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💎×🐰 君の居た夏

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「💎×🐰 君の居た夏」のメインビジュアル

💎×🐰 君の居た夏

1 - 鼻に残る初夏の香り

♥

311

2024年05月13日

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みつふぁんの皆さん!こんにちは、みつばです♪

現在チーズと通話しながら書いてます!

ぐへへな話いっぱいしてます🤤🤤

今回百合です…!!

主百合も大好き♡♡

狐愛ちゃんが💎×🐰好きだった気がしてねw

最近書いてないし書こー!って

思ったのー!

狐愛ちゃんに届いたら嬉しいなぁ…♪

それではどぞ!







注意

・百合

・💎×🐰

・🤪×🐰表現あり









水視点

梅雨

吹き付ける風に、雨が降り注ぐ

傘をすり抜けて僕の体に当たる

遅刻寸前なため、急ぎたいのに急げない…泣

白)あ!いむちゃーん!✨ブンブンッ

水)…おはよ、w

白)はよっ!

この僕より身長の低い女の子は

初兎ちゃん

かわいくて、優しくて、笑顔を絶やさない人で

太陽みたいに明るい

現に、こんなに曇っていて気分の落ち込む日でも彼女がいるだけで

心が晴れるほどだ

僕は女

少しだけ、ほんの少しだけ


初兎ちゃんに好意を寄せている、

かもしれないなんて


秘密








毎年

夏に行われている地域の花火大会

毎年初兎ちゃんと行っている

水)しょーちゃん、!

白)んー?

水)今年も、花火大会!行こ?

白)ええよー!

白)あ、浴衣新調せなあかんな…//

胸元を見てつぶやく君

水)…この乳バカデカ女め…!

白)そ、そんな…//

白)おっきくたって邪魔なだけよ?//

水)あったら十分だろっ!w

白)ブラだって可愛いのないし…

水)巨乳に勝るもんはないやろ!泣

白)あー、あー、w

白)泣かんとって?w

頭を優しく撫でられる

その手のせいで怒るに怒れない

水)んん…w

白)じゃあ時間はいつも通りで平気?

水)ん、もちろん♪

白)はー、今から楽しみすぎ♪

水)まだ1週間あるんだよ??

白)…いむちゃんと2人なのが嬉しいの、//

少し頬を赤らめてそういう君

やめてよ、勘違いするから

水)…学校でも一緒だよ?/

白)学校と花火大会はべつもんやろ、//

水)…ま、まぁ確かに…//

白)…//

水)…///

白)…ぁぅ…!もうこの雰囲気やめ!!///

水)そーしよ!!///

そんな話をしたのが7月上旬

暑苦しい毎日が

もっと暑くなる

自身の体温のせいかもしれないが









からん…ころん…

涼し気な下駄の音を響かせる

広い大通り

いつも、この左側にある木で待ち合わせ

浴衣をしっかりと締め、髪を結い上げている

だが、いつもの場所に初兎ちゃんの姿がない

水)…どこ、?



しばらく歩き回っていると声が聞こえてきた

)や”っ…離してくださいっ!

)友達を待ってんねん”っ!

)えー、いいじゃん、w

)…乳でっけ、w

)っさ”わらないで”くださいっ!泣






水)…何してんの

僕とは思えないほど低く

濁ったような声が出た

?)ビクッ

?)なんだよ、嬢ちゃんw

?)お友達助けに来たんか?w

白)いむちゃん”っ…泣

泣きながらこちらを見るあなた

少しはだけさせられているように見える浴衣

しっかりと結われていたのに

崩れている髪




全てに怒りを感じた




水)なに、初兎ちゃんを傷つけてんの”っ…、?

水)許さ”ないから”っ、!

気づいたら拳を振り上げていた






白)い、いむちゃんっ…、

白)もう…ええよ、?

水)…ぁ、…

気づけば男たちを殴り、血を吐き出していた

水)しょ、しょうちゃん、…

水)僕っ…嫌わない、で、…、?泣

白)嫌わへんよ

白)私のためにやってくれたんに…w

白)そんなんじゃ嫌われへんよ、w

水)…よ、よか”った…泣

ぎゅっ、

白)ふふ…、泣き虫になってもうたね、♪

水)だってぇ…泣

白)ええよ?弱いとこも、かっこいいとこも…

声途切れた


声が遮られたのだ


ドーンッ…!


花火揺れる中でにっこりと笑って声をかけてくれていた

逆光で少し見えにくかったが


頬が赤くなっていた


そんな気がした




白)…ふふー…w

白)りんご飴っ♪りんご飴っ♪

水)ん、おぃひぃっ♪

白)ね、1口ちょーだい?

水)っ”!///

水)い、いー…よ、?///

顔が赤くなる

毎年あるこの

「1口ちょーだい?」

恥ずかしげもなくそういう君が

愛おしいのに

恥ずかしい


がぷっ、

白)んまぁっ♪

水)よ、良かった…///

火照る顔のせいで

汗が伝う

真夏なのに…よしてよ、w







花火

毎年人が賑わうため、上手く見えない

…身長低いからな…泣

そのため、抜けがけするようなスポットで

2人でこっそり見るのが毎年のこと


白)お♪くるぞくるぞー!♪

目をキラキラと輝かせている

本当、可愛い


ドーンッ…!

花火が鳴り響く

重低音の中

僕は花火を見つめる君を見ていた


「恋成就の花火」

毎年19時ぴったりに打ち上がるこの花火は

学生の中では人気の花火だ

ハート型に上がる花火

四方八方から色んな色で飛び跳ねる

それを見ている時

隣にいる人と結ばれる

「恋成就」の花火

今年も

意味を知らない君と見られる


ドーンッ…!

白)うわわっ✨きれーっ!

水)…ほんとにね、w

隣で笑っている君の

手を取ってみた

少し、びっくりしたようだけど

止めたりはしなかった

まるで、

あなたに任せるよ

そんな感じがした


もしかしたら

あなたもこの花火の意味を知っていたのかもしれないね


次々と上がる花火

その影に

2人の女の子のキス

誰知らない

花火の音に隠れて、

大好きな人と2人、

甘い、甘い、真夏のキスをする


白)っ……///

水)…初兎ちゃん、///

白)な、なんや、?///

水)…す、好き…です、…///

水)言葉に表すのは難しいくらい、好きです…///

白)…私も、だよ、?///

水)…へ、?///

白)ずーっと、大好きやったよ…///

水)ぇ…へぇ、…?///

白)もぉ!ショートしてないで…///!

白)…つき…あうの、?///

ちらっ、と上目遣いをされる

元から断る気も無かったが

もっと…口元が寂しくなった


ドーンッ…

白)ん”んっ!?///ビクッ

水)んちゅっ、…ちゅるっ、…///

白)んむ”っ…んぅっ…///ピクッ


水)もちろん、付き合いたい…な、?///

白)…責任、取ってよ、?///

白)私の初キス…///

水)っ!、もちろん、っ!///

水)一生かけて守るっ!

ぎゅうっ!

強く、強く、離れないように

抱きしめた

互いの頬は赤く染まり、

浴衣を映えさせる

暗闇に浮かぶ明かりが

屋台の光に負けじと光る


そんな


暑い夏の夜のこと
















あれから、しばらくの時がたった

当時付き合ったのが中学2年生

女同士ということもあり、バレることは少なかったが

自分たちの友達には

自分たちの口から伝えたくて、

女同士だけど、付き合ってます

4人の男友達に話した

それぞれ、

やさしくて、認めてくれた

初兎ちゃんとも関係は円満で

2人でデートに行ったり

キスしたり

ハグしたり

…あ、愛し合った…り、?///

そんな、幸せな毎日だった




現在

中学3年生

わかる人には、分かるのかな

そう

高校受験だ

初兎ちゃんとは変なところで仲が良く、

分からない系統も、わかる系統も

ぜーんぶ一緒

だから互いに教え合うことが出来ない

そこで

僕たちの関係を話した4人の男友達

そのうちの1人

いふくんと最近よく勉強しているらしい

段々と連絡も疎遠になってしまって

僕は少し勉強に身が入らなくなる毎日で

家のポストに入っていた



いつも二人で行っていた夏祭りの知らせ


水「ね、今日一緒に花火大会行かない?」


分かってた

未読…、w

もしかしたら、もしかしたら

久々に顔を見れるかもしれない

そんな期待を持って私服を着て


家を出た







水)っはぁっ…はぁっ…!

足が疲れる

いつもふたりで見に行っていた

隠れ家的な場所

知っていたのは僕ら二人だけ

もう暫く家から出ていなかったからか少しの距離で疲れてしまう

それでも


白)…もぉ、遅いで、?///


そんな、君の姿を想像して

頑張っていた











ドーンッ…!

花火が上がる


その瞬間に目的地へと着いた


僕らを結んだ

「恋成就の花火」


その花火が響き渡る


目の前では







青い髪を揺らして、初兎ちゃんと


キスしているふたりが見えた


水)…ぇ、…、?泣

涙が勝手に溢れた

訳が分からなかった

走馬灯のように君との思い出が駆け巡る


白)いむちゃん!

白)いっ…いむ…ちゃん…、///

白)いむちゃん♪



白)…いむ、…ちゃん、…

青)っ…ほとけ、…

白)いむちゃっ”!、これは…

水)っ…うるさい”っ!!泣

水)僕の気持ちも”っしらな”いぇ”っ!!泣

水)なんも”ぃわないっ”でよ”っ…!泣

2人は固まっていた

初兎ちゃんは浴衣を着ていた

しっかりと着付けし、髪飾りもつけて


あの日の服装と違うね

新調したの?


いふくんも

普段つけないようなピアスつけて

軽くメイクしてて

なんで、分かるんだろ

気持ち悪


やっぱり、僕じゃ頼りなかったよね

男の子がいいよね

かっこよくて、やさしくて、身長高くて、性格よくて、勉強できて、

いぶくんを選んだのは間違ってないって

僕が言うよ


でもさ、



水)…こんなの”っ…こんなのって”っありなの”っ…、?泣

涙が頬を伝う

おかしいくらい暑いのに

頬の熱さは拭えない



ふたりは罰が悪そうな顔をして立ち去って行った


ねぇ、なんでそっちがそんな顔すんの?

裏切ったのはそっちだろ”っ!

おかしいって…、

水)なんで”かな”っぁ…泣

どうして、

離れていったのだろう

もう戻ることは無い、

初々しい兎との夏











毎年

毎年

毎年

毎年

ずーっと、行ってしまう

もしかしたら

居るのかもしれないって、

勝手に思って

花火大会

例の場所に1人

向かう

水)………

ざっ…

すとんっ、

ベンチに腰をかける

大切にしていた初兎ちゃん

ここで、初キスしてたな


あれ?どうしてかな?







この日

確かに君はいたのに

同じ場所に

可愛らしい格好をして

美しく着飾って

なのに



もう



君のいたあの暑苦しい夏は


遠き日の記憶ならしい


















「君のいたあの夏」

この作品はいかがでしたか?

311

コメント

4

ユーザー

やばい、泣けます😭😭 狐愛って私の事で合ってますかね!? はい、水白も白水も大好きです🫶💕︎︎ めっちゃ感動しました😭✨️✨️ 水くんはこの後にも報われて欲しい✨️ ほんとに最高でした😭👏✨

ユーザー

えもすぎる...感動だぁ... 語彙力喪失しました...

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