僕は知っている。
1度輝きを失った光は、二度と世界を照らさない。
壊れてしまえば、直せないのだ。
無くした声が、もう歌を覚えないように。
散った花びらが、風に戻らないように
消えた虫の音が、森に響かないように
色あせない木が、目を奪わないように
溶けた雪が、再び形を持たないように
消えて、姿を変え戻ってくる。
世界が美しく回るための循環剤。
神様は許してくれますか?
彼を壊す循環剤が、僕であることを_
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