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ぜんかもち🍡
6
#オリキャラ注意
Rumors
23
ありあ
285
なんだろ…
今までチーズが好きだったのに、チーズの味がすごく濃ゆく感じる。
無理だ。食べれない。
「(でも、食べなきゃ)」
「……佳奈」
「どうしたの?ゼム?」
「無理しなくていいんだよ…」
「大丈夫だよ!」
「佳奈ちゃん!こういう時はゼムに甘えな」
「それは遠慮しておきます!」
「え〜カップルなんだから〜」
ゼムはどこか最近冷たい。
だからこそ会うのが少し気まずい。
「ゼムがいる!」
「やっぱかっこいいよね」
「……」
ゼムはこの高校に入った時から人気者だ。この高校は幼稚園から大学まであるのだが、ゼムはずっとここで育ってきた。入学式の挨拶を首席代表が行うのだがそこでゼムは目立った。
1番頭がいい特化コースの首席、そして、ポスターとしても活躍したのが彼だ。
「(やっぱ僕 には似合わない)」
ゼムのスペックは僕には釣り合っていない。
ただゼムは心配そうにこっちを見てくる。
ゼムはどんな心情をしてるのだろうか。
僕には分からない……
「今からESS部の文化祭準備の役割決めます!今年は先生のクイズにしたいと思います。」
役割決めが始まった。僕は余り物でいいのでご飯を食べる。
「ゼム。今年は司会しないの? 」
「今年は4人もいるならいいかな」
「え〜ゼムいないとつまんない」
女子に常に絡まれるゼム。もちろん僕と付き合ってるのはみんな知っている。だけどやっぱり少し気まずい。嫉妬とかはしていないのだが、どう反応したらいいか分からないのだ。
「ゼム。高校代表で先生の秘密暴いて来てくれないか?」
「えぇー!!自分??それは俺よりアリアが向いてますよ?校長の年収聞くレベルだし」
「私司会やるから無理〜」
「やらない?」
「いや、まぁいいですけど」
「じゃあ、バウス・ゼムで。いいネタ待ってるよ。」
やっぱり先生もゼムのこと期待してるんだ。
「最後裏方を決めます。余った人でいいですか?」
「はーい(全員)」
「じゃあ名前言ってください」
「小屋月菜3年生!と、うちの後輩ちゃんの2年生の阿佐間佳奈ちゃんでお願いします!」
みんな役割は決まった。
その間私は結局4分の1しか食べられなかった。
「佳奈ちゃんこの後どうするの??」
「決めてないです💦」
「ごめん。自分もう行く。」
そう言ってゼムは私の頭を撫でた
「そう…」
「じゃあ自分は帰ろうかな。看護科に会いたくないし」
「そっか、じゃあね!佳奈ちゃん!」
僕はカバンを持って帰ることにした。ゼムは無関心。何を思ってるか分からない
「(倦怠期なのかな…)」
僕の胸は少し締め付けられた。
学校の塀を超え僕はスマホを手に取った。
最近友達アプリを入れたのだが、ヤリモクばかりで腹が立つ。ただ、いい子もいるので辞めてはないない。
ピコン
携帯の通知が鳴る。
「KATEちゃん♡いまなにしてんの?」
スマホのキーボードを素早く打つ
「今帰ってますよ💦」
「偉いね~よしよし」
「えへへ(気持ち悪いな)」
僕はやっぱ勇気がない。ブロックするのも怖くてできていない。10歳以上歳が離れたおじさんに声をかけられる。一応アプリは学生だけ、と書いていたがコンセプトは悪用されてしまっていた。
「これに構ってる私も気持ち悪いな」
昨日の夜からこのアプリを始めた。ゼムの邪魔をしないようにほかの話し相手を作ろうと思ったのだ。初めは年下の女の子とマッチした。共通のゲームで盛り上がりすごく楽しかったが、他の人からチャットリクエストが届くとヤリモクなど男が多い。
僕のネット名はKATEだ。性別もその他にしている。一応チャットするまでは男という性別のフリをし、仲良くなったら明かしている。
家に着き僕はため息をつく。
「帰りました。」
「おかえり」
出迎えてくれたのは堀さん。この園のホーム長だ。この園にはたくさんのホームがあってみんなホーム事に生活している。
堀さんはこのホームの唯一の男の人だ。
「佳奈さんあのさ…」
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第3話、読んだよ…。 チーズが急に濃く感じて食べられなくなっちゃうの、心のSOSが出てる感じがして切なかった。ゼムとの距離感も気まずそうで、「倦怠期なのかな」って胸が締め付けられる描写、すごくリアルだった。 それにしても、あのアプリのおじさん…「気持ち悪いな」って思ってるのにブロックできない佳奈ちゃんの心情、わかる気がする。ホントに辛いよね。 最後の堀さんの「佳奈さんあのさ…」が気になる〜!続きがすごく気になる回でした🌙