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青井視点
青井「ん?あれ?」
パトロールで海をヘリでみていたら
見覚えしかない赤い髪の救急隊がいた
そろりそろりと近づいて…
青井「あーかちゃん」
赤兎「うわぁッッ!!」
青井「ふふふふw」
青井「あれ…?」
背中が飛ぶほど驚いてくれた
普段仮面をしている彼は今外していたので、どんな顔をしているのか気になって顔を覗くと目から綺麗な雫がたれていた
青井「…」
青井「赤ちゃん救急隊楽しい?」
赤兎「救急隊は…楽しい」
青井「そっかぁ…」
青井「俺もね〜、警察忙しいけど楽しいよ〜」
赤兎「そうなんだ…」
赤兎「…」
青井「…」
赤兎「聞いてこないんだ…」
青井「ん?」
赤兎「泣いてる理由、青ちゃん聞いてこないんだね…」
青井「…あ〜、ね」
青井「まぁ…」
青井「聞いて欲しいの?」
赤兎「え、いやそんなわけじゃないんだけど…」
青井「相談なら乗るよ? 」
赤兎「…じゃあ乗ってもらおっかな」
青井「い〜 よ〜」
赤兎「青ちゃんはさ自分が居なくてもって、考えたことある?」
青井「んー、まぁいっぱいあるよ?」
赤兎「憧れの人を超えることも出来なくて、俺が居なくても救急は回って、出来ることもなくなってって、…要らないのかなって」
青井「…」
青井「まぁ、”赤ちゃんは赤ちゃんだから”ね」
青井「俺だって憧れの人をこえることは出来ない」
青井「まぁ、出来たとしてもしたくないな」
赤兎「なんで…?」
青井「だって、憧れ超えたらそれはもう憧れじゃなくなっちゃうでしょ?」
赤兎「…確かに」
青井「あと前言われたんだよね」
青井「俺は俺であって、”あの人では無い”からって、」
赤兎「…」
青井「それに〜!」
青井「赤ちゃんは赤ちゃんの方がいいよ」
赤兎「そうかなぁ…」
青井「うんうん」
赤兎「そ、っかぁ」
赤兎「……グスッ、…」
俺の目の前には色んな人がいて、
その中でも輝いている人がいて
隣にも誰かいて
隣で争う人がいて
後ろに楽しそうに歩いている人がいる
そんな毎日
時には泣いて
その分一緒に笑えばいいじゃん?
後ろとか前とか関係なしに
前にいるなら話しかければいい
後ろにいるなら振り返って話せばいい
隣はいつでも話せるよね
隣には君がいて
前にもいつも通りの人
後ろにもいつも通りの人がいる
隣に立たせて貰えなかった人
立つ前に飛び立った人
みんな色んなこと考えてるんだろうけど
まとめちゃえばこの広い海みたいにひとつにまとまるのかもしれないよね
綺麗で
綺麗で
ちょっと染まっている
この世界には
色んな色が紛れてる
こんな世界の
役にはまった
住人たち
そんな中の一人の俺
俺が変わっても世界は変わんない
終わる訳でもない
いつの間にか終わってしまう
ほんと自分勝手な世界だ
でも、
こんな世界が大好きだ
だから守る
住人も、世界も、ね
赤兎「青ちゃん!」
青井「な〜に?」
赤兎「ありがと」
青井「あ〜、どういたしまして!」
赤兎「俺も!いつでも青ちゃん話聞くね! 」
青井「ん〜(笑)それはありがたいなぁ〜!」
赤兎「俺!行ってくる!」
青井「ん〜!」
赤兎「またね!青ちゃん」
青井「またね〜」
青井「さぁーてと、街を守ってこうかなぁ〜!」
君は君色、君自身