ずっと いっしょ

昨日夏祭り行ってきたんでそこだけ実話です🙌🏻

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水桃（微水白）

死ネタ

ご本人様には

一切関係ありません

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「……はぁ、、もう夏か」

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8月2日、季節はすっかり夏で外からは蝉の鳴き声が煩いくらいに聞こえる。

そして今日は夏祭りがある日、そして時刻は16時、早速会場に向かっている人も居りゃ写真を撮っている人がいたり

僕は不登校ということもありあまり行きたくなかったため行かない、はずだった

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「あ、今日の夜ご飯どうしようかな」

「今何も無いんだよね〜…」

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ピーンポーン

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「…誰だろう…先生、とか、？」

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ガチャっ、

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「はーい……」

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『こんにちは♪』

『2年4組の乾ないこっていいます』

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「何の用ですか…？」

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『今日夏祭りがあるんだけど、せっかくだし一緒に行こうかなって！』

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全く知らない話したことも無かった人にいきなり言われた。当然僕は断ろうとした

けど、何故か断っては行けない気がした

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「分かり…ました……」

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『ほんと！？ありがとう〜！』

『じゃあ早速〜！』

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「ちょっと待ってください！着替えさせてくださいっ、！？」

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『え〜？その服でいいじゃん？』

『私服同士行こうよ♪』

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「いやっ、いくら何でもこの服はボロボロすぎるんですよ、！？」

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『ボロボロ…？』

『俺もだから安心して、？笑』

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「っ、…？」

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『さっ！れっつごー！』

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「…あぁっ、ちょっと、！」

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今一瞬、どこか悲しそうな顔をしてたけど

この人一体なんで僕を…

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『到着！』

『人多いね〜？』

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「多い所じゃっ…おぇっ、、」

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『あれ、大丈夫？』

『あ、人酔いってやつ？飲み物買ってこようか〜？』

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「だいじょ…ぅっ、…」

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『あぁ〜！買ってくるね！？』

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、

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「どこか行きたい所とかないの？」

「さっき助けて貰ったし何が奢るよ」

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『え〜！ほんと？』

『じゃあ、、りんご飴、食べたいなぁ』

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「ん、じゃありんご飴買お？」

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『うん、！』

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『スーパーボールすくい、？』

『なにそれ…？』

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「え、…単純にボールをすくうやつだけど」

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「あ、かき氷あるじゃん」

「食べようかな〜」

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『俺も！いちごがいい！』

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「ないちゃんみたいな色だね」

「僕はブルーハワイにしよ」

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『ない…ちゃん……』

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「…どうしたの？」

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『あ、ううん、別に何も無いよ！』

『早く食べたい！』

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「はいはい、笑」

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あれから僕たちは普通に友達かのように沢山遊んだ。そして花火が始まる頃だった

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「ふぅ。楽しかった…笑」

「ないちゃんも楽しかった〜？」

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『うん、楽しかった…』

『……ねぇ、ほとけっち』

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「何〜？他にも行きたいところあった？」

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『違うの、、』

『俺とほとけっちって、、友達、だよね？』

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「え、、？」

「友達…だよ、？」

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『…んへっ、やった、…♪』

『最初で最後の友達、作れてよかった…』

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「へ、…最初で最後、？」

「待ってよ、僕たちずっと友達じゃん…」

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『…ごめんね、俺さ、もう長くないんだ』

『早くて明日に死んじゃうかも笑』

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「そんなっ、なんで……」

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『友達、欲しかったんだ』

『夏祭り行きたかったし、特別に最後の許可を貰ったの』

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「ないちゃんっ、、」

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『ごめんね！隠してて…でも、、』

『すっごい楽しかった…！』

『また連れて行ってね！笑』

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「ないちゃん…ないちゃんが居なくなっても…っ、、」

「僕たちはずっと友達だよっ、笑」

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『…っ、、！』

『うんっ、！』

『ずっといっしょ！笑』

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僕にとっての”ずっといっしょ”は一生の呪いでもあった。ずっと忘れられなくてずっと寂しくてずっと辛くてずっと苦しかった

今でも忘れない。これから先もずっと

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8月2日

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「……今日、夏祭りか。」

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『いむくん？何やってんの？』

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「初兎ちゃん、夏祭り、楽しい、？」

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『…楽しいけど』

『なんで、、？』

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「…スーパーボールすくいって知ってる？」

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『当たり前に知ってますけど笑』

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あぁ、やっぱり。

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「何か違うな。」

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