私の本心

もう疲れたんだ。

自分を作って相手と接することが。

作り笑いが、作り笑顔が下手な私は、

いつも周りを心配させるばかり。

お母さんに怒られるのもきっとそう。

不機嫌なのやめなさい。

これが口癖。

こんな機嫌になっているのも、こんな態度に

なってしまっているのも全部あなたのせいなのに。

結局はいつも私が悪くなる。

私がいつもあなたに謝らないといけないんだよ。

全部私が悪かったのかな。

何も決めさせてくれなくて、

みんなの前では自由にさせてるかな。とか言っておいて、実際は私の意見に口出ししかしてこないくせに。

嘘つくあなたが大嫌い。

私の意見にあなたの意見を挟まないで欲しかった。

あの日、あなたに私は怒られ、

笑顔が消えていった。

理不尽なことで怒られ、あなたがムカついたら

当たられ、どうすればいいのか分からない。

逃げてしまいたいくらい。辛いよ。

ちゃんとSOSを出してたのに、

気づいてくれなかったのはあなただよ。

いつもそう。

私が泣いていたら、強くなれと怒鳴るあなた。

私だって頑張っているのに、

何も分かろうとしてくれない。

どんどん自分じゃなくなっていくのもあなたのせい。

でも、本当は、

私の本心は、

こう思いたくないんだ。

誰かのせいと決めつけて、自分に非が来ないように

逃げているとしか思えなくなってしまうから。

でもね。

もう怖くなってしまったんだ。

あなたが怒鳴る声も、言葉も。

ずっと味方だよ。なんていう

綺麗事並べた嘘をつくあなたが嫌い。

もっと自分らしくありたかった。

ぶち壊された気分。

何もかもどうでも良くなった。

だから私は今日も空の写真を画面いっぱいに撮るんだ。

夜月.