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授業終了の予鈴。

その音がなった途端に数人が席を立つ。

それは僕、てるとも同様。

すぐに席を立ってまひちゃんの元へ向かった。



💖「まひちゃん、」



💙「っあ、てるちゃん!LINEみてくれてありがと!」



💖「…それで僕怒られたんですけど……」



💙「あははw…許して?」



そう言いながらそこら辺の人を悩殺できそうな瞳で見つめてくる。

……これだから可愛い系イケメンは、



💖「……まぁいいよ、…ところで、さ」



💙「んー?なぁに?」



💖「紅華さん?だっけ?どんな人なの?」



💖「足速いってのはなんとなく分かったけど……」



💙「あーそれ僕も気になってた、!」



💙「他クラスだもんねぇ……あんま知らない人多いし」



クラスの中では割と陽キャな部類であるまひちゃんもあまり紅華さんのことは知らないらしい。

けれど1度気になれば正体がわかるまで気になってしまうのは人間の性というもので

どうしたものかと悩んでいるとあっ、とまひちゃんが声を上げた。



💙「そまちゃなら知ってるんじゃない?もしかしたら同じクラスかもしれないし」



💖「……あー、たしかに…聞きに行く?」



💙「そうしよー!」



そうと決まれば行動は早く、足早に隣のクラスへと向かった。

____________________


💛「知ってるよ、?紅華くれかばぁうさんでしょ?」



💙「やっぱ知ってる!?」



💛「同じクラスだし、、」



少し人目が気になり遮光グラスとイヤーマフを外す。

そんな僕を見て2人は少し心配そうな顔をしながらも話を続けた。

……ちなみに、そまちゃは既に僕が感覚過敏だということを知っている。



💙「じゃあ、、どんな人?」



ちら、と僕を見ながら話すまひちゃんに大丈夫、と軽く頷く。

不安が無くなったのか、またまひちゃんはそまちゃの方を向いた。



💛「えーっ、、と……確かサッカー部の…人、で……」



なるほど、と合点がいく。

だから球技リレーのサッカーに出ていたのか。



💛「…確か、午前か午後の片方しかいない気が……」



💙「…そまちゃってよく人の事見てるよね、」



💛「っえ、あっ、ごめ……っ、」



💙「違うよ、2つ目の長所、」



あぁ、と少し考える。

他クラスにも友達は当たり前にいるまひちゃん。

親友だから、といえど他にもすぐ聞ける人はいたであろう。

……それでもそまちゃに聞きに行こうとしてたのはもしかして…



💖「…まひちゃんって人の長所を見つけるって長所あるよね、」



💛「…………憧れるなぁ、」



💙「……、そんな、いい人間じゃないけどね、w」



その言葉に首を傾げる。

ただの謙遜だったのかもしれない。

……でも、どこか本当に、まひちゃんはそう思っている……そんな気がした。



💛「っあ、」



一言、そまちゃが発する。

その言葉に思考が現実に帰ってくる。



💛「あの人……あの、赤髪の、」



そういうそまちゃの目線の先を見る。

綺麗だ、だなんて思った。

外から吹く風になびく紅色の髪の毛。

全ての人間を映すためにあるかのような、金色の瞳。

マスクで隠されたその下は不思議にも見てみたいと思うほど惹き付けられて、



💛「紅華、ばぁうさん……」



💙「……綺麗な、め……」



マスクで下は覆われているからか、親友だからなのか、やはり着眼点は同じで。


楽しげに笑う彼の姿は思考にくっきりと焼き付いた。

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プロフィール変更情報➝️⭕️

【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】

💖てるとくん

桃川てると

新高校1年生。

Bルーム。

感覚過敏。

茶色みのかかった黒色の髪をしている。


💙まひとくん。

蒼空まひと

新高校1年生。

Bルーム。

てるとの親友。

誰とでも仲良くなれる明るい性格。


💛そうま

黄瀬そうま

新高校1年生。

Cルーム。

AD/HD(ADD)。


❤️ばぁう

紅華ばぁう

新高校1年生。

Cルーム。

サッカー部。

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𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.

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よければ続きみたいです🙏

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