俺、田中 奏斗と俺の幼馴染、下原 龍也は今高校2年で学校の寮に泊まっている。︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎偶然俺と龍也は寮の部屋が一緒で今までごく普通に過ごしてきた。︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
だが、最近龍也の様子が可笑しいのだ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
今俺は授業が終わり何時もなら寮に向かうが︎ ︎ ︎ ︎これを見ている人達に龍也の様子を教えげあげたいという気持ち(めちゃメタい)が強く、今日は俺の親友松木 誠也の部屋を訪ねてから自分の部屋へ帰ることにした。恐らく…いや、確実に龍也に責められるだろう。何故か、
そんなことを考えながら俺は龍也に見つからないよう足速に誠也の部屋へと向かった
「誠也〜いるか?」
俺はインターホン越しで誠也に聞く
「おーどした?」
すぐに返答があった。流石誠也
「ちょっと遊びに来たって感じ」
「あーな、いいよ 入りな」
なんか少しカッコつけて言っていた気がするがそこは気にしない。兎に角今は思う存分遊ぼう
色々楽しんだところで時計に目をやった︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
「やっべぇ……」
俺は何故か龍也から門限が定められていて今、その門限をとっくに過ぎている。こんな事はわざとでも無かった
「ん?なにが」
俺が少し帰るの遅かっただけで責めてくるんだからこれやばいだろ。早急に撤退せねば
「俺めっちゃ大事な用事あってもう帰るわ!今日はありがとう!じゃな 」
「?お、おー!またな〜」
俺は龍也に感謝の言葉を告げると猛ダッシュで俺の部屋と向かった
「かーなーとー?遅いよ?」
俺が玄関の扉を開けるとその先には体の半分が壁にもたれかかって腕組みをしている龍也がいた。ぶっちゃけこれはいつもの事だ
「ごめん!ちょーっと遅れちゃった」
「ちょっと?全然遅いけど」
はい。そうです。今回に関しては俺結構遅いっす。
「ご、ごめん!まじで、なんか奢る!」
こう言えば大体は許してくれるが…
「無理 てか何してたの」
「友達の部屋で遊んでたら遅れました…」
ここは正直に言ったもんが吉という自分の迷言を信じて白状した。みなさん、どうですか?こいつ、結構過保護っつーか…なんつーか、やばい?
「は?」
さっきまで冷たかったこの空間がより冷たくなった。なんなら龍也から殺気を感じる
「どこの誰? 男?女だったら殺す。男だったら〆る」
これはどっちが殺されて〆られるのか?︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎俺は今日の龍也は一段と怖く何も喋ることが出来なかった
「誰って聞いてんだけど…聞いてんの?もしかして俺に言えないような奴?誰?名前は?」
この状況で名前を言ったら誠也が殺される気がする…なんとなく。
俺は命の危機と言う状況なのに急に中学校での思い出がフラッシュバックした
「なぁ奏斗〜今日どっちん家でゲームする?」
俺と龍也は中学では放課後はほぼ一緒にいた︎ ︎ ︎ ︎だが、この日は俺は違う子との遊びが先に入っていて遊べなかった
「あー、その事なんだけど…ごめん今日違うやつと遊ぶんよね〜」
俺はそう言って冷水機に向かおうと席を立つと
「は?それどういうこと? 」
急に龍也がキレ出したのだ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎俺は何に対して何でキレているのかが理解できなかった。だが、確実に龍也は俺の目を見て訴えている事から俺に喋っているということは理解出来る
「どういうことって…そんまんまだけど… ?」
俺がそう返事すると
「そんまんまって…それ誰?奏斗は俺よりそいつを優先するわけ?」
「いや、優先っつーか…前から約束してたし…?」
こう言えば話は解決するだろう。︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎そう思っていたのに……
「じゃぁ今すぐその約束断って 」
「は?」
俺は今度こそ何も理解できなかった︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎なんで重大な用事もないのに元々あった約束を断らなきゃならないんだ?ほんとにこいつのしたいことが分からない。
「無理なら俺が断って来る。誰なの?」
「は?、え、ちょ…は?」
ほんとに意味がわからない。なんで次はお前が断ることになってんだ
「もう気づいてると思うけど、俺、奏斗が俺以外の奴と遊んだり喋ってんの無理。」
より一層分からなくなった︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎なんで無理なんだ?俺はその後も色々龍也と口論をし、俺は泣く泣くその日の放課後は龍也と遊んだ。
ん、待て…最近龍也の様子がおかしいんじゃなくて…元々様子がおかしい?あ、これディスってないからな。でもなんで……
「奏斗聞いてんの?ボーってしてるけどもしかしてさっき会ってたやつのこと考えてんの」
やばい、急の中学での思い出がフラッシュバックするもんだから龍也の話を全然聞いてなかった…やっちまったぜ
「考えてないです……」
「…あ、そうかわかった……奏斗が自分から言ったんじゃないよね?奏斗が無理やり遊ばされたんだよね!」
は?何言ってんだ全然違う。なんなら俺から行った なんて言ったら殺されるのでそういう事にしとこう
「そうです…」
「はぁ…だとしたらそいつ殺さないと、俺の奏斗を襲おうとした害虫……」
はい怖い。もう龍也殺す殺す言ってて怖いって、イ○ゲームかよ。
「奏斗、さっきは怒ってごめんね?でも、そいつの家に行くことを許した奏斗も悪いよ。でも今回は許す代わりにそいつの名前…教えて? 」
なんでだよなんだこうなってんだよ!!!!
もう俺なんと言おうと逃げ道はないじゃないか今俺は誰かの名前を出さないと俺が殺される…よな?
「それはっ…いえない」
俺は友を守ったぞ。俺を褒めてくれ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎てかもう玄関にずっと立ちっぱで辛いんだが
「なんで言えないの?そいつのこと庇ってんの?」
「……」
こいつ怖すぎだろ。
「はぁ、奏斗…お仕置だね ベット行くよ」
は?え??????????なんでベット??
「っはぁッ ♡ やらぁ…ッ ごめっらしゃ っ ♡♡」
「もう他の奴と関わらない?」
「関わりゃ …ッ ぁん なぃ ♡♡ 」
「よく言えました♡」
こうして俺は龍也から一瞬たりとも離れることは出来なくなった
てかなんで恋人でもないのに………………
犯されてんだよっっ
END
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