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第2話
Start!
その翌週、静空は仕事終わりのカフェに再び足を運んでいた。
トラゾーとの偶然の出会いから数日が経ち、頭の中には彼のことが何度も浮かんでいた。
「もう会うことはないのかもな~、、、」
ふとそんなことを思いながらカフェラテを飲んでいると、入口のベルがチリンと鳴り、何気なく目をやる。
そこには、マスク姿の彼が立っていた。
「えっ、、、また?」
静空は驚いたが、トラゾーはすぐに気づき、目元だけで笑いながら近づいてきた。
「ぁ、また会いましたね。ここ、常連なんですか?」
「そういうわけじゃないですけど、、このカフェ、仕事帰りによく寄るんです」
自然と会話が始まり、再び隣の席に座るトラゾー。
彼がノートパソコンを開く間、静空は自分の気持ちを整理しようとしていた。
偶然にしては出来過ぎている。けれど、この出会いを無駄にはしたくない。
――そんな思いがふと胸に浮かぶ。
「最近の動画、見ましたよ」
静空がそう切り出すと、トラゾーは嬉しそうに頷いた。
「ありがと~!どの回が一番面白かった?」
そこから話は再び弾み、やがて二人は動画制作やゲームの話だけでなく、
普段の生活や考え方についても話すようになった。
静空は、自分がどれだけトラゾーの言葉に勇気づけられてきたかを正直に伝え、
彼は静空の仕事への真面目さを
「すごい」
と褒めた。
「ぁ、そうだ!次の撮影がオフの日にちょっと面白いイベントがあるんだ。興味ある?」
トラゾーが少し躊躇いながらそう切り出したとき、静空の胸が高鳴った。
「興味あります!」
彼がスマホを取り出し、詳細を見せてくれる。
そのイベントは、トラゾーがメンバーとゲスト出演する小規模なゲームトークショーだった。
「じゃあ、もし来れるなら、、、受付で『静空さん』って名前を伝えればわかるようにしておくよ」
それは、彼からの小さな招待状だった。
静空はその場で頷きながら、これがただの「偶然」ではなくなりつつあることを感じていた。
next~第3話
【輝くステージ】
ゲームトークショーなんてあったら絶対行くよ私。
あぁぁぁぁ偶然あれぇぇぇ!!!!(???
皆にさ、お願いある。
夢に思ってたこと。
1話でハートが1000以上いくっていう夢。
、、、おしてくれる、、?(´・ω・`)
コメント
2件
面白い!続き楽しみだな