幼馴染side
クラス替えの表の前まで来る
遅く家を出たからか辺りには運良く人があまりおらずとても見やすい状態だ
1組から順に見ていく
『1組には葛葉くんや叶くんがいますね』
「へぇ。仲良いしなぁ」
1組には剣持くんの名前も私の名前もなかった為2組の方を見ると
「あ、私2組だ」
『僕は3組ですね』
隣のクラス…か、
こうやって離れる事を望んだのは私の筈なのに少し、寂しいなぁ…なんて
『じゃあ、何かあったらすぐ3組に来てくださいね。』
『帰りは一緒に帰りましょう。連絡するので』
「あー…うん。」
そう曖昧に返事をして教室の中に入る
家から出るのが遅かっただけあって、教室に入ると自分以外のみんな席に座っており、教師も中にいる
「えーセンセーやしきずぅ?」
「俺で悪かったな!!!!!!!」
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剣持side
教室に入ると騒がしめの人が多いのか、殆どが座っていたが教室の中はざわざわとしていた
黒板に書いてある席に座る
『よろしくお願いします』
隣の人に話しかける
「剣持さんが横かぁ…」
と委員長…月ノ美兎に言われる
『僕だって嫌ですよ』
「そうですよねぇ。剣持さんには可愛い可愛い幼馴染がいますもんね」
『……だから。そういう関係じゃないって毎回言ってますよね?』
「照れちゃって。剣ちゃんは照れ屋さんですねー」
なんて母親ムーブをカマしてくる
僕が彼女に恋愛感情を抱いているわけが無いのに……
「3組の担任します。レオスと言います!よろしくお願いしますね」
ホームルームはいつの間にか終わり放課後になる
少女に「下駄箱で待ち合わせでいいですか?」と送り下駄箱へ向かうが一向に既読がつかない為、2組へ迎えに行くことにした
『迎えに来たぞー』
『ん?』
コメント
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このお話めっちゃ好きです!続き楽しみにしてます!