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尊いッ…💖 城戸さん、もっと浅倉さんに遊ばれてくれ、!後めっちゃ書くの上手すぎます、🥺✨
「おい、浅倉ぁ、シャワー浴びてこい。下準備まで終わらしといたわ」
城戸は後悔していた。酒の席で言った軽口が、まさかこんな事になると思っていなかった 。
城戸は願っていた。浅倉があの発言をおっさんの冗談として聞き流してくれていることを。
「へい。あ、城戸の兄貴、くれぐれも逃げんといてくださいよ」
城戸は気づいていた。浅倉は、滅多に無い機会を潰すほど、柔な男に育てていないことを。
ある夜。組の宴にて、浅倉が話題に上がった。高校卒業と、同時に極道に入り、手柄を挙げ続ける若者が気に食わなかったのだろう。
「浅倉、お前童貞やろ」
俺ら兄貴の兄弟が、そう声を張り上げた。その後も出てくる罵詈雑言に殴ってやりたがったが、腐っても叔父貴。ある程度の役がついている相手だ。分が悪すぎる。肝心の浅倉は、笑顔だったが、口元が歪んでいた。まだ、幼い浅倉に、作り笑いなど経験させたくなかった。だから、だから言ってしまったのだ。
「叔父貴〜、こいつは将来大物になる男でっせ。そんじょそこらの女に渡せへんわ」
「ほう、じゃあそいつは誰で卒業するんや?」
「俺とかどうです?こんな 色男やしね?」
ヤジを飛ばしていた者、静かに聞き耳を立ててた者、一斉に笑い飛ばした。これでいい。浅倉を品定めする様な気色の悪い視線がこちらに向いた。
「浅倉、先帰っとき。これタクシー代な」
「でも」
「ええから、気色の悪い話して堪忍な、早めに忘れてや?」
「…ありがとうございます」
この時、城戸は、兄貴達の世話で気が回ってなかった。浅倉の熱を帯びた視線に。
次の日、城戸は朝イチで、事務所に入った。ドアノブを開けようとした時、不意に手が伸びてきた。手はドアノブを城戸の手ごと強く握りしめた。
「城戸の兄貴、今日の夜 空いてまっか、」
「あ、浅倉?」
間抜けな声が出てしまった。背後の浅倉は何処かしら寂しそうな、様子で。
「俺、久しぶりにサシで飲みに行きたいんです 」
と。
可愛い可愛い弟分の言う事はできる限り聞いてやりたい、そう思うのが兄貴心だ。二つ返事で良しとした夜、城戸はまたやらかした。
居酒屋の中でも珍しく、パフェを置いているところであり、城戸はよく通い、いちご味のパフェを喫していた。
今日もいつもの様に、酒といちごパフェを楽しんでいると、浅倉が口を開いた。
「あにき、俺。兄貴がすきなのかもしれんのです」
久々の浅倉との飲みは楽しく、いつもより、酒が進んでいた。そして城戸は喋り上戸である。
「おん、おれもすきやで。だかれてもいいくらいに」
浅倉のことを気にしていた。護る対象で、可愛くて、俺の後をついてくるヒヨコみたいで。好きであった。だが、それをそのまま伝えるのは少し恥ずかしい。そんな軽い気持ちで茶化してしまった。
にぶい音がした。
真っ赤な顔の浅倉が、顔面を机に叩きつけたのだ。個別の部屋でよかった。本当に。
それから、浅倉は流れる様に、録音。念書を書かせ、酔いの覚めた顔色悪い城戸を連れ 最寄りのピンク街へ消えた。それまでの城戸の必死な抵抗はまた今度にて。
「あ〜〜、ホンマにシャワー浴びとる…」
本当に近くというだけで選んだラブホは安っぽいせいか壁が薄く、浅倉のシャワー音まで聞こえてきた。これって俺の下準備中の声まで聞こえ…そこまで城戸は記憶を端折った。
「城戸の兄貴、シャワー浴び終わりました」
「お、おう」
せめてもの兄貴の意地。主導権は渡してなるものか。幸い、男色の兄貴に仕込まれたことがある。きばれや、丈一郎。
「浅倉、そこに寝転べ。俺がこれからのセックスの見本ちゅーものを見せたる。いつか、運命の相手が見つかるかもしれん。そん時、童貞丸出しだったら恥ずいからなぁ。」
なにか言いたげの浅倉を無理矢理寝ころばせ、馬乗りになると、浅倉のバスローブの紐をといた。
「心得その一、まずは前戯や。」
勃ってもいないのにずしりと立派なそれを手で掴み、上下をしごく。
「本当にでかいな〜、ここまで入るとちゃう?」
城戸は自分の臍あたりを指さすと、青筋立てた浅倉はその指を払った。
その反抗的な態度が珍しくてもっと見たくなってしまった。腰を落として、少しずつ硬くなったそれに口をつける。瞬間、浅倉は強く閉じていた目をまんまるに開いた。
「兄貴!」
「んふ、主語ないと、やって欲しいんか、欲しくないんか分からへんぞ」
制止を振り切って口に含む。シャワーを浴びたためか、ほんのり暖かく、清涼的な匂いがした。このまま、口をすぼめ、手と同じ要領でしごいていく。質量はどんどん大きくなって、先端から青臭い汁が溢れてきた。浅倉は再び目を閉じ、汗を流していた。
「いひほう?」
「兄貴、でる」
喉奥に出された粘っこい液は流石に飲みきれずティッシュに吐いた。
「なかなか、上手いもんやろ?」
「……」
城戸は不機嫌な浅倉を宥め、次の行動に移った。
「心得そのニ、ほぐせ。これは、浅倉でも分かるかな〜 」
城戸は、童貞感のある浅倉にツボっていた。というか調子に乗っていた。
「ば、ばかにしんといて、ください」
反論する息も絶え絶えな浅倉もギャップが、あって面白すぎる。
浅倉の指を掴み、馬乗りの状態で自分の双丘へと導く。
「ほら、ほぐしてみ」
可愛い。必死になって指を動かすところが、小動物みたいで可愛い。正直気持ちよくはないが、いつも見ない一面が見れるのがとても嬉しく感じる。刹那、浅倉がほんの少し前立腺を掠めた。
「あ”っ、、」
すぐさま声を抑えたが、浅倉にはしっかりと届いていた様で、また、前立腺を掠めた。
「や、やめや。もう終わり…っん、、いやや、やめ、」
「兄貴、俺まだ、ほぐし方がよう分からんのです」
こいつ、わかっててやっとる。憎たらしい、こんな風に育てた奴の顔が見たいわ。…俺や。
「どうです?兄貴、確かしこりを弾くんでしたっけ?」
「ひっ、…っはひ、、いぃ”、、や」
「それとも、挟むんでしたっけ?」
「や”ぁぁ、、あ、…ん、んふ…、ぅぅあ」
一教えたら十覚える。浅倉は、そんな奴だ。隙を見せたら最後、そんなこと出会った時のタイマンで、骨の髄まで分からせられてたのに。
「やだぁ、…もう、げんかいッッぃあ、や…ぅううあ、ふっ…ふっ…」
せめてもの抵抗と言わんばかりに、城戸は預けてた体引き上げ、逃げの体勢に入る。しかし、浅倉はもう片方の手で、押さえ込んだ。
「まだ終わってへん。逃んといてや」
「…ッッいあっ、あ」
ぐちぐちと中に仕込んだローションが下品な音を立てて、太ももに滑り落ちる。それだけでも、頭がおかしくなるほど、恥ずかしいのに、逃げたせいで、顔が隠せない様、手を一纏めにされた。嫌だ。嫌だ。主導権を渡したら、俺は。
「あ、…心得その三…ッん、これ、挿入れてや」
「んー、俺まだ満足しとらんのです。それに、俺のでかいから、もっとほぐさんと…」
「ッッ、は、俺がやる!、特別に、挿入れて、やるから…っでる、はなせっ、やだ、あ」
「ふは、兄貴も出せたことだし、いいですわ。挿入れてください」
「ッ…くそがき」
「なんとでも言うとってください」
やっと主導権が戻ってきた。内心嬉々としてそれを中へと入れた。その瞬間。
「へ?、まって、これ、あ かん」
「早う動いてもらえまっか?限界ですわ 」
「む、むり」
おくまてはいってる。念入りにほぐされた中は、性器のようにうねり、飲み込む。それと同時に、子宮口の様に腫れた結腸弁を刺激した。
「やめろ、だめだ、死ぬ」
「セックスで死ぬ人なんておらんわ」
ごっ
叫んだ。喉奥、声が枯れるほど叫んだ。頭が真っ白になるぐらいの快感が押し寄せてくる。
「俺、好きって言うとりますよね。なのに、運命の相手がー、とか童貞がどーとか」
結腸口へ入り込んできている。
「第一、運命の相手に会ったとしても。壁越しのアンタの喘ぎ声でガチガチになっとる俺はもう、アンタ以外は無理や 」
ぐぽ
「あっ………あ、あ……」
「ああああああああああ ああああああッッ」
限界まで開いた穴がめくれ、ローションをプチプチと、激しく吐き出す。亀頭が結腸口へハマり、擦れる度にカリで引っ掻き抜ける。身体も満足に動かないまま、押し倒され、挿入されたままひっくり返される。
「むりやッッ、やめてッ、あっ、ごめんなさい…ッ、 どーてい言うてからかったん怒っとるんやろ。ひっ」
「怒っとらん。これは城戸の兄貴が言い出したことやろ?」
浅倉は、城戸を潰す様にピストンを始めた。後頭部にキスを一つすると、ベッド近くのテーブルに置いてあった。録音機を再生した。
『もういっかい、言うてくれます?』
『ええよ?おれもすきやで。だかれてもいいくらいに』
『だかれてもいいくらいに』
『だかれてもいいくらいに』
『だかれてもいいくらいに』
『だかれてもいいくらいに』
『だかれてもいいくらいに』
「…ッう、くそがきぃ」
「あはは、なんとでも言うとってください」
違う。求めてたのと違う!俺が手綱握るんや!
俺が、リードして、、、
「城戸の兄貴、まだまだ余裕あるやろ?」
「ひ、いやッ、や」
逃げれない、気絶できない。二重苦の中、何度もイカされ、何度も体位を変え、もう許して、なんでも言う事を聞く。と懇願しても止まらず、一晩中突かれ続けた。余裕もなくし、最後は、浅倉の腹の上で、眠る様に倒れた。
「城戸の兄貴、おはようございます」
「あ、浅倉。おはようさん」
朝起きると、真っ裸の浅倉が横にいた。どうやら昨晩のあれは夢でなかった様だ。腹ん中違和感ないのは、掻き出してくれたからだろうか。
「後処理タイヘンやったやろ、悪かったな」
「いえ、構いません。盛り上がりましたし」
コイツ俺が気失っている間にやりやがったな。
…怒る気力もない。
「腰いてー、組に休みの連絡入れといてや」
「へい、あ、俺も休みとりますわ」
「阿呆、お前は行け」
子犬の様な顔をした浅倉がしぶしぶ着替え始める。その姿が、おかしくてまた、笑ってしまった。
「じゃあ、兄貴。またやりましょうね」
「二度とやるか」
今度は、ぱたぱたと尻尾を振っている犬の様だった。そして浅倉が部屋を出てゆき、扉が閉まろうとしていた時
『だかれてもいいくらいに』
「…あ」
浅倉が得意げに持っていた、念書と録音機は、脅迫材料としては十分だった。声をかける間も無く、無慈悲に扉は閉まり。城戸は雄叫びを上げた。
「あ、ああ、あのクソガキぃーーーーッッ」