツ様のお母様はどうしているんですか?」
tt「…亡くなっちゃった。僕が小さな頃に。」
wn「そうなんですね…ごめんなさい、失礼なことを聞いてしまって。 」
tt「いいんです、だって、今僕はその頃と同じくらい幸せなんです。ウェン様やロウくんとお話できることが楽しくて。」
wn「…僕も!イッテツ様とお話できて楽しいし、もっと仲良くなりたいです!」
tt「ほんと?嬉しい…じゃあ、かしこまってしゃべらない『お友達』に、なりませんか…?」
wn「!」
wn「もちろん!」
tt「じゃあ!よろしく!ウェンくん!」
wn「こちらこそ!…テツくん!」
ふにゃり、と笑う二人は芽生えた友情にいっぱいいっぱいで俺のことなど眼中にないらしい。
側室たちの仲が良いなんて滅多にないため非常に嬉しくあるが、旦那を放っておくのは如何なものなのか。
ru「…おい」
wn「あ!ロウ様!おはようございます!」
tt「ロウくん!おはよう!」
ru「…はよ。お前らさ、」
wn「ロウ様!僕テツくんとお友達になったんです!テツくん色んなこと知っててなんでも教えてくれて、すごく楽しいです!」
ru「……よかったな…」
こんな屈託のない笑顔を曇らせるなんて俺にはできない。なんて可愛いんだ。嫁達の幸せは俺の幸せだ。仕方ない。朝の寂しさは耐えようではないか。
そう思っていた時期が俺にもありました。
食事中はともかく、最近では二人は何をするにも一緒にいる。あのイッテツがウェンと一緒に俺ら以外の人間と話している。作法をウェンに教えている。中庭を散歩している。挙句の果てには二人で昼寝をしている。まさに今。目の前で起こっている出来事に目眩がした。
ri「うはは!仲良すぎでしょ!」
愉しそうにそれを覗き込むライに対して一言も喋れない俺。
ri「…嫉妬深いねぇ、兄様はw」
ru「るせぇ。お前だってマナが他の奴と話してたら牽制するくせに。」
ri「いやいや、それは他人だからさ。でもイッテツ様とウェンはどっちもロウの側室じゃん。それに嫉妬するの流石に面白いよ。」
ru「ぐ…くそ……はぁ、ウェーン、イッテツ、起きろー」
wn「ん、ぅ…」
tt「…んん”」
もぞもぞと動くが未だ起きる気配は無い。それどころか暖を求めるように互いの体に手を伸ばし、イッテツがウェンの胸元に収まるような体勢になった。
ru「!!!!」
ri「ウヒャハハハハwww」
悪魔みたいな笑い声の愚弟と俺の定位置を奪った側室は放って、ウェンを回収し寝所に向かった。ちょっと怒るべきなのかもしれない。
ru「ぇん、うぇん、うぇーん。」
wn「ん…?ろお、さま?」
あれ?僕はさっきまでテツとお昼寝してたはずなのに、どうしてロウ様が僕の上にいるんだろう。夢だったのかな、寝起きのぼんやりとした頭で考えるけれど自分の服の胸元から香るシトラスが夢では無いことを教えてくれた。
wn「あれ、てつは…?」
ru「……」
wn「…んゅ…」
あぁ、まだ眠いかも。ぼやぼやとした視界でどうにかロウ様を捉えて、首の辺りに手を回す。
ru「…うぇん」
ぐらりとロウ様が倒れてきたのでいつものように胸元に彼の頭を招き入れる。
wn「んふふ…さらさら」
僕の大好きな彼の髪、僕と違ってさらさらでつやつや。抱き心地がよくって、優しい彼の匂いで胸がいっぱいになる。
wn「えへへ…」
もう頭が働かない。何があったかわかんないけど、起きたらその時に考えればいいや…。
ru「…ああ”、クソ……」
こんな年端もいかない子供に掻き乱される自分に腹が立った。さっきまであんなに怒っていたのに、この子に抱きしめられ優しく撫でられればそんなものは吹き飛んでしまう。
あどけない寝顔も、柔らかな胸元も、俺の髪を絡める指も、今は全てが俺のものである事実にどうしようもなく嬉しくなってしまう。頼むから他のやつに同じことをしないで欲しい。それが例えイッテツでも。お前は俺のものなんだから。
溢れそうな独占欲にどうにか蓋をして、今はこの幸せを享受することにした。
その頃。
tt「……ん…うぇんくん…?」
ri「あ、起きた。」
tt「……!?わ”!?ア゚!?え”!?」
ri「こんにちは!お久しぶりですイッテツ様!…てあれ、足速っ!?」
tt「なんで!ウェンくん!!うわあぁぁ!」
イッテツはしばらく部屋から出てこなかった。
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ksksコンビ大好きなんですよね。贔屓しがち
年齢は適当ですが公式より幼い想定です
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(wn.kg.tt.ri 14~17)
(ru.rb.rt.mn 18~22)
rimnだけは年上受けだったらいいなって😏
そんな感じで5.5話でした。
閲覧ありがとうございました🙏✨️
また次回👋