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(お昼休み)
大森「りょうちゃーん!」
元貴が僕のクラスに来た。
藤澤「ん…、元貴、どうしたの?」
大森「お昼一緒に食べよっ!」
藤澤「うん、良いよ」
大森「やったっ!」
(廊下)
藤澤「どこで食べるの?」
元貴は少しドヤッとした顔で
大森「もちろん、屋上でしょ!」
藤澤「屋上ね、行こっか」
大森「うんっ!」
藤澤「…屋上、立入禁止だって」
大森「えぇ…!屋上でご飯食べるのが青春の一つでもあるのに…」
藤澤「現実はそう甘くないってことよ」
大森「そうだね…」
藤澤「そんな、落ち込まなくても… 」
大森「でも…」
僕は元貴の頭を撫でる
元貴は顔を真っ赤にする
大森「何…して…」
藤澤「…元気出るかなぁって…、…逆効果だった、?」
元貴は首を左右にブンブン振る
大森「そんな訳…嬉しい、元気出た」
藤澤「そう、じゃあ、良かった」
大森「…」
僕は首を傾げて元貴に
藤澤「黙ってるけど…何かあった、?」
元貴は慌てたようで
大森「い、いや…なんでも、」
藤澤「…そう、」
大森「そ、それより…放課後、遊べない?」
藤澤「あ、良いよ」
大森「じゃあ、また放課後…」
藤澤「うん、またね」
(藤澤が自身のクラスに戻っていく)
大森「っ…はぁ…かわいい、かわいいんだよ、りょうちゃんは、
ほんとに、狂わせる、」
好きなんて言えないよ。
〜NEXT〜