ある小国は平和を望む
ーあてんしょんー
なんでも許せる方向け
愛重めの逆ハーになる予定
気まぐれです。すぐ消すかも
夢主の人名▶︎ ■■
夢主の92名▶︎ ●●、●●国
『』◀︎夢主
「」◀︎他のキャラたち
⚠️どちゃくそに史実⚠️
⚠️完全に作者の好み⚠️
⚠️作者は原作を全ては読めていないので、解釈違い・原作と異なる点、設定などあるかもです⚠️
⚠️国名呼び有⚠️
ー夢主sideー
『⋯解放して欲しいんだけれど』
アーサー「ふっ、別にいいぞ。魚の餌になっても良いならな」
ニヤつきながら見下してくる眉⋯英国。
⋯こんな気持ちになるのは久しぶりだ。
心臓がどくどくと鳴り、胸の奥から熱が伝わる。
ーーー腹が立つ。
とっっても。
耀が作りかけの料理をつまみ食いした時よりも、新品の着物で泥水を踏んでしまった時よりも苛立たしい。
恋でもしたと思った?
そんな訳無いじゃない。
『⋯遠慮しておくわ。』
うん千年で培ってきた営業スマイルでそう答える。
アーサー「お前、どこの奴だ?服装からしてスラムに住んでるような奴じゃねぇだろ」
着物じゃ目立つだろうとこちらの文化に合わせた服装をしてきたが、裏目に出てしまったようだ。
『⋯東洋の方から』
アーサー「東洋?なんで東洋の奴がここにいるんだよ」
『旅を、しようと思って。』
ーアーサーsideー
船内の1番奥の部屋にそいつはいた。
黒髪で顔の整った女。
聞けば東洋から来たと言う。
色々謎だが、知り合いに売ればはした金だが利益になるかなと考えていると、奴は「旅をしようと思った 」と言った。
アーサー「旅?」
『ええ、ヨーロッパは激動の時代を迎えているのでしょう?こちらの知り合いから話は聞いていたのだけれど、1度自分の目で見て確かめてみたかったの。』
奴の笑顔は作り物のように綺麗だった。
アーサー「⋯そうかよ。お前の母国、東洋の具体的にどこの国だ?」
『●●って国。ご存知無いかしら。』
●●⋯地図の端の方に載っていたような載っていなかったような⋯。
そういえば、スペインがそこによく貿易をしに行っていたと聞いたことがある気がする。
アーサー「ふうん⋯まあとにかく大人しくしとけよ東洋人。」
数日後、うちに着いた。
長い船旅にも慣れたものだ。
船員「あの、祖国。こいつどうしましょう」
船員の1人が、手を縄で縛り足に足枷を付けた例の東洋人を連れてくる。
アーサー「知り合いに売る。」
船員「それまでは?」
アーサー「あー⋯掃除でもやらせるか?」
ー夢主sideー
重い。
何入れたら木箱がこんな重くなるの⋯?
これを運んだ後は広間を掃除して⋯
アーサー「よお、東洋人」
段取りを立てていると、聞きなれた声が聞こえてきた。
『今日もいらしたの、大英帝国さん』
アーサー「敬語。」
『はいはい分かりました大英帝国様⋯』
この男は私が思っていた数倍面倒臭い人だった。
余程暇なのか私を見に来ては嘲笑いに来る。
まあ、彼の話は面白いし、勉強にもなるのでいいけれど。
『あら、それどうしたんですか?』
彼の頬が赤く腫れていた。
アーサー「ん、転んだだけだ」
『転んだだけではそんな大きな傷できませんよ。』
英国は不貞腐れたような顔をしながら言った。
アーサー「⋯殴られたんだよ、仲間に。方針がうんたらかんたらって」
随分物騒だなと思う。
私は国民に殴られたことが無いもの。
『海賊も大変なのねぇ。さ、手当しますからこちらへ。』
アーサー「は、どうせ治るからいいって」
『痛いものは痛いでしょう。』
アーサー「⋯はぁ」
薄汚れた手を前にやると、英国は素直にそれを握った。
ーアーサーsideー
『大英帝国様、もしかして末っ子?』
手当中、急に聞かれたのとそれが図星だったのとで驚いてしまった。
アーサー「は、?!なんで⋯」
『人に世話を焼かせるのが上手なんですよ、 貴方。自覚は無いようだけれど』
ニコニコと屈託なく笑う奴を見て、少し腹立たしくなった。
アーサー「お前は長女か?」
何となく聞いてみた。
『何でそう思うんですか?』
アーサー「お節介ばっかだからな」
そう言ってやると、けらけらと笑いやがるのでまた腹が立った。
『子供たちと遊んでいるからかしら。昔は弟と毎日のように遊んでいたし。』
子供が居たのか?
なぜか複雑な気持ちになったが、その感情は一瞬で覆された。
アーサー「お前、子供居んのか」
『いいえ、国民です』
アーサー「ああ、国民か⋯は?国民!?」
こいつまさか⋯
『ふふ、驚きました?そういえば言ってなかったですね。私も貴方と同じなんです』
アーサー「う、そういうのは先に言えって⋯」
東洋人、■■は●●国の化身だった。
化身を拉致。トラブルになるのではと心配したが、うちは小国だからと自虐気味に言われた。
アーサー「⋯悪かったな、えーと、■■⋯」
『いえいえ。⋯ねえ、英国さん』
彼女は続けた。
『私たち、お友達にならない?』
アーサー「⋯は?」
友達?
友達ってあの?
アーサー「なんでそんな急に⋯」
『いい加減、敬語も疲れたわ。それに、貴方案外面白い人だし。ね?』
ダークグレーの瞳が細められる。
心が暖かい何かに包まれる感じがした。
アーサー「⋯っしょうがねぇなぁ!そこまで言うなら、この大英帝国様が!特別に!お前の友達になってやるよ!」
嬉しい。
嬉しい、嬉しい。
友達という響きににやけそうになるのを必死に抑えながら、足引っ張んなよ、と軽口を叩く。
『貴方の名前は?』
アーサー「アーサーだ!アーサー・カークランド」
あーさーくんよかったねぇぇ
お友達できたねぇぇ
嬉しいねぇぇん
あさかく絶対にキャラ崩壊してるよね。
ごめんなさい
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