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佐野side
今、私は仁人から詰め寄られています。
🩷「あのぅ、ナンデコンナニワタシツメラレテルンデスカネ?」
💛「あ゛ぁ゛?」
ちょっと怖いんですけどー
なんでこんなにこの人ご機嫌斜めなんですか?
ちらりと太智に助けを求めるが、彼はさっきの俺と柔太朗の姿が面白かったらしく話を聞いていない。
うるさく笑う太智に痺れを切らした仁人が2人を探すように太智に命令し、楽屋から追い出した。
ソファにボスっと座る仁人が 横をバシバシ叩いている。
座れってことか。
逆らうと余計面倒なので、奴に従うことにする。
若干の沈黙の後、仁人が口を開いた。
💛「お前、柔太朗のことどう思ってんの?」
何とは言わないが、確信をついたその質問に身震いをしてしまう。
どう言うべきだろうか。
本当の気持ちを伝えてもやめておけと反対されるに決まってる。
仁人はM!LKの未来が良くなるようにいつも客観的に物事をみている。
俺が柔太朗を好きでいるということは同じグループで活動する上で足枷になる可能性がある。
それに柔太朗はそれを求めていないことは明白だ。
🩷「可愛い弟ってかんじ?」
💛「…」
🩷「さっきのあれは事故だし…
メンバーに変な気もたねぇよ」
💛「本当にそれでいいんだな?」
🩷「おぅ」
💛「ならいいや」
そういうと仁人はトイレに消えていった。
解放された。
張り詰めていた緊張の糸が解ける。
急に重くなった身体を背もたれにつけ、これで良かったんだと自分に言い聞かせた。
山中side
楽屋に戻ると仁ちゃんは居なかった。
ソファにグダっと座る勇ちゃんのところへ行くと勇ちゃんが立ち上がった。
🤍「突き飛ばしたりしてごめん」
🩷「こっちこそ、無理矢理すぎた」
普段の凛々しい眉毛が下がり、申し訳ないという顔で俺を見つめる。
🤍「嬉しかったよ…」
俺は本心を伝えたかった。
でも、勇ちゃんが好きという言葉はどうしても口から出てこなかった。
🩷「俺も別に気にしてないし、お前も気にすんな」
あ、突き放された。
やっぱり勘違いだったんだ。
涙が溢れそうになる。
🩷「カレーのシミ取れるといいな」
限界だった。
ちょっとトイレと伝え、楽屋を出て走り出す。
途中で仁ちゃんとすれ違った気がする。
柔太朗?と呼ばれたがこの顔を見せたくなくて、トイレへと駆け込んだ。
個室に入ると口を押さえて思いっきり泣いた。
嗚咽がするほど泣いていた。
トントンと個室のドアを叩く音がする。
誰かに聞かれていたんだ。
💛「じゅう?大丈夫か?」
仁ちゃんだ。
💛「開けれそうなら開けて?」
いつもの数倍優しいトーンで話しかけられている。
その声に甘えて俺は鍵を開けた。
💛「なんて顔してんだよお前」
心配そうに、でもどこかいつも通り馬鹿にした感じの言い方をしてくる仁ちゃんに少し心が救われる。
💛「勇斗か?」
核心をついてくる。
答えに困っていたら頭を撫でられた。
💛「大丈夫、あいつはお前のこと嫌いなはずない。」
🤍「仁ちゃん…」
💛「素直じゃねーんだよ」
最年長のくせにめんどくせぇよなと言い、ティッシュを差し出された。
💛「とりあえず涙拭け」
そのぶっきらぼうないつもの態度に安心する。
🤍「ふふっ」
💛「なんで笑う?」
🤍「だって仁ちゃんチャック開いてるし」
よかった、いつもの自分に戻れそうだ。
また、元に戻ればいいだけなんだ。
そう思うと少し気が楽になっていた。
コメント
2件
あ゛〜〜〜〜!!!! しんどすぎる!!!😭💔 佐野sideの仁ちゃんの圧、怖いけど仁ちゃんのグループ想いが伝わってくる…「本当にそれでいいんだな?」の一言が重すぎて無理。そして山中side…「嬉しかったよ」からの「カレーのシミ取れるといいな」でブワッてなったよ…泣くよねそれ!!😭✨ でもトイレで仁ちゃんが優しくて、最後のチャック開いてるでちょっと笑えたのもエモい…感情ジェットコースターすぎてしんどいです大好きです!!🫶💕