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ガタン!

「…!?」

『っはぁ、はぁ、』

『綺麗な演奏だなって、思って、』

『ッ、ごめんね、』











『シャークん。』






「ぶるーく、」

「…待ってたよ(小声)」


〜♪


いつ聴いても綺麗で、美しい曲。


『僕が一番好きな曲、』

『ワイツの曲だ、』


何故か、何故か分からないが涙が止まらなかった。

彼は待っててくれた。この曲を覚えていてくれた。


『ッごめ、ごめんねッ』グスッグス

「ッ、そんなに泣くなよ、綺麗な顔が台無しだって…」

『ッぐ、う゛わぁぁぁッ』

「落ち着こうな、」


シャークんは僕が落ち着くまで抱きしめてくれた。


「…落ち着いた?」

『ッうん、ありッがとう』

「なんでいきなり音楽室に…?」

『演奏が、聴こえて、それで…』

「…なんだかあの時みたいだな、俺とぶるーくが出会った、一年前。」

「ちょうどこんな日だったな」


雲一つない晴天、部屋の外まで響くピアノの音。


『…確かに、そうだね』


「そうだ、今度遊びに行こうぜ」

「ほら、海とか」

『いいね!行こうか』

「じゃ、指切りげんまん!」

『っあはw、小学生ぶりw』

「笑うなよ、!」

『じゃ、約束ね』

「分かってる!」

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