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> L FILE No.14
> ██████████████
> STATUS: CLASSIFIED / LOCKED
⚠︎ WARNING ⚠︎
このファイルは『初代N』以外の閲覧を想定していません。
続行した場合、内容の保証は行われません。
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── FILE No.14
── LOG START
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本作品は
『DEATH NOTE: Another Note』では描かれなかった
【欧州バイオテロ事件】および【Aの過去】を、
作者独自の視点と構成で描いた二次創作です。
作中では、ヨーロッパを舞台とした
大規模な被害を伴う“架空の事件”が描写されますが、
これらはすべてフィクションであり、
実在の国家・地域・政治体制・思想・事件とは
一切関係ありません。
なお、本作におけるテロ・感染・国家機密・政府判断などの描写は、
物語上の緊張感およびサスペンス性を高めるための《演出設定》であり、
現実の社会情勢・政治問題等に対する主張・批判・扇動を目的としたものではありません。
また本作は、Lという人物の《闇》に
最大限踏み込んだ物語構成となっています。
探偵という枠組みを超えた存在としてのL――
明るいヒーロー像ではなく、
「何を背負い、何を犠牲にしてきたのか」に触れる内容となるため、
独自解釈および重度の心理描写を含む点をご了承ください。
前作「ウィンチェスター爆弾魔事件」と
同一の世界観を共有しており、
物語上の出来事や設定が繋がる場面があります。
原作および公式設定とは異なる解釈・描写が含まれます。
あらかじめご了承のうえ、お読みください。
──硬い前書きから始まってしまい、申し訳ありません。
本作は、Aという人物の視点を通して、
「己がLになること」を疑似体験するために構成された物語です。
読者に安心や爽快感を与えることを目的とした作品ではなく、
むしろ最初から、
精神的負荷・重圧・判断の苦悩を追体験させることを前提に設計されています。
読み進めるほどに、
Lという名前の重さと、選択の責任が積み重なっていく構成となっておりますので、
その点をご理解いただいたうえでお読みいただければ幸いです。
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さて──
これから語られるのは、ワイミーズハウス初代XからZまで──通称“ラストアルファベット”と呼ばれる子供たちが、ゲストとして参加する世界三大探偵による探偵合戦です。
キラ事件の際、Lが『エラルド=コイル』や『ドヌーヴ』の名を用いていたことは、今となっては広く知られている事実でしょう。
ですが、本来それらはLが“最初から持っていた名”ではなく、この欧州バイオテロ事件における勝利の果てに、“勝ち取った名”です。
つまり当時、エラルド=コイルとドヌーヴは、それぞれ独立した“探偵”として、Lと敵対していた──
彼らを相手取るこの戦いに、
“主役”として立たされたものがいる。
──初代A。
これは、彼の壮絶という言葉では追いつかない数ヶ月間と、Lという存在の、凶暴さを記録した──《Aの遺書》です。
今、Aの遺書は私の手元にあります。
正確には、“ようやく手に入れた”と言った方が正しいかもしれません。
その遺書は、『初代N』
──かつてワイミーズに在籍していた人物が保管していたものでした。
NはAと個人的に深い接点はなかったはずですが……“なぜか”それを手放さずにいた。
見つけるまでに、想像以上の時間を要しました。
いや、時間だけの問題ではありません。
“なぜ、それを初代Nが持ち続けていたのか”という問いに、答えを出すのが遅くなってしまいました。
けれど今、ようやく意味を知りました。
知った上で──
この遺書は、私が引き継ぎます。
『L』の後継者として。
この欧州バイオテロ事件を、終わらせるために。
Lが──“本当の意味では解けなかった事件”を
私が──“現N”として、答えを出します。
『始まりと終わりは、いつも同じ』
そうであるなら、また私は──
戦わなければならないのか。