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1時間ぐらい経った頃だろうか、伊織がベットから起きた音がした
それと同時に、由鶴は少し俺から遠くに移った
夜「…そこで何してるの?」
伊織は怪訝な顔をしている
朝「あ、いや…別に」
夜「…俺がもってる情報、少しあげようと思って」
朝「…ありがとう」
夜「何処までこの世界のことは知ってる?」
朝「化け物がいるってことと、朝から変わらないってことぐらいかな」
夜「全然知らないね。」
朝「…まぁな、今日来たばっかだし」
夜「まずこの病院にいるのは計5人」
朝「俺と由鶴と伊織とRc2、あともう1人か」
夜「…あのロボットは数に含めてない。あと2人だよ」
朝「そうなのか…」
あと2人、どんな人なのだろうか
夜「どっちも会ったことあるけど、1人は死んでもう1人は安否不明ってとこかな」
朝「死んでるのか…」
夜「あの化け物に襲われてね」
夜「…あと、この病院からは出られない」
朝「…え?どういうことだ?」
夜「まず、この病院はエレベーターが使えない。罠が仕掛けられてるから」
朝「だからさっきエレベーターで死にかけたのか…」
迂闊だったな。もっと気をつけて行動しないと
夜「降りたり登ったりするには階段を使う、ただ一階と四階へ向かう階段は使えない」
朝「なんでだ?」
夜「瓦礫で道が塞がれてる。一階と四階に行くにはB館に行かないといけない」
朝「B館か…」
夜「ただB館はここよりも危ない。化け物がうじゃうじゃいるし、罠の数も多い」
朝「リスクが多いな。一階と四階に行くには」
夜「そうだよ。でも出口があるのは一階だし、四階からは外へつながる非常階段がある」
朝「…窓から出れないのか?」
夜「出れない。何を投げつけても、叩いても何しても傷一つはいらない」
朝「じゃあ絶対出るには一階か四階に行く必要があるのか」
夜「うん、食料も量は限りがあるし、もって2週間ぐらい。その間でここから脱出する」
夜「それが目標だよ」
2週間のうちに脱出か。
本当にできるのだろうか、しかも出たとしても安全は保証されていない
外に化け物が蔓延ってる可能性もあるし、食料もないかもしれない
でも、ここから出ないわけにはいかない
朝「…そうだな、俺もできる限り協力する」
夜「助かるよ」
朝「まず、何からするべきだ?」
夜「そうだね…」
伊織は少し考え込んだ後に、こう言った
夜「俺と一緒にもう1人を仲間にしに行こう」