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ガラ
道「帰ったぞ」
晴「早かったね」
晴「あれ、言っていたお嫁さん?」
桜「失礼します晴明様」
晴「おや、桜殿ではないですか」
桜「お久しぶりです」
桜「呪いの時はありがとうございました」
桜(ほら晴明様はちゃんと覚えていたじゃない)
道(うっせ)
晴「こちらこそお元気そうで何よりです」(にこ
桜(え、晴明様イケメンあいつよりうんといいじゃん晴明様と婚約したかったわ)
晴「良かったじゃん道満、綺麗なお嫁さんができて」
道「うるせえ」
晴「道満から話は聞いています」
晴「道満が大変なご無礼を働いてしまいすみませんでした」
桜「いえいえ、命を助けてもらった恩もありますし私もちょうど困っていたとこだったので」
桜「なので顔を上げてください」
晴「ありがとうございます」
晴「あ、そうだ彼らも紹介しておこうか」
桜「?」
晴「白虎」
白「はい」
晴「玄武」
玄「御意」
晴「青龍」
青「ここに」
晴「朱」
朱「あいたーっ」
朱「ちょっと~急に呼び出さないでよ~」
朱「せっかく木の上で昼寝してたのに~」
白「主の前だぞ早く立て」
白「朱雀」
朱「へーへー」
朱「って、あ!」
朱「君が蘆屋殿が言ってた子?」
朱「めっちゃ可愛いね!」
桜「ありがとうございます」(にこ
朱「あ、言うの遅くなっちゃったけど僕は朱雀!此処京の都を守護してる四神の一人だよ!よろしくね!」
桜「神様だったんですね」
朱「そうだよ~」
晴「朱雀そこらへんにしときな」
晴「失礼しました」
桜「大丈夫ですよ慣れてますから」
晴「じゃあ自己紹介して」
白「白虎だよろしく」
桜「よろしくお願いしますお化粧素敵ですね」
白「ありがとう」
青「青龍ですよろしくお願いします」
桜「よろしくお願いします髪の毛素敵ですね」
青「ありがとうございます」
玄「玄武だよろしく頼む」
桜「よろしくお願いしますへび可愛いですね」
玄「ありがとう」
晴「知ってるかもだけど僕も一応」
晴「安倍晴明、陰陽師をしていますよろしくお願いします」
桜「よろしくお願いします何かあったときは頼らせていただきますね」
晴「ぜひお願いします」
桜「では最後に私も」
桜「木野村桜ですこのたび道満と婚約させていただきましたよろしくお願いします」
みんな「よろしく/よろしくおねがいします/よろしくね~」
晴「ゆっくりして行って下さいね」(にこ
桜「あ、敬語は外してもらって大丈夫ですよ」
晴「じゃあ遠慮なく」
道「んじゃ俺の部屋行くぞ」
桜「晴明様ってめっちゃイケメンじゃない」
桜「晴明様に嫁げば良かったわ」
桜「惚れそう」
道「…あっそ」
桜「なによ体調でも悪いの?」
道「別に」
桜「…なんか拗ねてる子供みたいね」
道「は!?ふざけんな子供はお前だろ!」
桜「あんた齢いくつよ」
道「20」
桜「え、うそあんた童顔なのねもっと若いと思ってたわ」
道「そういうお前はいくつだよ」
桜「15」
道「やっぱ子供じゃねえか」
桜「は?もう成人してるからこどじゃないわ」
桜「それに精神年齢は私の方が上よ絶対に」
道「んなわけねえだろ精神年齢も俺の方が上だわ!」
桜「~~~~~~~」
道「~~!~~~~~」
桜「~~~~笑」
道「~!?~~~!!」
桜「~~~」
道「ほんとお前ってうざいし腹黒いな」
桜「あんたは覗き魔で女好きでクズな顔だけの男ね」
道「言いすぎだろ」
桜「まあでもいつも通りのあんたに戻ってよかったわ」
桜「あんたがおかしいとこっちまで調子狂うんだから」
道「!…あっそ」
桜「だからそれやめてって言ってるの!」
コンコン
晴「道満」
晴「お楽しみの所悪いけどもういい時間だし桜さんを送ってってあげな」
道「ん」
道「という事だから子供はもう帰る時間だ」
桜「だから子供じゃないって言ってるでしょ」
桜「あ」
晴「どうかした?」
桜「あ、いえ」
晴「演技しなくて大丈夫だよ」
晴「道満の部屋から聞こえてたから」
晴「みんな知ってると思うよ」
桜「恥ずかしい…//」
道「…」
道(俺の時と全然ちげぇじゃねぇか)
道「チッ」
桜「あ!いま舌打ちした!?」
桜「失礼な奴ね」
桜「何に怒ってんのよ」
道「別に」
桜「あーうざ」
帰り道
桜「ねえ」
道「なんだよ」
桜「脅した私が言うのもあれだけど」
桜「あんたも好きでもない知らない奴と婚約なんてして良かったの?」
桜「私の呪いを解いたこととか言ってたらまた違う結果になってたかもしれないのに」
桜「何も言わなかったし」
道「呪いの事は忘れてたって言っただろ」
桜「でも安倍晴明公の家の者だとか陰陽師だって言ってたら変わってたかもしれないし」
道「そん時は思いつかなかった」
道「それに罰を受けるのも嫌だったしな消去法だ」
桜「…そ」
桜「あ、ここまででいいわよ」
道「ん」
桜「それじゃ」
道「じゃあな」
ガラ
晴「おかえり」
道「…」
晴「…道満さっき嫉妬してた?」
道「は!?」
晴「桜さんにそっけなかった時」
晴「桜さんが素がばれたとしって少し照れてたから」
晴「自分の時と反応が違うって嫉妬してたんじゃない?」
道「んなわけねぇだろ!」
道「あんな奴どうでもいいわ!」
晴「…あれは図星だね」
道「はぁ」
道(あんな奴が好きとか絶対にねぇ!)
道(…はず)