わんく
・nmmn、びーのえるに御理解がない方は今すぐ回れ右。
・ご本人様には全く関係ございません。
・NO パクリ
・何か問題があれば、コメントまで。
・実況者の💚さんと💛さんの物語。
リクエストあればお待ちしております〜
💚「」
💛「」
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💛「ぷりちゃん〜俺コンビニ行ってくるわ」
そう声をかけると、先程までテレビに夢中になっていた相手は呆気なく直ぐに視線をこちらに向けた。
💚「俺もついて行くわ」
💛「なんか欲しいもんあるなら買ってくるけど」
てっきり何も言わずに送り出されるものと思っていた為相手の返事に結構びっくりした。
俺がそう言うと、言いにくそうに口をもごもごさせた後
💚「あっきぃ、しんぱいだから」
💛「ぷりちゃん、俺子供じゃないんだからさ〜」
相手の返事に思わず吹き出せば、軽くあしらう様にそう答える。
ぷりちゃんも流石に笑わざるを得ないようだ。
💛「まあ、そこまで言うなら一緒に行こ」
💚「よっしゃあ!」
ほんとにおもしろいな〜、ぷりちゃんは 。
家を出ると、思ったよりも景色が真っ暗で思わず目を細める。
ぷりちゃんとゲームを始めたのがお昼だったはずなのに、もう既に夜は更け始めている。時間の経ち方は恐ろしい。
暗い闇の中でもふんわりと優しい光が頭上からかかる。
💛「あ、ぷりちゃん!見て!」
綺麗な満月。心做しか、いつもより近くにあるように感じる。
雲が一切かかっておらず、写真で映そうな…こういうのをエモいというのだろう。よく分かんないけどね。
💚「うお、凄〜!!」
満月を見て子供のようにはしゃぎ始めたぷりちゃん。
ぷりちゃんの整った横顔が月の光に照らされている。その姿がどこか幻想的で、いつも以上にどきっとする。何故か、目を離せば消えてしまいそうで。
ぷりちゃんは少しの間そんな声をあげていたが、ふと思いついたように目を開き此方を少し改まって見つめた。
疑問に思い、ぷりちゃんの方に視線を向ければ何故か真剣な顔をしており
💛「ん、どした?」
💚「…」
俺の質問にも答えず目を泳がせている相手。
俺が少し首を傾げると何か決心したようでこちらをじっと見つめる。
💚「あっきぃ、」
💚「月が綺麗ですね」
何を当たり前のことを…と言おうとした口を閉じる。
ぷりちゃんの真剣そうな顔。
よく聞くこの言葉、まさかぷりちゃんはそういう意味で言っているのだろうか?
俺に?あっきぃに?
…
💚「え、あ、あっきぃ?!」
💚「泣くほど嫌だった…よな、ごめん、無かったことに…はできんかもやけど」
返事なんかの前に先に溢れ出てきたのは言葉ではなく涙。
なんでだか分からないが涙が止まらない。
ぷりちゃんが俺の意思とは全く正反対の捉え方のまま自己完結しようとしていた。
それだけは避けなければ、と俺は相手の袖を掴んだ。
瞳孔を開いた相手。
溢れるほど流れる涙とは裏腹にからからに乾燥した口のまま途切れ途切れでゆっくりと言葉を述べる。
💛「ぷりちゃ、ん」
💛「俺にとって、月、は、ずっと、綺麗 だったよ」
言葉を失った相手。
暗闇に2人の不規則な呼吸音だけがこだまする。
💚「信じて、いいんだよね、その言葉」
俺はこく、と大きく頷いた。
その途端、ぷりちゃんは俺の事をぎゅっと抱きしめた。
強くて息が出来なくなるほどに抱きしめられても嫌な気分は不思議としなかった。
私にとって月はずっと綺麗でしたよ
『あなたのことをずっと想っていました』
fin
コメント
4件
僭越ながら…♡を500にさせていただきました…(・:゚д゚::)ゼェ…ハァ…
いいっすね……最高っす