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『ですが見たところ以前とお変わりない様子…なら、こちらが貴方の本性ということでよろしいのでしょうかね。』
ダンッ、!
キィンッ!
メイド長「っ、!」
『…一筋縄ではいきませんか、なんというか、賢く生きられないのは可哀想ですね。』
メイド長「っ貴方…」
あの会話をずっと盗聴して…⁉︎
『暗殺者を舐めないでください。どんな手を使ってでも任務を遂行するんです。私は。』
『以前メイと再開した時に、未だお一人のようだったので、護身用にと仕掛けさせてもらってまして…』
イマジナリーメイ〈初耳なんだけれど…?〉
メイド長「…っ、いいんですか?私はこの日までこの国に表向きは仕えてきた身…」
メイド長「いまこの部屋の爆弾を起爆したら…私と貴方とメイは死に、世間体では〝運営国に最近雇われた暗殺者がメイド2人を巻き込み自爆〟…評判は下降の一途をたどる…」ニヤッ、
グッ、
『それが起爆スイッチ、ですか?』
メイド長「ええ、いますぐこの場で押して…」
スパンッ、
『あ、』
メイド長「…え」
ごとっ、
『あらら、グロッキー』
メイド長「いやっ、いやぁっ!!手がっ、うぅ…っ、!」ビシャッ、
ぐ「大丈夫?かかってないといいけど」
『聞き出したいこともあるからそこまでにしてね。…ここをメイには通らせたくないな… 』
ぐ「ダイアって何気にあのメイドさん好きだよなー、俺もメイドになれば好きになる?」
『鬱になるかな…』
ぐ「そんなに俺と一緒に暗殺者してたい?」
『そういうことでいいよもう』
ぐ「ダイアったら大胆」
『ハァ…』
メイド長「っぐ、っはぁ、はぁ…っ」ドクドク
『…まだ、切られたい?』ニコッ
メイド長「っぅ、あ…」ふらっ、
ドサッ
ぐ「あーらら、人絶望させるの上手ー」
『褒め言葉には聞こえん。』
『さってと』
キィ、
パタン…
トン、トン…トン、
ガチャ…
メイ「ん、んーっ!」
『お久しぶり 』
ぶちっ、
メイ「ダイアっー!」
ギュッ!
『おっとと、落ち着いて…
まぁ立てるなら大丈夫ですかね』
メイ「うっ、怖かったぁ…!」
『無事で何よりです。さて、戻りましょうか』
トン、トン…トン、
キィ…
『…うーん、スプラッタ…』ボソッ、
パタン、
『えと、えーと、』スッ、
メイ「うん?どうしたの?見えないよ?」
『い、一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がるー…』スタスタ…
メイ「いや直進十二歩だったけど?」
ガチャ…
パタン、
『…ふぅ、』スッ
メイ「ん、」ぱちっ、
ぐ「おっ、きたきた」
メイ「あ、彼氏さん」
ぐ「どうも彼氏です」
『メイ…ところで、メイド長は?』
ぐ「あー…拘束して幹部のとこ。」
『ここから吐かせる作業か、重労働だね。』
メイ「…なんだか、ダイアとってもイキイキしてるわね。安心しちゃった!」
『まぁ、お互い様?ということで』
メイ「本当にありがとうね。なんだか今、国も揺れてるみたいだし心配だったけど… 」
メイ「なんだか大丈夫な気がしてきちゃった!立場は違うけど、お互い頑張ろうね」ニコッ
『…メイ、』
『例の騎士さんメイのことを心配して、』
メイ「今すぐに行かなくっちゃ!」タッ、
くるっ、
メイ「またね!」
…
ぐ「俺らと正反対じゃない?」
『だからこそ私のお気に入りなんだよね。』
ぐ「さってと、もう一仕事しますか、」
『その先にも仕事があるよ』
ぐ「ひぇー、怖ー」