テラーノベル
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rttt
詳しい注意書きは1話をご覧下さい。
不穏、少し病み要素
※御本人様に一切関係ございません。
この先伏字なし
🌩️🦒→『』
🤝→「」
🐝🤣→〈〉
🍱🦖→《》
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🌩️🦒side
あの日の出来事から今日で早半年。
最近のテツは前より調子も良くなってきて
少しずつ戻ってきてはいる。それに俺達は
安心し切っていた。結構時間も経っている
し、テツ自身も少しグレアを放たれても
怯える程度で過呼吸を起こすまでは
いかなくなった。その変化が俺達を安心
させ切ったんだ。
最近の皆は任務やら配信やらでとても
忙しい。俺もテツに構ってやれないぐらい
忙しい。忙し過ぎて各自の家に帰る暇も
ないので拠点にこもっている。皆同じ
場所に居るので顔ぐらいは見るはずだが
それすらもない。本当に多忙すぎて今
どうしているかとか、テツがまた大変な
目に遭っていないか等一つも知れない。
テツに感じては何かあったら連絡ぐらい
寄越すだろうと思っていた為来ていない
という事は何もないと判断していた。
それがいけなかったのだろうか。
少しでも気にして自分から連絡をして
いたら何か変わっていたかもしれない。
昨日の夜の事。
皆今日は任務ばっかりでとても疲れて
いた。帰ってきたら戦闘で汚れた身体を
風呂場で洗い流しあまり喋る事もなく
各自寝室に向かった。俺を除いて。
少しやる事が残っていた俺は一人リビング
で作業を始める。皆普段は騒がしいのに
寝る時間になるとその騒がしさが嘘かの
ように静まり返る。最近なんて忙しくて
疲れていた為騒がしいなと思う事が
なかった。少しあの皆が恋しいななんて
思いつつも手を進める。時々欠伸を
しながらも眠気覚ましに珈琲を飲んでいた。
作業をし始めてからだいたい一時間が
経った頃だろうか。もう皆はとっくに
寝ていて夢でも見ている頃だろうと
思っていたら少し遠くから足音が聞こえる
事に気付いた。その足音は少し速めで
トイレにでも行きたかったのかなんて
思いあまり気に止めていなかった。
また作業を再開しているとその足音が
段々とこっちに向かって来ている事が
わかった。何かリビングに用事でもあった
のかとか、霊的なそういう類なのかとか、
若しくは敵か?!、なんて色んな可能性
を考えていたがその足音の正体が俺の
目の前に止まり考えていた可能性の
選択肢にあるものではなかった。俺の
目の前に現れたのはテツだ。まだ
起きてたのかなんて自分にも言える事を
思いつつもテツを見た。
「テツ?どうした??」
そう声を掛けてやると少しだけ肩が
跳ねた。よく顔を見てみると顔色が悪い。
「テツ、本当にどうした、?」
「顔色悪いぞ。体調でも悪いか?」
忙し過ぎて身体でも壊したのかと聞いて
みる。だが返ってきた言葉は思っても
いなかった事で。
『…ちが、っ体調は、わるくなぃ、』
「じゃあどうしたんだよ?もう夜遅いぞ。」
『……ッ、ゆめ、』
「?夢??」
『…、こわぃゆめみたの、っ』
「怖い夢?」
『ぅん、…ぼくがたすけたひと、とか、』
『こまってると、おもって声かけたひととかが、っ』
『ぼくのこと、っ連れていこぅとしたの、っ』
多分過去にあった事を言いたいのだろう。
まさか夢にも出てくるとは思って
いなかった。それとあの日敵の攻撃で
テツと離れて見つけた時に居た彼奴テツ
が困ってると思って声掛けた人物だった
のか。テツは優しいなと思いつつ、テツの
優しい心を踏み捻りやがってとも思いつつ
テツが一生懸命に話している言葉を聞く。
『ねぇ、りとくん、ッ、こわいよ、』
『もぅ、ぼくねたくなぃ、ッ、』
「そうだな、怖いな。寝たくないな。」
「でもテツ最近まともに寝れてねぇだろ?」
「今の内に寝とかねぇと寝不足で身体壊すぞ」
『…うぅ、、だけど寝たくないょ、』
『またあのゆめみたくない、っ』
「見たくないのはわかるけどさ、…」
「あ、じゃあさこれとかどう??」
「俺と一緒に寝るの。そしたら怖くねぇだろ?」
『…いいの、??』
「いいよ笑テツがそれで安心出来るなら」
『…じゃあ、そうする、』
「おし、決まりな」
「ちょっと待ってな?これ終わらせちまうから」
『ぅん、ごめんね、急かして、』
「いいんだよ。テツの為だし。」
「あとそれにもうすぐ終わりそうだったしよ」
『そか、…』
『……、』
「…おし、終わった。んじゃ行くか」
『!、…うん、』
「んじゃ、寝るか」
『…うん、、』
「大丈夫だって。俺が居るから。」
「手繋いで寝るか?」
『!…うん、繋いで寝る』
「はいはい笑」
テツがいつまで経っても不安そうな顔しか
しないので一つ提案してやると少し顔を
明るくさせた。テツの手を握り、指を
絡ませた。テツも絡ませてくる。少し
頬を赤く染めているのがとても愛おしい。
少し不安な顔をしつつも目を閉じている
テツ。このまま安心して眠れたらいいけど。
暫く経った頃、俺は眠れないのでスマホ
を弄っているとテツがモゾモゾしながら
俺の名前を呼んだ。
『…、リト君、』
「ん、どした。まだ寝てなかったのか。」
『ごめん、…やっぱ寝れなくて、』
「そっか。…ん、おいで。」
テツを俺の胸元に来るよう促す。
『ん、……リト君あったかぃ、』
「寝れそうか?」
『ぅん、たぶん……、』
「良かった。」
テツの頭を撫でる。
『ん、ぅ…リト君の心臓の音落ち着く、…』
「んふ笑そうか。」
少し眠そうにしているテツの頭にキスを
落とす。嬉しそうにしているテツは
すごく可愛い。少し虐めたくなってしまう
が、ぐっと堪える。
「おやすみテツ。いい夢見ろよ」
『ん、…おやすみりとくん、、』
相当眠かったのかふにゃふにゃした
口調で言われた。本当に何をしても可愛い
奴だな、なんて考えながら俺はまだ寝れ
そうにないのでスマホを再び見る。
そうしているといつの間にか俺は寝落ち
していた。自分のスマホのアラーム音で
起こされ窓を見るととても明るくなって
いた。少し開いているカーテンの隙間から
光が差し込んできて寝起きの自分には
目が痛くなる程眩しい。俺の胸元で心地
良さそうに寝息をたてて眠っているテツ
を見て何だかすごく安心して、愛おしい
テツを優しく抱き締め額にキスを落として
から俺も再び眠りについた。
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遅くなってしまって本当にごめんなさい!!
やっと書き終わりました🥲何か少し物足り
ない気もしますがこれでこのお話は完結に
したいと思います!!まだまだ下書きは
たくさんあるのででき次第出していきたい
と思います!!!☺️このお話も楽しめて
いただけてましたら幸いです🙇♀️
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