- ̗̀⚠︎ ̖́-
⛄️ × 🍌
時期王様 × 平民or奴隷
⛄️ ▸▸ 攻め 🍌 ▸▸受け
・暴力表現あり ・全年齢
R18は一切ありません
呼び方、一人称捏造、エセ関西弁注意
タグなどの単語に見覚えがない方や分からない方、地雷カプやシチュだった方などはブラウザバッグをお願い致します🙇♀️
⛄️視点
僕が10歳ぐらいの時に仲が良くて、大好きだった子がいた。
その子は確か8歳ぐらいで、とっても可愛くて綺麗な子。
でもその子は平民で、僕は王家の子。
その子は顔は整っていて体もすらっとしていて綺麗だった。
その子の両親はお金が無くなったため奴隷商に売られるとその子が教えてくれた。
その子は高く売れると知っていて今まで育てていたらしい。
その子を救うことが出来ないかと思い奴隷商に売られてから何年後にオークションに出されるのかを調べまくった。
その結果何年後というのは無いが15歳になるとオークションに出せるようになると知った。
「大丈夫だよ。僕が必ず助けるから。」
最後の日にそう伝えると涙目になりながら微笑んでいた。
そこで目が覚める。
何回この夢を見たのだろうか。
今年でその子は15歳。
近々その子が売られると聞いた。
そのため休みを取っていいか聞きに行くことにした。
⛄️「ドズルさ〜ん!!」
🦍「おらふくん?どうしたの?」
🍆「あれ、おらふくんじゃん」
🐷「おぃっす〜」
⛄️「ちょっと予定があってこの日休みたいんですけどいいですか?」
🦍「特にその日は忙しくないし平気だよ」
🍆「…おらふくん、予定ってデート??」
🐷「え、マジかよ…」
⛄️「ちゃいます!w
ちょっと買い物行く予定があるんすよ!」
休みが貰えてルンルンで部屋へと戻る。
その日になるまで仕事頑張ろうと思っていると僕が行こうとしてたオークションの子が1人逃げたと聞いた。
詳しく聞くと髪の毛は深緑のような色をしていて目の色はペリドットのような翡翠のような色をしている少年らしい。
きっとあの子だ!そう思って仕事を放棄して走り出す。
きっとあの場所にいるはず。
僕も一応ある程度の権力も地位もお金もある。
そう思って走り続けるあと少しで屋敷から出られるそう思った時ドズさん達と鉢合わせてしまった。
急いで止まったけどドズルさんがこっちを見てびっくりしたような表情をしたあと直ぐに元の表情に戻ってどうしたのかと聞いてきた。
⛄️「一大事なんです!!
帰ってきたらちゃんと事情も話すので外に行かせてくれませんか!」
ダメ元でそう伝えてみるとすぐ了承を貰えた。
🦍「ただし、帰ってきたらちゃんと話してね。」
そう優しく見送ってくれたドズルさんに感謝を述べてからまた走り出す。
まだ間に合うはず!
いつも一緒に行っていた僕達だけの秘密基地。
誰も知らない場所にある。
きっとこの服は汚れてしまうけどそんなのどうでもいい。
森の中を抜けて秘密基地に入るとそこには汚れた服に手錠が掛けられた”おんりー”が居た。
こちらを見て驚いた表情をした後不安そうなそれでいて少し嬉しそうな表情をしていた。
⛄️「りー!僕のところに来ない、?」
息も絶え絶えでちゃんと届いていたかは分からない。
それでも嬉しそうに涙を滲ませながら頷いてくれた。
それが嬉しくてついおんりーに抱きつく。
驚きながらも抱き締め返してくれたおんりーに嬉しくなって強く抱きしめる。
強く抱きしめたことでおんりーが普通より痩せていることに気づく。
🍌「おらふん…ちょっと苦しい……かも、。」
⛄️「え、あ!!ごめん!」
そう言って慌てて離す。
りーの手を取って優しく口付けをする。
⛄️「りー、これからはずっと一緒だよ。」
そう伝えるとおんりーの方から抱きついてくれた。
🍌「おらふん、すっごく嬉しい。
でもねもうすぐ追いつかれちゃうかもしれないからおらふんはここじゃないとこに逃げた方が……。」
🍌視点
そう伝えるとおらふんはしーっと口元に指を持ってきて静かにするように伝えてきた。
静かにしていると足音は止み、どこか遠くへ向かったようだった。
⛄️「今のうちに行こ!
走れる?平気?」
そう心配そうに顔を覗き込んでくる。
何年経っても変わらない優しい性格。
嬉しくて笑顔になるけど質問には答えないといけない。
走るだけの体力がないと伝えると俺をお姫様抱っこして大きなお城へと走っていった。
玄関からはいるのかと思いきや窓から入っていった時はびっくりした。
さすがに怖くてしがみついていたのだけど窓から入った時おらふん以外の視線を感じた。
品定めをするような視線。
鋭く注意深く自分のことを見ている。
怖い。
“商品”になるか確認された時のような視線。
怖くて声が出せない。
ねぇ、おらふん。
今からでも遅くないよ。
俺はきっと逃げちゃいけなかったんだよ。
今からあの場所に帰らなきゃ。
今のままここにいたらきっとおらふんのことを巻き込んじゃう。
そう伝えたかった。
でも恐怖に支配された体は言うことを聞かなくて。
怯えたままおらふんに抱きついているとその鋭い視線を向けていた人達だけじゃなく誰かが入ってきた。
モブ「あ、そいつです!脱走したの!
わざわざ捕まえてくださったんですね。
ありがとうございます…
ほんとにお手数をお掛けして…」
そう喋っていた時おらふんが遮って喋り始めた。
⛄️「この子に、何かしましたか?」
モブ「まさか、なんもしてませんよ。
ただちゃんと言うことを聞くように少しだけ殴りましたけどもう傷もないですし商品として売り出せます。
もしかしてそいつのこと気になってたりしますか?
そいつが戻ってきても汚れていて商品になりませんし困るのでもし良ければ差し上げましょうか。」
そう言われたおらふんは顔を顰めていた。
⛄️「それはありがとうございます。
ちょうど気になっていたので。
この子に着いている手錠の鍵、渡して頂けますか?」
そう有無を言わせぬ声で伝えると怯えながら商人は鍵を渡した。
おらふんは直ぐに手錠の鍵を使い手錠を外してくれた。
それまで喋っていなかった人が喋りだした。
?「…オークション自体は黙認されていましたしそこについて言及する気はないんですが仮にオークションに出される子だとしても暴力を振るった時点で条例違反です。
後日貴方達の所に警官が来ると思うので覚悟しておいて下さい。」
そう淡々と伝えていた。
少し顔を上げて確認する。
そこまで怖い人では無さそうだ。
おらふんがさっきから椅子に座らせてくれているんだけどおらふんはずっと立ちっぱで辛くないのかと小声で聞くと平気。と言って笑って頭を撫でてくれる。
おらふんが1番疲れてるはずなのに…。
そう思っているとドアが開き3人ほど入ってきた。
?「え!何この子、綺麗な目の色してる。」
?「この子ってもしかしてオークション会場から逃げ出したって子ですか?」
?「多分そうだと思います、さっき商人っぽい人が廊下歩いてたんで…」
みんな身長が高くて少し圧を感じて怯えているとそれを察したおらふんがしゃがんで顔を見ながら頭を撫でてくれた。
⛄️「ちょっと!りーが怖がってるじゃないっすか!」
正直自分のことなんてよく思ってないだろうし怯えながらおらふんの服の袖を少し掴む。
それに気づいたおらふんは1人ずつ名前を教えてくれる。
サングラスをかけ、なすのキーホルダー?を腰に着けた人がぼんじゅうるさん。
猫の服を着ている人がねこおじさん。
サングラスをつけた豚さんがおおはらmenさん。
そしてさっき商人を追い払ってくれた金髪で金色の髭が生えてるマッチョな人がドズルさん。
この人達は平気なのだろうか……??
この人達の前でおらふんなんて呼んだら怒られてしまうんじゃないかと思考をめぐらせる。
その時みんな自己紹介をしてくれると言うからそれを静かに聞いた。
おらふんのお仲間さんみたいだし信頼しても平気なのだろう。
そう思って部屋を見渡すとおらふんが居ない。
さすがに今日あったばかりで、身長が自分より遥かに高く迫力がある人と待つのは怖い。
商人達と重なって見えてしまい余計に怖くなってしまう。
🍌「おらふん…。(小声)」
つい名前を呼ぶとそれに反応した周りの人が慌てる。
🍆「え、あ、おらふくんは?!
さっきあったばっかりの人達と密室はさすがに怖いでしょ!」
🐷「俺おらふくん探してきます!」
🦍「ごめんね、怖がらせるつもりはなかったんだけど……
これでどうかな?」
そういいドズルさん?は自分の前にしゃがんでくれた。
ドズルさんも貴族なはずなのに。
そんなこと奴隷にしちゃいけないのに。
なぜそんなことをするのだろうか?
そんなことをしてしまえばドズルさんの価値が下がってしまう。
早く立ってもらわなければ……
そう思い急いで謝る
🍌「い、ッいえ!!平気です!
それよりこんなところを見られてしまえばドズルさんが……」
そう伝えると驚いたように目を見開き優しく頭を撫でてくれた。
🦍「この部屋には僕たち以外来られないから安心して。
それに見られたところで他のみんなの対応は変わらないよ。」
🐱「おんりーチャンは綺麗だね。」
怖くない人だ。
初めて見た時この人だけは何故か安心できた。
それに声も綺麗な声で落ち着く。
🍌「ありがとう、ございます。
ねこおじさんの声も凄く綺麗です。」
そう伝えると嬉しそうにニッコリ笑ってドズルさんの方を見て喋り出す。
🐱「ドズルさん!!おんりーチャンを僕の専属執事にできたりしませんか!!✨」
専属執事?
イケおじって感じの人だからてっきりもう専属執事がいるのかと思っていたけど居ないみたいで。
🦍「ダメだよ、おんりーはおらふくんと一緒にほうがいいでしょ。
だからおんりーはおらふくんの専属執事になるかな、専属執事になるとしたらだけどね。」
そう伝えてくれた。
断りずらかったからありがたい。
そう思っていると勢いよく扉が開く。
🐷「ッハァ、おらふくん、連れてきました!!」
☃️「りー??1人にしてごめんなぁ
平気やった?」
そう聞きながら近ずいて来てくれて優しく抱きしめてくれる。
🍌「ちょっと怖かったけどもう平気。
ドズルさんも猫おじさんも優しい人だね。」
そう言って笑うとおらふんも嬉しそうに笑ってくれた。
おおはらさんも入れた5人で話してるとしばらくしてぼんじゅうるさんも部屋に入ってくる。
🍆「はーッ、めんもおらふくんも早すぎでしょ……」
🐷「ハハッさーせん、ぼんさん着いてきてると思って走ってました。」
そんな話をしてるとみんながその会話に混ざって賑やかになる。
こんな幸せなところに連れ出してくれたおらふんには感謝してもしきれない。
この幸せが一生続きますように___________。
このあとおんりーがおらふくんの専属執事となり大きく国に貢献することになるのはまだ少し先のお話。
コメント
1件