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掃除が終わって私は1人,帰路についていた
コツコツ歩いていると,後ろから物音がして思わず振り返る
そこには可愛らしい小さな生き物?ぬいぐるみ?があった
でび様みたいな存在かな,なんて軽く思いながら触ろうとすると,私に向かって雷のようなものを口から発射した
『ッ!?』
間一髪で横に避けた
『何こいつ…』
ここじゃ他の人に迷惑がかかるかもしれない
そう思った私は鞄をソイツにぶん投げて当て,挑発し路地裏まで走る
路地裏に入って暫くしてチラッと後ろを見ると,さっきのやつが何十体か増えて追いかけていた
『はぁ!?なんで増えてんの?!』
そう叫ぶと,私は自分の靴に引っかかって転んだ
まずい,足を捻った。後ろにはさっきの奴らがいる
逃げられない,そう思った瞬間場違いに呑気そうな声が響いた
髪が触手のような人「お嬢さん,大丈夫?生きてる〜?」
顔が隠れている人「どう考えても生きてるだろ
早くKOZAKA-C倒すぞ星導」
星導?「分かってますよ“小柳”くん」
小柳…?今日そんな苗字を聞いたような…
てかこざかしー?ってなに…?
それにこの人達,一体何者?服装はかなり怪しい
『貴方達は一体…』
気付けばそう声に出していた
ショウ「俺の名前は星導ショウと申します
あっちの彼は“小柳ロウ”です
俺たちはただのヒーローですよ」
そう言うのが合図かのように,2人はKOZAKA-Cというものに突っ込んで倒していた
ん?ちょっと待って小柳ロウ?今あの人小柳ロウって言った?
それって今日ふわっちとリト君と会話してた時に出て来た…
『アイの…知り合い? 』
KOZA-Cというものを倒した2人を見てそうこぼした
ロウ「おい,今アイっつったか
お前アイの知り合いか?」
ぱちくりと目の前の男の人は言った
『クラス…メイト…
あなたは…アイの親代わりの人?』
ロウ「まぁ…そう言われたらそうなのか…?」
ショウ「あれ,この子いつもライが話してた姉さんって人と似てません?」
え,ライくんの知り合いでもあるの??
ショウ「まぁ,早く帰ったほうがいいですよ
1人で歩くのは危ないので」
“じゃあ,さよなら”とだけ残して彼らは行ってしまった
一体なんだったのか,私には分からない
気付いたら,自分の部屋のベッドで横になっていた
ただ本能的に彼らが人間ではないということと,ヒーローみたいだなと思った