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🌸・・・ヒソカと同級生。優等生。男嫌い。
ヒソカ・・・🌸のことをオモチャだと思ってる。問題児。🌸の言うことだけ聞く。
ある日のこと。プールで🌸が溺れかけていると見学していたヒソカがプールに入り助けに行く話。
🌸side
今日は調子が悪い。もうそろそろ期末テストなため、勉強を夜遅くまでしていたら寝不足になっていた。しかも今日は授業でプールがある。心配だなと思っていた矢先、私はプールサイドで目眩を起こして倒れてしまった。いや正確には激しい体の側面の痛みと水の音で倒れたことに気づいた。水の音…?ということは私は今、プールの中にいるのか。やばい…意識が…。薄れゆく意識の中で私は感じた。誰かが優しい手つきで私のことを持ち、プールから上げてくれた事に。
ヒソカside
今日は🌸の体調があまり良くないことは顔色の悪さからすぐに分かった。🌸は真面目だからきっとプールに入るだろう。しかし大丈夫だろうか。何せボクのオモチャは壊れやすいから♡プールの時間。ボクは面倒臭いからプールには入らず見学さ。もうセンセーも何も言わなくなった。🌸の体のラインが見えて美しいなと惚れ惚れしていたところ、🌸がいきなり倒れた。ボクは血の気が引いた。こんな感覚始めてさ。急いでボクは🌸を助けに行った。プールに飛び込み、水中にさまよっている🌸を見つけると急いで向かい、プールサイドへ持ち上げた。はぁ、と安心したような、焦ったような声が出た。プールサイドに🌸をあげるとすぐに🌸は浅い呼吸を繰り返した。意識はないようだが、呼吸をしていて何よりだ。ボクは今まで人の死にはたくさん直面してきたがこんなに焦ったのは初めてだ。髪を下ろしたボクに黄色い声が浴びせられながらボクは保健室へと向かった。 🌸に寒いだろうと自分のジャージをとってきて水着の上から着させる。🌸が自分の大きなジャージを着ていると思うと独占欲がぐつぐつと煮えてくる。やはり自分は🌸のことをただのオモチャだとは思っていないようだ。
🌸side
「んんっ…」
目を覚ますと横にはあの問題児のヒソカがいた。
「げ、」
と言ったら彼は嫌そうな顔をして
「何か言うことはないのかい?♣︎」
と、言ってきた。助けてくれたあの優しい手は彼の手だったのかと驚きながらも
「…あ、ありがと…」
と、言うとヒソカは少し不服そうにした。何が気に入らないのだろうかと考えていると、
「キミは水着姿で、僕のジャージを着て、保健室に2人きりでなんでそんなに無防備でいれるんだい?♢ボクも男なんだけど♠」
そんなことを言われても私はまぁ、男がそんな好きではないしどうしろと?と聞きたかったが、一応助けてくれた恩人だ。失礼のないように、
「制服のクリーニング代と学食を奢ります。なのでそれで今回のことはなかったことに…」
と言いかけるとヒソカが口を挟んできた
「違うんだけど♣︎ボク今すっごい興奮してるんだけど分かってる??♢」
ヒソカにだんだん詰め寄られ私は恐怖を覚えた。それを感じたのかヒソカはゆっくりと戻った。
「ごめん♢キミを怖がらせるつもりはなかったよ♠」
と優しく頭を撫でてくる。もしかしていい人なのかもしれないと安心したが、さっきの発言はもしや…と思ってしまい、やはり警戒してしまう。それを悟ったのかヒソカは
「お礼はいいよ♡次から寝不足には気をつけてね♣︎」
と言い、去ってしまいそうになる。それを防ごうと手をとる。
「あの…その、、、えっと、…何がして欲しいこと1個言ってください、!!」
自分でも何を言っているか分からなかった。ただ、問題児で、意地悪だと思っていたことを謝りたいという一心で言った。
「ん〜♡じゃあボクと付き合って♡」
「え、」
それしか言葉が出なかった。あっちに気があることすら気づいていなかった。
「なんでもいいんでしょ?♣︎だったら付き合ってよ♢」
私は嫌な予感がしたが、付き合うことにした。
「わ、分かった…」
まさか私がこの後、彼にベタ惚れしてしまうとは夢にも思っていなかった。
終わりでーす!スマホとiPadを連帯してスマホで書けるようになりました〜!投稿頻度も上がっていくと思います!ではまたいつか!