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■本編(R-18、抜粋風描写)
——重い。
夢の中で、そう思った瞬間にはもう現実だった。
「っ…ん……ぅあっ…?」
寝ぼけ眼をこすろうとした腕は、がっしりとした手に押さえられて動けない。
視界の先には、鍛え上げられた広い胸板と、すぐ上にある鋭い視線。
「おはよう、じゃないな。……寝顔、可愛すぎて我慢できなかった」
低く、喉の奥で転がすような声。
そこから先は、言葉も息も押し潰される。
ぐぷっ……ずちゅっ……ぬぷっ……
「やっ…やだっ、ちょっ…まって……それ、入ってっ…♡ん゛っ、あっ、♡」
「寝ぼけてる? もうさっきから奥まで突いてるよ」
「うそっ…♡や…だ、そこ、そこ奥っ♡♡」
腰を逃がそうとしても、大きな手が太ももごと押さえつけて逃がしてくれない。
そのまま、ずん、ずん、と深いところを、迷いも容赦もなく貫かれていく。
「ナカ……圧迫されてる…っ♡やば、そこっ…あたってるっ…♡あ゛っ♡あっ♡」
「寝込み狙ったのが悪いんだろ。ぜんぶ、責任とって……出すよ」
「やだっ、中は…だめっ♡だめってばっ♡あっ♡あっ♡あ゛っ♡♡♡」
ドクッ、ドクン……と脈打つ熱が、ずっぷりと注がれた瞬間。
ぴくんと痙攣して、逃げる力すら失って。
最後に、ぐちゅっ、と奥をかき回された時には、
涙を浮かべながら、彼の腕にしがみついていた——
■後日談
——まぶたの裏が、まだじんじんしてる。
体の芯も、どこかふわふわしていて、まるでまだ夢の中にいるみたいだった。
「……ぅ、ん……」
「おはよ、よく寝てたな」
低く甘ったるい声と一緒に、ふわっとあったかい匂いが鼻をくすぐる。
気だるい体を反射的に丸めると、背中から腕が回って、がっしりと抱きすくめられた。
「っ……! ちょ、ま、や、離せっ……!」
「ん? まだ疲れてんのに?」
「ちが、ちがっ……!」
「じゃあ……もう一回、いけるってこと?」
耳元に囁かれて、ゾクリと背筋が震える。
腰のあたりが思い出したようにずくずくして、つい喉から変な声が漏れた。
「や、やだって言ったのに……中……いっぱい……」
「うん、知ってる。いっぱい出した」
「なんで嬉しそうなんだよっ……っ、あ゛……!」
昨夜の、あの熱くて重たい感覚がまだ抜けていない。
「そんな可愛い声で反応されたら、またしたくなるだろ」
「っ……やだ、もう……ムリ……」
「……じゃあ、今日は優しくするから。な?」
言いながら、手はもうじっとしてない。
指先が、腰から太ももへとゆっくり撫でて——
「お前、ほんと雑魚だな。好きすぎる」
「うる、さい……っ」
くしゃくしゃの髪を撫でられながら、ぼそっと呟く。
(……こいつがデカくなけりゃ、絶対負けてないのに……)
けれどその悔しさも、唇を甘く塞がれて溶かされていく。
今日も、ずぶずぶに甘やかされながら、またダメにされるんだろうな……って、わかってるのに。