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辛い壁 〝からいかべ〟
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#一ノ瀬四季愛され
左腕、
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紫髪
見たことないメガネの形
優しいそうな雰囲気を醸し出している
そして竹馬に乗っている
不審者の条件としては十分すぎるほどにある
けど無下にもできず、断ることもできず生徒たちは悩みに悩み、悩みまくった結果
「…近くの船場まで案内してほしいのですが」
「あぁ、是非とも案内しよう」
悩みに悩んだ結果 頼ることにした
不審者(仮)も快く承諾してくれたので少し安心した
けど竹馬で道を歩いていく姿はやはり変だ
実際見る人みる人自然と道を空けていた
その人と一緒にされるのは嫌だった生徒たちは仲間と思われないようその人と離れて歩いた
結構迷っていたようで長く歩いた
不審者(仮)は桃華月詠と言った
友達と近くまで居たらしいがはぐれたところで無陀野たちを見つけ声をかけたという
いろいろなことをペラペラと話してくれてたりそしてその内容のほとんどが“ミョリンパ先生”という人の話だった
何でもほぼ100%の確率でその占いが当たるという人らしい
だからつい
「ミョリンパ先生って人凄いんですね」
「あぁ!その通りだ!」
と並木度の素直な感想が月詠のミョリンパ先生愛を語るには十分なきっかけだった
明らかに目を輝かせそして先ほどの倍以上の熱量でその人のことを話し始めた
話をすり替えることも強制的に終わらせる術を持たない彼らはそのままひたすら話を聞かされることになった
そうしてずっと歩くことでの疲労とほかの疲労がたまっていてそろそろしんどいと思っていたら目的地であった船場に着いた
熱中的に話しながらも本来の目的はそれていなかったらしい
ある意味へとへとになった彼らの少し向こうには風に髪を靡かせながら待っている担任の姿が見えた
そして生徒達が担任の方へ歩き出そうとする前に
「あれ?一ノ瀬じゃないか」
何故か月詠が担任の名前を呼んだ
生徒が驚いている中担任は呼ばれた方へと振り返った
「月詠?何でこんな所に?」
「この子たちの道案内さ …もしかして先の戦闘の時に言っていた君の生徒はこの子達かい?」
「ん そうだな」
「やはりね しかしミョリンパ先生は凄い 君に短時間で2度も会えることを予言していた!!」
「それはお前が乗ってる竹馬と関係あんの?」
「あぁ もちろんとも 何せ今日の運勢が良くなかったからね “しかし竹馬に乗りながら1日過ごすと思い人と会える”と書いていたんだ その言葉通り君と会えた やはりミョリンパ先生はすごい!」
「思い人って…ついさっき相手しただろ まだ足らねぇの? あと桜介は?一緒じゃねぇーの?」
「足りないさ 何せ君に能力を使わせられなかったからね それと桜介とははぐれてしまってね それまでは一緒に居たさ」
その時来たときと同じ船が船橋に止まった
担任は生徒達に乗り込むように言いながら自分も船へと乗り込んだ
「へーへー またこっち来たら、な じゃあ俺らはそろそろ戻るから桜介にもよろしく言っといてくれよ」
「あぁ、言っておこう まぁ、桜介はなんでそれまでに呼ばなかったと怒られてしまいそうだがね」
「そこはうまくなだめとけ じゃまたな」
「あぁまた会おう」
船の進む音が鼓膜を刺激する中担任は変わらず前を向き何も言葉を発さない
波風により靡く髪は美しく儚く思えた
生徒達はその姿がどこか現実離れしていて担任が何故か触ったら壊れてしまいそうな脆さを感じた
その理由は分からないうえになぜそう思ったのかも分からない
まだまだ多くの謎とクエスチョンが残される担任だけど
任務終わりに触れられたあの手は柔らかい炎のように温かかった
その体温は生徒たちにとって新鮮で嬉しかったものだ
もっと強くなる
そしてあの担任の側を剥げるほどの力と関係を築く
それが生徒達の本心で今の全員の共通目標だ
学園に帰ればまた厳しい訓練が待っている
だが生徒たちは前を向き実戦を経験したことで新たに決められた覚悟が初々しいしく雰囲気に出ていた
その雰囲気を感じた一ノ瀬は嬉しいようなけどどこか複雑そうな表情を浮かべたのは知らないだろう
生徒たちはこれからも未来へと強くなるため進みに頑張るのだろう
そういえば花魁坂が一ノ瀬に月詠と仲よさげに話していたことについて聞くと
「あいつとは随分な付き合いだしそれに桃太郎の中じゃ神門の次に信頼できる奴だし」
その時生徒達は「へー、そうだったんだ」としか思わなかった
「というかあんまり知らない人に声かけられてもほいほいついて行くなよ 危ねぇこともあっから」
なんて小言を少し言われたあと
仮眠を取れと船の小部屋に移った時に気づいた
担任は 桃太郎の中で信頼できる奴の1人 だと言った
つまり今日案内してくれた桃華月詠と言う男は
「あの人桃太郎だったのーーー!?!?」
その驚きの声は部屋の中で大きく木霊したとさ
コメント
5件

おもしろい…好き
第13話読みました!竹馬の不審者(仮)がまさか桃太郎だったとは…あのテンションでミョリンパ先生愛を語る姿が可愛くもあり、でも最後の「あの人桃太郎だったのーーー!?!?」で生徒たちの驚きが伝わってきて笑っちゃいました🤭 一ノ瀬先生の複雑な表情や、生徒たちの「もっと強くなる」という決意も温かくて、キャラ同士の関係性がじわじわ広がっていく感じが好きです💫