バナナ「はぁはぁ、どこに行ったんだ!ブラックは…」
バナナ「っ!あれはブラックか?!」
バナナ「?なにをしているのだ?おい、ブラッ」
バナナ「だめだ、今回はブラックに黙ってついていったんだったな…」
ブラック「この、鉱石とても綺麗ですね…」
ブラックが持っていたのは、藤色にキラキラと輝く綺麗な小さな石だった
持って帰りますかねとブラックは嬉しそうに笑顔で囁いた…
バナナ「あんなブラックの笑顔いつぶりに見るだろうか」
ブラック「これは…血痕?しかも新しいですね…」
バナナ「?いつの間にこんな傷が…しまった!ブラックにばれてしまう…」
ブラック「ここで途絶えていますね…」
バナナ「フー、僕としたことが…まぁばれなかっただけ良かったな…」
ブラック「この、鉱石…なにかにはめれそうですね」
ブラック「ここでしょうか?」
ブラックが拾った藤色に輝く小さな石を人が一人入れそうなサイズの小さな扉に石をはめた瞬間…
ブラック「っ…!何でしょうか?この生臭い匂いは…」
ブラック「進めば進むほど匂いが強くなってきますね…」
バナナ「何なんだこの悪臭は…」
ブラック「……っ!見たくもないですが、研究のためなら仕方ありませんね…」
ブラックが見たのは、大量の人間や動物の死体…その上に群がるハエや色々な虫たち
ブラックは時々、声にもならない声をあげながら奥へ奥へと進んでいきました
ブラック「この人が持っている弓…何処かで見たことありますね」
ブラック「もしかしてですけど…」
ブラック「……お父さん?…そしたらこっちは私のお母さんですか?…」
ブラック「そうですよね…私のお父さんは私が子供のころから物知りで色々なことを私に教えてくれていましたよね…」
ブラック「お母さんも…私に剣術を教えてくれていましたよね…」
バナナ「あれが、ブラックのお父さんとお母さんか?」
バナナ「泣いてるのか?…」
ブラックは小さく、子供のような声でボロボロと大粒な涙をながしていた…
ブラックの両親は小さい頃からよくブラックのことを可愛がっていた
ブラックのお父さんがいきなり、エル・カミニート・デル・レイに行こうと話を持ち出し、行くことになった
ブラックを庇って亡くなった、殺したのはドント・レイいまでも鮮明に覚えている。
あの赤くドス黒い血液を…
ブラック「グスッ…こんなとこに居たんですね…」
バナナ「っ…!泣いている人を放っておくことは僕の良心が許さない…」
ブラック「ビクッ誰ですか?!」
バナナ「大丈夫か?」
ブラック「何故こんなところに?」
バナナ「大丈夫なのかを聞いているのだ!」
ブラック「目の前にバラバラにされた自分の両親の遺体があるんですよ…大丈夫だと思います?」
バナナ「まぁ、それもそうだな」
バナナ「よし、一緒に行くぞペースはブラックに合わせる」
ブラック「ありがとうございます」
それから、バナナとブラックは共に行動をした…
ブラック「いかにもという場所ですね、ここにあいつがいるのでしょうか?」
ブラック「あっ…松明がありませんねどうしましょう…」
バナナ「フー、これで照らすか」
ブラック「それなら私も持っていますよ」
バナナとブラックが取り出したのは黄色と藤色に綺麗に輝く鉱石だった…
バナナ「その石はあの扉にはめたのじゃなかったのか?」
ブラック「はめましたけど、また取り出しました」
バナナ「そうか、ところで今日は寝るか」
ブラック「もう、こんな時間ですか、私も寝ますかね」
ブラック「中々寝れませんね…寝袋は何者かによって破られましたし…」
ブラック「バナナは、なぜか寝れていますね…」
ブラック「?!誰か来ますね…」
???「許さない、許さない僕を殺したことを許さない」
ブラック(あれは、ドント・レイ?殺した?バナナが?)
???「今日は帰るか…」
バナナ「ん…もう朝か…」
バナナ「っ…傷がまた出来ている…」
ブラック「バナナ、ドント・レイという人物をご存知でしょうか?」
バナナ「ドント・レイ…まさか、そんなことあるわけがない…」
ブラック(凄く動揺していますね…なにか関係があるのでしょう…)
ブラック「どうしました?」
バナナ「君にこのことを話すつもりはない…」
ブラック「そうですか…気が向いたら教えてくださいね」
バナナ「まぁ、話すことはないだろう…」
ブラック「さて、この先に入ってみましょうか…」
バナナ「まさか…まさかそんなことがあるわけない…」
ブラック「どうしました?」
バナナ「なんでもない…入るぞ」
ブラック「何もない?」
バナナ「何もないないみたいだな、期待した僕が間違いだった…」
ブラック「そうですね、引き返しますか」
バナナ「おい、ブラック一度寝てみないか?」
ブラック「なぜですか?」
バナナ「あいつは寝ている時にだけ現れる…」
ブラック「なるほど、いいですよ」
ブラック「それでは、お休みなさい」
???「君が犯した大罪を皆が知れば君の周りからそいつらは離れる…」
バナナ「僕は…僕は…なにもしていない!」
???「覚えてないのかい?君が犯した大罪を…」
バナナ「覚えているわけがない!話しかけるな!」
???「まぁいいよ今日は帰ってあげる」
バナナ「僕が犯した大罪…」
ブラック「そんなやつの言葉は信じないで良いですよ」
バナナ「いや、あいつが言っていることは本当なんだ…」
バナナ「だが、僕が犯した大罪がどうして思い出せない…」
ブラック「今は無理に考えなくていいですよ」
バナナ「あぁ、そうだな…」
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続きが気になるなぁ〜