テラーノベル
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皆様どうも。この小説を書いている作者です。
今回も注意事項を以下に書きますのでよく読んでいただけると嬉しいです。
・作者は🌈🕒️にハマって約4〜5カ月のオタク
・キャラの口調が曖昧
・キャラ崩壊が激しい
・文章の破綻
・展開が早い、急
・最後に西メンツの内二人が名前だけ登場、人によってはCPを匂わせる文
・捏造まみれ ←一番重要
などなど…とにかく、
なんでもいけるよ!という方向けのお話になっております。
地雷などがある方は今のうちにブラウザバックをお願いします。
スクロールすると本文が現れます。
「お前さ、黙って聞いてれば
さんっざん口走ってくれやがったな」
リト君に胸ぐらを捕まれ強制的に目を合わせられた。リト君が怒っている。めったに本気で怒ることのないあのリト君が。ヤケクソに全部ぶちまけてしまったから、恐らくその中の言葉がリト君の琴線に触れたんだ。
「俺の幸せの基準をお前が決めんなよ」
「後勘違いしてるみてぇだから言うけど、
俺はお前が好きなんだよ、テツ」
「…ぇ、」
耳を疑った。リト君が、俺のことを好き?今までそんな感じはしなかった。
もしかして都合のいい幻覚?阿呆な事を考えて、今胸ぐらを掴まれているわけだしそんな訳はないと自己解決する。
「…それはその、一時の気の迷い…とか、」
「あ”?」
信じきれなくてぽろっと零した言葉に、リト君は眉間にシワを寄せた。でも声を荒げるようなことはせず落ち着いた様子だった。あるいは我慢しているのかもしれない。
「俺はさ、テツが思ってる以上にテツのこと
好きなんだよ」
「だからそんな事言うな。
お前のこと本気で好きだし、
大事にしたいと思ってんだよこっちは」
「俺は家庭とか今そんなのじゃなくて、
テツの隣がほしいの。」
「テツの隣でいられることが一番幸せだって思ってんだよ俺は」
「…分かれよ、テツだから好きなんだよ」
らしくないほどぽんぽんとリト君の口から出てくる言葉を俺はぼやけた脳で必死に追いかけた。
いつの間にか胸ぐらを掴んでいた手は離されていて、代わりに俺の未だに少しずつ流れている涙を親指で優しく拭われた。
よく見ると、リト君の目にも涙があふれるギリギリまで溜まっていた。俺はそれに気づくと、リト君と同じように親指で拭った。それにリト君は少し驚いたように目を見開いたが、すぐに微笑んで「ありがとね」と言った。
「…テツ、俺のこと好き?」
「…ぅ、ん」
「じゃあそれでいいだろ。
お前の幸せも、俺の幸せも、全部一緒に作ってこうぜ」
「だからさ」
「俺と…付き合ってください」
リト君は俺に改めて向き直ると、珍しく照れたように微笑んで握手を求めるように手を差し出した。
「俺で、いいなら…よろしくお願い、します」
俺は顔の熱さと動悸でどうにかなりそうなのをぐっとこらえ、恐る恐る差し出された手を握り返した。
と、握手をした状態のままぐいっと体を引かれ、気づけば俺はリト君に抱きしめられていた。
「言ったろ、俺はお前だから好きだって!」
そういって歯を見せて笑うリト君は、窓から差し込む光に負けないくらい太陽みたいにどこまでも眩しかった。
俺はリト君と付き合えた事や今リト君に抱きしめられているという事実に多幸感が溢れた頭がどこかふわふわとしていた。
不意に離されると、両頬を包むようにリト君の両手が添えられた。目を合わせられるように顔をすくい上げられると、リト君のとろりと溶けた蜂蜜のような瞳と目がかち合った。
「テツ…キス、してもいい?」
ふわりと愛おしいものを見るかのような目にただでさえ動悸が収まらない心臓が早鐘を打ち、更に顔中が熱くなっていくのが体感でわかる。それを感じ取られたのか、リト君は「熱いねお前」と笑った。
「…ぃ、いよ」
俺は行き場のなくなった手を手遊びのようにもじもじとさせながらなんとか了承の三文字を喉から口から絞り出した。
リト君が更に目を細めて嬉しそうに笑みを深くすると、その顔は次の瞬間にはもう俺の目の前いっぱいに広がっていた。
それと同時に俺の唇にふに、と柔らかいものが触れている感覚がする。おまけに後頭部に片手が添えられていて髪の毛を梳かれていた。
あ、俺、今リト君にちゅーされてる。
意外に冷静な頭がそういう結論にたどり着く。が、俺自身キャパはとっくにオーバーしているのでなんとも恥ずかしくてぎゅっと目をつぶって唇に触れられている感覚を必死に追いかけた。
「…ん、」
「…はぁッ、」
数秒して唇が解放された。息を止めていたため酸欠気味になりながらも今さっきちゅーをしたという事実になんとも言えない幸せな甘さが胸のうちに広がっていった。
と、不意に物体がせり上がってくる吐き気を感じた。花を吐く時特有のあの感覚だ。思わずリト君に目線を向けると意外にもリト君もなにかあったのかぴくりと表情の筋肉を少し強張らせた。
「っごめんリト君、俺、吐くかも」
「ん、多分俺もだわ」
「俺も」…?
俺はリト君の言葉に疑問符を浮かべながらも、とにかく背を向けて花を吐いた。不思議と今までのような気持ち悪さや喉に花びらが突っかかるような感覚はなく、嘔吐くこともなくこの上なくスムーズだった。
「これ、って…」
ビニール袋などの物がなかったので仕方なく自分の両手を受け皿にして花を収める。
俺が吐いた花は、今までにないくらい綺麗な白銀の色をした百合だった。
確か花吐き病はこんな風な色の百合を吐き出すことで完治するはずだ。
俺はぱっとリト君の方向を振り返ると、驚いたことにリト君の手のひらにも同じような色をした百合が乗っていて、窓から差し込む太陽の光を受けて輝いていた。
何でリト君も?!と話を聞くと、リト君は昨日俺が隠していた花に気づいていたらしく、俺がアジトに帰った後ガッツリ触ってしまったらしい。
俺が隠すのが下手くそだったばっかりに…と反省し謝ると「別に今治ったわけだし気にしてねぇよ。それにテツのほうかかってた時間は長かっただろうし、苦しかっただろ」と労わるように頭を撫でられた。
彼の心の器の広さと、急に増えたスキンシップとその優しさに顔をまた赤くしながら俺は「君ってヤツは!!」と複数の意味を込めた叫びを上げた。
「や〜っとリトテツくっついたわけ?!
まぁ話は後から聞き出すとして、今日は
スペシャルAKG唐揚げ作ったげる!」
「ママァ…!!」
「こんなデケェメンズ産んだ覚えありません!!」
「なぁリト、告白したん?されたん?
なぁ答えろや、なぁリト」
「きゃ〜っ誰か!へるぷみー!
男の人呼んで〜!!」
「後どこまでいったん?
なぁ、茶化さんから1から10まで全部聞かせぇや」
昼頃、帰ってきたマナ君とウェン君は俺とリト君が付き合うことになった旨の報告を伝えるやいなやお祭りかと思われるほどの大騒ぎ状態となった。
ウェン君は「唐揚げの仕込みするから散った散った!」と俺達を自分のスペースから追い出し、マナ君はリト君を問い詰めていたが、「ぜッッたい夜話してもらうからな!」とまだ少し座った目で俺達をパトロールへと送り出した。
その日の夜に、朝起こったことを文字通り根掘り葉掘り聞かれまくり、リト君が俺の惚気をたくさん言ったことで俺の顔が真っ赤になりいじられたことは、また別のお話で。
END.
(伏せ字に特に意味はない登場人物紹介)
tt
物語の中心人物その①。
花吐き病にかかっていた張本人。かかっていた期間は約7ヶ月。
(ちなみにttは一度花吐き病で死んでしまっていて、
一匹残機猫を消費したという謎&暗設定を入れようかと考えていた時期があったが、
物語の展開上必要ないし不穏だしでやめた。ハピエンが正義。)
今回晴れて片思いを拗らせていたrtと付き合えた。超ハッピー。
ただしrtが胸焼けするくらい甘いスキンシップをしてくるなど
新たな悩みのタネが増えた。
rt
物語の中心人物その②。
こっちも一日だけだが花吐き病にかかっていた。
実はttより片思いをしていた時期が長い。
今回晴れてttと付き合えた。一生離すつもりはない。
それ故今まで触れられなかった時間を取り戻すかのように
ttにスキンシップを試みている。
付き合ってからttの可愛さに拍車がかかっているようで、
キュートアグレッションが溢れ出ている事が多々ある。(なおttが気づく前にwnかmnに止められている。)
mn
rttt見守り隊その①。
もともと同期オタクなのとrtttの空気が好きなので、
二人がくっついてくれてめちゃくちゃ嬉しい。
飲みに行くときなどに恋人の惚気(mnには見せてくれない一面)が
たくさん聞けたりするのでほくほく。
ただしrtが公共の場でもイチャつこうとする時があるのでそれは毎度止めている。
くっついた後もrtのキューアグやらttの初心すぎるところやらで苦労しているので、
西に行くとだいたいriにそのことを聞いてもらったりしている。
wn
rttt見守り隊その②。
ttの心情を色々察して心配してくれていた優しい人。
rtttが付き合ったという報告を受けたときは張り切って
AKGスペシャル唐揚げを作ったのだが、嬉しいがためにめっちゃ作りすぎて余った。西のメンツにお裾分けした。
rtttの惚気を聞く時がありデケェメンズ同士のイチャイチャはねぇ〜?
と毒を吐いたりしているが二人の笑顔が更に増えていて良かったと思っている。
それはそれとして一緒に遊びに行く機会が少し減ってしまったので、
その時は西に飛んでruに構ってもらいに行っている。
スクロールお疲れ様でした!
最後までこの小説を読んでくださりありがとうございました!
見事完結まで持って行けることができました〜!!嬉しい!!
(内容の酷さは抜きにして)結構理想的なスピードで書いて投稿できた作品だな〜と感じております。
ですが最終話の出来は少し適当になっちゃったかも…?!
と思う点が多かったのですが文才がないため直すことが出来ず血涙状態でした。
さて、お話は少し変わって次回の連載小説のお話になるのですが、またrtttになるかと思われます。
というか作者、rtttしか書けません。🙃
三話制作時点で構想はぼんやりと練っていたのでそれを形にした小説を書こうかと考えています。
先に言っておくと、今回の小説と比べてもますますまじで何でもあり地雷無しの方しか読めないものが出来上がるかと思われます。ご注意ください。
それでは、改めまして最後まで読んでくださり、
本当の本当にありがとうございました!
作者の次回作にご期待ください!
コメント
1件
いい…とても……… rtttまじで好きなんで見ててめっちゃ楽しかったです!!!!!!