普通の恋愛ができない俺

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ｷｬｰｷｬｰ

宇田 「…」

俺の名前は 宇田 伊月 （ うだ いつき ）

高校1年生 そして俺は

　　　　　      学年一モテている

宇田（今日もこれか…）

小学生の時からいつも俺の周りには女子が集まっていた。

だからか、女子には恋愛感情を持たなかった。というか、持ちたくなかった。

なぜなら

俺が好きになった相手は必ず 虐められる からだ 。

俺が好きになった相手を見つけると俺の事を好きな女子達がそいつをいじめる。 初めて気づいたのは中3の夏、俺が思っている相手にようやく思いが伝わり、さあ告白するぞって時に屋上に行くと、上半身下着でとてもひどい格好の相手がいたんだ。

それで俺はその子の視線から 怖い という感情が溢れ返っており、俺は 普通の恋愛 が出来なくなった。

モブ女 「今日なにかご予定ある？ないなら私と…」

モブ女2 「いーや、私とよ！！」

モブ女3 「いいえ、私と！！」

宇田 ｢…まあまあ、｣

?? ｢さっきからお前ら邪魔なんだけど。｣

?? ｢退けてくんね？｣

宇田 ｢…！｣

モブ女 ｢ひぃっ…｣

モブ女2 ｢あの方は…ヤンキーと噂な 百瀬 雨 （ももせ うり）じゃないの…！！逃げなきゃ！！｣

（女が立ち去る）

宇田 ｢…百瀬って言うの、？｣

百瀬 ｢そうだけど。｣

宇田 ｢ありがとう…！｣

百瀬 ｢おう。｣

宇田 ｢連絡先教えてよ！！｣

百瀬 ｢は？無理に決まってんだろ。｣

百瀬 ｢じゃあな｣

（百瀬がいなくなる）

宇田 ｢あ、ちょっと…！！｣

百瀬 雨…か

かっこよかったな…！ あいつなら好きになっても…

いやいや、どんな相手であれ人間は人間。

好きになったらダメだ！！

でもなぜだろう。なぜか俺はあいつを

　　　手に入れたい。