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雪が降っている
「寒い…」
そばにはミルクの粉の入れ物が数個
離乳食の入れ物数個転がっている
最近は人が落として行った財布で、なんとか生き延びていた。
私の名前はない
気づいたらここにいて、薄汚れた
毛布を被り、 うずくまっている
「(こんなに寒いのに、よく今まで生きて来られたな…)」
子供ながら客観的に考え感心する
私が諸点としているのは、老夫婦の古民家と、若だんなが1人で住んでいる古民家の間の路地だった
今はどこかのお偉いさんが
金閣というものをたてているらしい
(…おいしいのかな)
上を見上げ、落ちてくる雪を呆然と眺める。
この白くてふわふわしたものは『雪』というらしい
通りかかりの子供が「雪だ雪だ!」
と騒いでいた。
今は何時で何日なのだろうか、?
なんの教養もないのに、一丁前に
考えてみる
…少し賢くなった気分だ