僕が外をみようとカーテンに触れると既に深夜になっていた
『いつの間に…。ッ……………!?』
この痛みはなんなんだ…?
『ッ………ッ…!』
痛い…痛みが引かない…
『ッ…!……!!……ハァ…ハァ…』
やっと引いた。なんでこんな痛みが…?
でも……心当たりならあった
リリスは僕がオリジナルを元にしていないって言ってた
つまり、僕は別のサンズを元にしてる。
この痛みは元のサンズが受けている痛み。 もしくは、その元のサンズの特性か何かを受け継いでいて、その特性が反応したか
……どちらにしろ、 確認したほうがよさそうだ
『…もうあの時から1年が経ってる。僕だって他AUを見に行っても大丈夫なはずだよね』
僕は瞬間移動を使ってもAUの間を行き来することができないらしい
だから、次元を切断して渡り歩くしかない
『集中…』
僕がいつも背負ってる黄色のナイフを振り下げると本当に空間を切れた
『わぁ…これ大丈夫なやつなのかな。でも、まぁいいや』
中に入ると、 全体が黄色とオレンジのグラデーションで 周りには何枚もの紙が浮いてる
いつ見ても意味がわからない空間だ
『他のAUはどんな変化をしているのかな』
その時だった。僕が他のAUを観ようと触れた時…
「君はここで何をしてるの?」
真後ろから知らない声が聞こえた
『ッ!?』
とっさに向けたナイフの先には…
「僕は敵じゃないよ」
背中の大きな筆に肩からかけられた7つの”感情のインク”の瓶がつけられているベルト…そして、右の頬の黒い跡
『”AUの守護者”…インクサンズ…?』
そう。まさに僕がずっと夢見てた人物。その本人だった
「そうだよ!僕はインクサンズ。君の名前は?」
『”創造の守護者”ルイザサンズ』
彼は少し考えてから
「ルイザ…ツインズテールのサンズだね」
…!
「君の製作者本人に聞いたよ。君が世界を創ってるって」
リリス…何のために…?
インクは僕の周りをくるくると歩く
「う〜ん……」
インクの声に不安を感じた
『どうしたの…?』
彼の足が不意に止まる
「僕に似てないな〜って思ってね」
似てない…?いや、僕とインクが似てるはずがない
『にてないと思うよ。だって僕は…』
「見た目が似てないなら性格が似てるのかな…」
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「君はリリスから聞いてないの?」
『何を?』
「君の元は僕ともう一人…ドリームだってことを」
『!?』
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