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ここは教会。
ピアノ前。
二人は一枚の紙を握りしめて、立ち尽くしている。
くだされた刑は
ーー記憶消去。
強制的に記憶を消去する刑。
「…最後に一度…弾かせてください」
そう言ってピアノの前に向かったのは…
ガーネット。赤い瞳のきれいな子。
演奏曲は[(決まってない!)]
悲しみと優しさに溢れる演奏。
「このまま…永遠につづけばいいのに」
この声はーロザリオ。
青い瞳の子。
ガーネットが弾き終わると、ロザリオに歩み寄った。
しばらくの沈黙。
「…ロザリオ。私とあなたは記憶を無くすことになる。…でも、私たちは通じ合ってる。だから…また、ここで会おう」 「うん。」
ーー※ーー
「それでは始めますよ」
いかにも科学者というような人が言った。
「またいつか」
「またね」
ここは教会。
記憶を消去された、ガーネットとロザリオ。
淡い二人の物語が新しく
ーー始まった。