テラーノベル
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※誤字脱字・nmmn
ご感想お待ちしております。誰のセリフかわからない等、質問はいつでもお答えします。(訂正も加えます。)
一匹狼 小柳ロウ
星空が見え始め、太陽と月が対になる時に店は開く…
「R‘Beyeh」と書かれた看板。外には笹の木が短冊と一緒に置いてあり、中には家具や不思議な絵画、天文学などで使う道具など、何やら不思議な物がたくさん置いてある。西の町のとある場所にある彼の店は、見かけによらず不思議な店らしい。なんでも見るが、何にも分からない鑑定士。そう言われていた。
「ご来店ありがとうございます~」
と言う緩い言い方と一緒に彼の落ち着いた声が店に響く。そこにはこの店の鑑定士「星導ショウ」がいた。腰より少し上の薄紫色と水色のメッシュが少し入ったふわふわな髪と一緒に、落ち着いた雰囲気の水色の瞳。
「今日はどのようなご用件で?」
星導ショウは少し首をかしげながら、色々なところに飾ってある絵画などを見つめて言った。
「いや…お前に用があって来た。」
俺は出入り口近くで腕を組みながら色々な作品を見渡した。ゴシックな内装からは、どこか違う国を感じさせる。有名そうな絵画から、一見何が描いてあるか分からない絵画、何に使うか分からない壺や宝石など、色々なものが沢山あった。
「ふーん…俺に用…ですか…?変わったものが好きな人もいるんですね~」
「…お前ヒーローやってんじゃねぇのかよ…仕事でお前に用があるくらいあって当然だろ?」
「まぁ一応、でも、そういうヒーロー達はだいたい、俺の本当の姿に怖がって逃げて行ってしまいました。」
星導ショウはそう言いながらカウンター近くに置いてあった絵画などを手に取り、眺めながら半笑いで言った。
「本当の姿…ね、なら話が早いな。お前、俺たちのチームに加れ。」
そう言ってドアの方をに親指を向け、外に出ようとする。
「指示語ですか…?常識なってないですね…」
眉間にしわを寄せながら俺を見てくる。その瞳はとても吸い込まれそうなくらい深い色をしていた。
「はぁ…?お前どうせ暇だろ?」
「暇だなんて失礼な…見てくださいよ、この綺麗なお店大繁盛に間違いないですね、」
「俺がここら辺下見してた時は全然客が入っていなかったけどな。」
自慢気に嘘を話している姿に呆れながら店内からドアの方へ体を向け、歩き始める。
「なっ…人の商売をチェックするなんて…変態!」
そう言いながら俺を指さし訴えてくる。
「何が変態だ虚言癖、こんな下見の時にチェックして当然だ。ほら、行くぞあいつ待たせてるし。」
俺は呆れながらも反応をし、ドアノブへ手をかけ、外に出た。
「しょうがないですね、あと変なあだ名付けないでください。俺は星導ショウです。君はなんて言うのですか?」
「…小柳ロウだ、ついて来い」
「はいはい、あっ、小柳君は俺に買い取ってほしいものとかありますか?よければ俺が買い取りますよ~」
星導はそう言いながら後ろで手を組み俺の前に出た。
「…」
「ちょっ、無視しないでくださいよ!?」
星導の話をスルーしながら歩き始めた。きっと俺の勘違だろうけど、もしこの勘違いが本当なら、このチャンスは絶対に逃がさない。そんな昔の出来心を思い出しながら歩いて行った、これが俺たちが仲間を増やした最初の話…
何となくで作った出会いのお話。続く…かも…?
コメント
3件
あの…本当にどうでもいい話なんですが…コメントの固定機能って消えちゃったんですかね…?私の古い記憶ではあった気がしたんですけど…教えていただけると幸いです…💦