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サイダー

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サイダー

1 - サイダー

♥

81

2025年08月09日

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KNTってサイダーに合うよなという妄想から始まる。

knhb

ちょっとsrhb要素が出てきます。

アイドルパロ

モブが出てきます。

ご本人様とは関係ありません


シュワシュワとはじける炭酸。

それを一口飲んでカメラを見る。

「新発売のレモンサイダー‼休日の息抜きに」

そう言ってうウィンクする。

「はーいOK‼今日もよかったよ~」

「ありがとうございまーす」

VOLTACTIONというアイドルがデビューして1年。

爆発的な人気を誇り、こうやってCMのオファーも来ている。

「このレモンサイダーは奏斗君に似合うと思ったんだよね。」

「えぇ?本当ですか?僕酸っぱくないですよ~。」

「甘酸っぱくはあるでしょ?」

「そう、ですね。」

アイドルという職業だからリアコ勢に対応しなければならないし、そういうこともしている。

愛してるだとかありきたりな言葉をファンに向けて言う。

でも僕が本当に愛しているのは彼一人なのだ。

「次は雲雀君とアキラ君とるよー。」

「「はーい」」

二人がカメラの前に立つ。

椅子に戻ってその撮影を眺めていた。

「奏斗。どうしたの?」

「セラ…。」

セラは僕が彼のことを好きだと知っている数少ないやつだ。

「ちょっとね。」

「甘酸っぱい?」

「…この恋は酸っぱいだけだよ。」

彼は女の子が好きだろう。

僕に振り向くときなんてない。

彼を見ていると、アキラと彼の距離が縮まった。

「っっっ」

思わず立ち上がってしまい、視線を集めてしまう。

虫がいたとかなんとか言ってごまかして椅子に座った。

「本当に大丈夫?」

「あぁ…。」

撮影が終わったらしく、セラがカメラに向かう。

彼とアキラが戻ってきて椅子に座った。

「あー疲れたー。」

「おかえり。」

「おう、ただいま!」

「あなた台本覚えるの苦労してましたもんね。」

「そうなんよ。てか、お酒飲めないのにお酒のCMって…。」

「まあ、いい体験にはなりますよ。」

「そうかぁ?」

二人はメンカラが少し似ているから同じCMに出ることが多いのだ。

ただの仲間なのに嫉妬してしまう。

まだ付き合ってすらいないのに。

「奏斗、お前がやったレモンサイダーおいしかった?」

「そりゃあねぇ。」

「へー。後で飲んでみよ。」

セラも撮影を終え戻ってきた。

いろんな方に挨拶をして帰路につく。

「俺とアキラこっちだから。」

「また明日。」

彼とアキラと別れ、ため息をつく。

「はあ。」

「そんなになるんだったら告白すればいいじゃん。」

「簡単に言うけど出来たらこうなってないんだよ…。」

「それはそう。」

ふふふとセラが笑う。

笑い事じゃないんだけどなぁ。

「でもさ。」

きゅっとセラの目が細くなる。

その迫力に息をのんだ。

「奏斗がそんな意気地なしなら俺がもらっちゃうよ?」

猛禽類のような瞳に射抜かれる。

ただ、負けるわけにはいかない。

「のぞむところだ。」

そう言ってセラをにらみ返す。

セラの表情が和らいだ。

「そうやってかっこいいこと言えるんだったら大丈夫だと思うけどなぁ。」

「え?」

「ほら、決心着いたなら早く告白しな?」

「っ、わかった。セラ、ありがとな。」

「どーいたしまして。」

雲雀に電話をかけ、家に向かう。

僕が走り去った後セラはぽつりとつぶやいた。

「あーあ。俺の初恋だったのになぁ。」

その言葉は誰にも聞かれず風に溶けた。

――――――――

走り続け彼の家にたどり着く。

緊張しながら家ベルを押した。

ピンポーン

その抜けた音に少し笑いが込み上げてくる。

「はーい。って、奏斗汗だくやん‼」

風呂沸かすから入ってき!と言われたが首を振る。

「?どしたん?なんかあった?」

「ちょっとひばに伝えたいことがあって。」

息を吸い込み彼を見つめる。

「僕はひばのことが好き。」

「え」

「ずっと前から好きだった。僕の気持ちにこたえてもらおうなんて思ってない。ただ、僕の気持ちを知ってほしかった。」

思ったよりもまくしたてるような言い方になってしまって少し焦る。

彼は泣いていた。

「っごめん。気持ち悪かったよね。」

「ちが、」

「でも、僕の言葉に嘘はないから。」

「っ~~~俺、も好き。」

「え?」

「だから、奏斗のこと、好き。」

「あ、え、嘘…。」

「うそやない。うれしくって、涙止まらん。」

気持ちが高ぶり、彼に抱き着く。

彼も僕の背中に手をまわし顔をうずめた。

「ね、奏斗。ちゅーしたい。」

そう言って彼が僕を見つめる。

「うん。僕もしたい。していい?」

「早く…。」

彼の唇をふさぐ。

うれしくって愛おしくってその唇をすぐに話すことができなかった。

苦しくなったのか彼が僕の背中をたたく

「は、ごめ…。」

「んーん。キスってこんな満たされるもんなんやね。」

ふわりと微笑んで、彼は抱き着く。

こうして僕と彼、いや雲雀は付き合ったのだった。


途中からサイダー関係なくね?

SRPくんが当て馬になっちまった、すまん。

それでは失礼します。

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