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#異世界転生
しめさば
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花月夜れん
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「タカマガハラ?」
すごく日本語っぽいイントネーション。何かで聞いたことがあるような。なんだっけ……。
「ライトコールから東へ東へと進むと火、水、風、木、土の精霊が加護する国があるんだ」
トントントンと国のある位置を指で押さえていく。
もし、闇の精霊に会うならこれらの国を通って行くことになるのかな。
「遠い……よね、これって」
「遠いね」
絶望的な距離だ。でも、行かないと……。
地図を持って、私達は部屋へと戻った。
ーーー
うぅぅぅ、くすぐったいー!
採寸のためにメジャーでぐるぐるまきにされています。
メジャーで採寸なんて、何年ぶりなのかしら。
「このサイズなら、問題なく試作品も着れますわ」
試作品を持ってきてくれた女の人が言う。
「はい、ありがとうございます」
「リサちゃん、終わったー?」
アリスがドアをノックしている。
「まだ試作品を着てないけど」
「また、後程でも」
彼女はクスクス笑いながら、測定道具をカバンにしまって、帰り支度をしている。
「それでは。また、完成しましたら、お持ちしますね」
ペコリとお辞儀をして、彼女は扉のむこうのアリスと交代した。
「いっぱい持ってきてくれてるね。あとで着て見せてね!」
ニコニコと、(私が! )恥ずかしいことを言うアリス。
ファッションショーですかっ!!
色々と用意してもらってて、全部着ることがあるのか謎です。
「あの服から、よくこれだけ色々な服が作り出せるなー!」
ちょっと、不思議なデザインのものも目にはいるけど!
あれはあとで1人のときに確かめておこう。
「彼女達、国で1番人気の服飾店だからね」
わー、1番忙しそうだ。そんな中作ってもらって大丈夫なのかしら。それに、
「あの、お値段は……?」
この世界のお金を持っていない私は、請求書を見るのが怖い。
だって、この刺繍とかすごく丁寧でまるで美術品ですよ!
「大丈夫! マタタビでお支払い済みだから気にしないで」
イエ、気になります。でも払える気もしないけれど。
私が困った顔をしていると、アリスが笑いながら言った。
「じゃあ、全部しっかり着てあげて。服は着てもらってはじめて意味があるんだから。飾っとくだけじゃ、可哀想だよ」
「はい」
できる限り、頑張ります。
「じゃあ、まずはコレからね!!」
ニコニコしたアリスが、沢山の服の中からぴらりと選んで見せてくる。
まって、まさか、ファッションショー、今からですか!?
コメント
1件
45話読んだよ〜!!地図で見る距離に絶望しつつも「行かないと」って決意する主人公、かっこよすぎるっ😭✨ そして一転、ファッションショー開催の流れに笑った!アリスが「全部着てあげて」って優しいし、照れてる主人公がめっちゃ可愛い…!服の刺繍が美術品って表現、すごく丁寧で世界観が広がるね〜。次も楽しみにしてるよ🌸💕